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なぜ統失 第8部「寛解後&非言語 催眠編」④精神科の入院で療養なんて出来る訳無い!!

前回の続き⬇️

「病棟でゆっくり療養してみませんか?」

こんなセリフを、
精神科の医師、又はスタッフから言われた事が有る方も多いのでは無いでしょうか?

僕の知り合いの患者さんも、
僕と同じく親との折り合いが悪いそうで、

こんな感じの事を言われたそうです。

この患者さん、
精神科に入院した経験が一度も無いので、
病棟の内状の酷さを知りません。

デイケアのメンバーさんと、スタッフを交えて、
この患者さんと、今度入院する事になったと言う話をしました。

「辞めた方がいいよ、絶対入院したら後悔するよ」

「まぁ、ゆっくり休んできんさい」
⤴︎スタッフのセリフ

「あんな所でゆっくり休めるかいっ!、ぎゃーッっ、て叫ぶのもおるし、隣に付いてきて何時間でも話すや奴とかもおるし」

「頭がおかしくなるよ」

「そうよ ホントよ」

どういう風にスタッフに説得されたのかは知りませんが、

この患者さん、任意で入院する事に決めてしまいました。

「まぁ、任意だから出たくなったら出れるから」

僕は、親が迎えに来てくれないという理由で、
任意なのに退院出来なくなった患者さんを知っています。

⬆️この小ちゃいおばちゃん、
僕の退院が決まった時もまだ病棟に居たので、

少なくとも半年以上入院していた事になります。

結局、この患者さんは、
一泊入院しただけで懲りたそうで、

直ぐに退院させて貰えたみたいです☺️


閉鎖病棟の実状

結局、病棟では頭のおかしくなった人間が、
寝泊まりしながら、一緒に共同生活するので、

正常な人間でも、
入院が長期間に渡ると、

頭がおかしくなってしまうかもしれません。

病棟内では、

患者さん同士の罵り合いや喧嘩は勿論、

ゆすり、タカリ、

窃盗などが日常的に行われています。

警察が介入出来ないので無法地帯と化しています。

スタッフの目が有る所でこういうトラブルが起こると、

問題を起こした患者さんは、

速やかに拘束され、

保護室にドナドナされてしまいます。

喧嘩に巻き込まれた患者さんもドナドナされてしまうので、巻き込まれないように注意しましょう。

スタッフの目が届かない場所でトラブルが起きた場合、

こういう事が有ったと訴え掛けても、

基本スタッフさん達はスルーです。

ここでの窃盗は当たり前の事なので、

下着から日用品まで、

持ち込んだ物全てに自分の名前を記入する決まりになっています。

僕も良く、目を離した隙にお菓子を盗まれました。

最近は、眼鏡にまで名前を記入しないといけない決まりになっているそうです。


就寝時間となり、
病棟内が少し静かになると、

保護室の方から、
泣き叫ぶ声が、
一段と大きく鳴り響いて聞こえて来ます。

「出せぇぇ〜っ!!、ここから出してくれぇぇ〜ッ!!」

「お願いですっ!!、出して下さい!!、お願いしますっ!!」

ちょっとしたホラーです💀😱

一晩中ブツブツと独り言を言う患者さんや、

いびきが煩い患者さんも居るので、
中々寝付く事が出来ません

僕は、毎晩の様に眠剤を貰いに行ってました。
⬇️


もし、この記事を読んだ方の中に、

精神科に入院して、
暫く療養してみようという方が居たら、

もう一度、良く考え直して貰いたいと思います。

次回へ続く。


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