前回の続き。

今回は、開放病棟の日常について語りたいと思います。

起床時間は朝の６時です。

就寝時間は夜の９時なので、
９時間睡眠という事になります。

開放病棟の患者さんは、
寒がりのお年寄りが多いせいか、

夜間の暖房が強めに設定してあるような気がします。

暑くて寝苦しいので、
パンツ一丁になって毛布も被らずに眠りについていました。

閉鎖病棟はこんなに暑く無かったと思います。

翌朝に見回りに来た看護師さんに、
パンツ一丁で寝てることをよく笑われました。

僕が入院していた病室は、
僕以外の全員が朝の早いお年寄りです。

朝５時前には起きてラジオ聞いたり、
患者さん同士で雑談を楽しんでいました。

僕はというと、
うるさいなぁと思いながらも、
眠たいのでベッドの中で微睡んでいました。

朝目覚めると、
まず体温計で自分の体温を測り、
床頭台に貼られている紙にその日の体温を記入します。

僕は測るのがめんどくさいので、
適当に３６度代の数字を記入していました。

お年寄り連中も、
老眼でよく体温計の数字がよく見えないらしく、
適当に記入していると言っていました。

８時になると朝食の時間です。

みんなで２階の食堂に移動し食事を取ります。

食事が終わるとすぐにOT活動の時間です。

身体が動く人は、
そのまま食堂の掃除をやらされます。

掃除が終わると、
身体が動く方の患者さんの中で、

僕だけが、
楽な方のOT活動に合流することが出来ます。

他の人は外で畑仕事です。

『詳しい事は、なぜ統失 第６部 ⑭ をご覧ください』

楽な方のOT活動に参加する人は、
杖をついているか、車椅子か、乳母車を押しているか、

まぁ、ほぼ全員まともに歩けないお年寄りの人です。

OT活動の内容も、
幼稚園のお遊戯レベルです。

２時間程度で活動時間は終わり、
（もしかしたら１時間半だったかも？）

１１時（１０時半？）には病棟に戻ります。

１２時になると、
また食堂に移動して食事を取ります。

食事が終わると、
昼からは何もやる事はありません。

僕はほぼ毎日外出許可を取って、
外でスマホで遊んでいました。

『詳しい事は、なぜ統失 第６部⑬ をご覧下さい』

晩御飯は夕方６時です。
また食堂へと移動します。

暇な空き時間は、
外出中にブックオフで買った本を読んで過ごしていました。

夜９時になると消灯就寝となります。

続く。