見出し画像

なぜ僕が統合失調症を発症したのか?その原因㉓完結編。ついに入院!

前回の続き

僕は、両親に連れられて精神病院に到着しました。

診察室に通されて現れたのは、

80は遠に超えてるであろう、
腰の曲がったヨボヨボのおじいちゃん先生。

乳母車を押しながら、
お付きの看護師と共に現れました。

名前は仮に、アタオカ先生としときましょうか。

この先生、眼光だけは鋭く、
睨みつけるように僕を観察していました。

僕は、相変わらず鈴木の気功で攻撃を受けていました。

このヨボヨボのアタオカ先生が、
いかにもな雰囲気を醸し出していたので、

この人、有名な気功師で僕を助けてくれるんだ!

こんな感じの変な妄想が出ていました。

悪魔の幻聴は、相変わらず強烈に僕を攻撃して来ていました。

僕は、催眠術の施術をしてもらったこと、
それから、その術者とトラブルになり、
おかしくなったことを、
パニック状態で説明しました。

ネットや苫米地博士の本で調べた事や、
催眠術に関する専門用語を交えて説明しました。

隣に居た看護師が一言。

「高度な催眠術ですね。」

とだけ言ったのを覚えています。

体感で、10〜20分くらい話したと思います。

アタオカ先生はついに、

最初から最後まで一言も口を開きませんでした。

実は、ここの院長先生なんです。

退院した後で、うちの母親が、

「頭がおかしいかどうかは眼を見れば分かるんじゃけぇ。」

「先生は長年やっちょるんじゃから、眼をみりゃぁ分かるんじゃけぇ」

とよく言います。
多分この先生が吹き込んだのだと思うんですけど…

{もしくは、先生がずっと喋らないで聞いてただけだったから、母親が勝手にそう解釈したのかも…}

このセリフ、今でも言ってきます!

ちょっと目を掻いて、
瞼が二重にでもなってようものなら、

「眼がおかしい!調子が悪いんじゃろう!」

と、すぐ言うので
病院に言いつけて僕を入院させるんじゃ無いかと、

毎回、ガクガクブルブルして
絶望的な気持ちに陥ります。

僕がちょっとでも気に入らない事をすると、
こんな感じで入院をちらつかせて、
脅して来るので、

なるべく母親と関わらないように、
ご機嫌を取りながら生活する毎日です。

最近、相手にしないのが一番だと気が付きました。

閑話休題。

診察が終わると、
僕は、付き添いの看護師に連れられて、
重々しい施錠されたエレベーターのドアをくぐり、
閉鎖病棟へ入院する事となったのです。


なぜ僕が統合失調症を発症したのか?その原因
第一部 完

to be continued…







この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?