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なぜ統失 第8部「寛解後&非言語 催眠編」(21)統合失調症患者の生い立ち✨『鉄工所⚒️退職編』

統合失調症を発症する要因として、

遺伝的要素以外に、

その人の生い立ちが深く関係して居るのではないかと語る人がいます。

僕の親族に、精神的な病を患っている人は一人も居ません。

今回も前回に続いて、

僕の生い立ち、

退職迄について語って見たいと思います。

前回のお話⬇️


※前回の続きのお話です。

リーマンショック後の急速な景気の悪化で、

新規事業は白紙となり、

残された従業員達は、

ちりじりに他の部署に配属されて行きました。

僕が新たに配属された部門は鉄鋼部門です。

町工場の鉄工場をそのまま大きくした様な工場で、

腕利の職人達が、

営業職から手渡された設計図通りの物を、

様々な工作機械を駆使し、

手作業で作り上げて行きます。

回転する刃物がある工作機械、プレス機、溶接機、クレーン作業、

など、さまざまな工程で、

危険が身近に迫る業務です。

実際に指を飛ばした人の話を聞いたり、

クレーンから物が落下するのも目撃しました。

そんな事件が起きても、

なお、軍手をしたまま旋盤などを扱う、

超ベテラン猫さんが居ます。

※軍手ごと巻き込まれ手が飛んだ事案が有る。

会社を辞められると困るので、

易々と口を挟めないそうです。

ここの現場猫さん達、

皆とても頑固で肝がすわっています。

ここに配属されてからは、

様々な現場系の技能講習を受け、

(大部分は既に受講済みでした)

機械加工にまつわる知識を独学で身につけました。

(帰宅後に勉強しました)

後は、実際に工作機械を手で触り、身体で覚える事になります。

先輩現場猫さんに、実際の仕事をしながら教えて貰いました。

ここに持ち込まれる仕事は、

ワンオーダー(一点物)がメインで、

毎回、段取り(仕事の手順)を、

考えながら作業をこなして行きます。

実際の仕事をしながらで無いと身につかないと言われました。

練習でやってみるという概念は有りません。

良く分からない仕事の手順を、

先輩猫さんに尋ねると、

「自分で考えてやってみろっ!」

てな感じで、見放されるので、

自分の考えだけで、

渡された図面通りの物を作り上げて行きます。

ポカ(ミス)をやらかす事はしょっちゅう、

取り返しのつかないミスをして、

文房具を投げつけられる事もありました。

(昔はスパナを投げつけられたそうです)

不思議な物で、

こんなやり方でも、暫くやっていると、

ある程度、簡単な仕事はこなせる様になっていました。

先人からの教え方の知恵なのでしょうか。


こんな感じの職場なのですが、

時はリーマンショック直後、

中々仕事の依頼が入ってこないんです。

ベテラン勢の猫さん達は、

終業時間中にも関わらず、現場の隅っこで、

タバコを吸いながら雑談を交わしています。

ベテラン猫さん達は、

超絶技能を身につけているので、

会社もそう易々と首を切りません。

むしろ、引き抜きを恐れている様でした。

僕は、まだぺーぺーの新人猫さんなので、

大胆に雑談に加わる訳にも行かず、

※タバコを吸わないので加われないと言うのも有ります

工作機械のメンテや、

構内の清掃を自発的にこなしていました。

それでも時間は余り、

ぼぉ〜っと突っ立っている訳にも行かず、

ペンキ塗りや構内の整理整頓で時間を潰しました。

こんな状態が一年以上続き、

『こりゃ、もう駄目だな』

てな感じで退職を決意したのでした😩

※元の職場の従業員も既にほぼ退職していました。


その後は、過去の記事のお話に繋がります。

※NOTEを始めたばかりの記事で文章が拙いです。

確かに、終業時間中はストレスを感じでいましたが、

残業も休日出勤も無いので、

相変わらず、アフターはとても楽しく、

優雅な生活を過ごしていました。

ストレスは家に持ち込まないタイプです☺️


ここまでのお話で、

発症(統合失調症)の時まで、

残り約一ヶ月を切りました。

次回は「生い立ち編」最終話、

『退職後〜スズケンとの出会い』

までについて語りたいと思います。


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