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海の下の青い世界〜スキューバダイビング〜

 こんにちは!現在うつ病で離職中の元看護師、二の腕ぷに子です!
 昨日の、実際にあった病院の怖い話と同じように、今日も闘病記から離れてゆるっと雑談していきたいと思います!


 病気になり、コロナ禍を迎え、しばらくダイビングには行っていませんが、かつては夫と一緒にダイビング旅行に年3~4回行っていました。


 小さい頃から水が好きで、お風呂プールには一人で何時間も入っていましたし、海水浴もプールも大好きでした。
 人魚姫に憧れ、リトルマーメイドなんて何度見たかもわかりません。


 そんな私がダイビングにハマったきっかけは、高校生の時、修学旅行で行った沖縄で体験ダイビングをした時でした。
 他にもアクティビティはいくつか選べたはずなのですが、忘れました(笑)
 インストラクターさんにタンクを上から持ってもらって、ゆる〜く海中散歩。
 今思うと透明度はそんなに良くなかったのですが、初めて見る海の中の世界はすごくきれいで魅力的で、水の中で息ができるのも新鮮で、一瞬でダイビングの虜になりました。


 しかし………学生にはお金がない!!(笑)
 いつか絶対ダイビングのライセンスを取るぞ!と決めてから、実際にライセンスを取ったのは、結局その数年後。
 看護学生時代のことでした。
 看護学生というのはとにかく忙しく、昔より覚えることは年々増えていくのに学校に通う年数は変わらない。
 数日徹夜することも珍しくなく、みんな病んでいました。そしてそれは私も例外ではなく、疲れきった頭でこう思ったのです。


「そうだ、今こそ海に行こう!!」(何で?)


 何人か他の学生を誘ってみたのですが、ライセンスを取るのにかかる費用を知るとみんな途端に尻込みしてしまいます。
 まして当時住んでいたのは北海道。普通の海水浴にも馴染みがないどころか、プールの授業がないところさえ珍しくない環境。
 一度海の中の世界を知った人間と知らない人間じゃ、やる気に差があるのも無理はないよね〜!
 そう考え他の人を誘うことは諦めましたが、私自身は諦めませんでした。一人でダイビングショップへ向かうことにしたのです。


 一緒にライセンスを取った生徒さんはたった一人。
 旦那がダイビングをやっているからやってみたいけど、自分はカナヅチであんまり自信がないという女性。
 とりあえず水に顔をつけられるようになってから来ました!と言っていたのを覚えています。
 座学を終え、私は初めてのプール講習を難なくこなしました。初心者にしては、中性浮力(水の中で浮いたままバランスを取ること)がめちゃくちゃ上手かったのです。
 私…………天才では〜!?とテンション上がりまくりでした。
 そして、海!久しぶりの、海!
 海洋講習は、北海道のほぼ端っこの、積丹(しゃこたん)半島というところで行われました。
 いざ潜ってみると…………ウニ!ウニ!ウニウニウニウニ!そして…………海底一面の真っ黒な…………ウニ!(笑)
 色とりどりな熱帯魚の多い南国とは違い、北国の海のお魚は、大体暗い色合いなのでした(笑)
 おいしいけどね!(笑)
 海から上がってきて、その場で焼いて食べたスルメの一夜干しも、やわらかくてとーってもおいしかったのを覚えています。
 一緒にライセンスを取りに来た女性も無事にライセンスを取れていました。


 結局その後は学業が忙しく、学生のうちにファンダイビングに行けることはありませんでした。
 そんな私が本格的にファンダイビングをするようになったのは、上京し、看護師になってすぐ、夫と結婚してからです。
 半ば強引に夫にダイビングライセンスを取らせ、海外も国内も本当に色んなところに行きました。
 私はジンベイザメやマンタ、ウミガメなどの大物が好きで、夫は地形が好きなようです。もちろんワイドもマクロも大好きです。


 透明度が高いのはわかっているのですが、寒い時期のダイビングが苦手なので、ドライスーツでのダイビングはあんまりやったことがありません(ライセンスは一応持っています)。
 海の中に入った瞬間、ウェットスーツの中に冷たい水が染み込んできて、それが体温でだんだんと温められて馴染んでいくのが最高に気持ちいいんです!
 高所恐怖症でも、翼がなくても、海の中なら自由に飛べる、あの心地良さ!
 無重力に限りなく近い状態で漂っては、戯れにお魚を追いかけたり、時々白砂の海底にのんびり寝転んでチンアナゴを眺めたり、スイミーみたいな小魚の群れに圧倒されたり、うまく小魚を追い込んでハナヒゲウツボにごはんをあげたり、ホンソメワケベラに耳をくすぐられたり、ニモにかじられたり、悠々と泳ぐジンベイザメに感動したり…………一瞬で変化していく海から、一時だって目が離せないのです。


 海の中で、私は楽しすぎてついつい笑ってしまいます。そしてそのせいでマスククリアを頻繁にする羽目になります。ついついテンションが上がりすぎてぐるぐると何度もでんぐり返しを繰り返して、インストラクターさんを驚かせたりしてしまったこともあります。


 のんびり夫と手を繋いでする海中散歩。
 夫に腎臓をあげられたら、私の病気が治ったら、お金がたまったら……………いつかまた行ってみたいものです( *´꒳`*)


 今も潜っているダイバーさんが、なんとなくこの記事で初心を思い出してわくわくしてくれたら嬉しいです。
 今年の夏も、ダイバーさんたちが楽しくダイビングできますように!



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