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竹林整備の重要性(第1弾)

 竹から生まれたかぐや姫、日本最古の物語と知られる竹取物語の主人公、かぐや姫は日本の神聖で情緒あふれるな竹林から生まれた美しい姫という印象が強いのではないでしょうか。今、日本の神聖な竹林と思われていた場所は、悲しいことに放置竹林として姿を変えてしまっています。


 このブログ(第1弾)では、地域の方々が放置竹林の問題解決に向け、様々な角度から竹を利用した新商品を考案し、新たな商品へと生まれ変わらせている方々に焦点を当てて書いていきたいと思います。

①「幼竹」をメンマとして生まれ変わらせる 
②竹の炭を加えた甘いスイーツ!


 幼竹を利用してメンマを生産している方がいらっしゃいます。少し前までは、タケノコとして食べることができないまでに大きく育った「幼竹」は廃棄されていました。しかし、幼竹を国産メンマとして生まれ変わらせていることをテレビで知り、メンマを作り始めたとのこと。日本でも国産のタケノコを使ったメンマは少量となっており、国内消費量の99%は中国や台湾となっています。今後どうにか、国産のタケノコを使用したメンマを多く生産できる時代が来るようにと頑張り続けている方達がそこにいました。
 日本では、タケノコ生産者とタケノコを加工する会社が遠距離であることから、生産率が伸び悩む原因となっています。
 タケノコ農家が「幼竹」を全国に出荷し、製造・加工会社がタケノコ農家により出荷したメンマの原料となる「幼竹」を購買・調達できる環境が整うことで、少しづつ国内消費量を高めることができるのではないでしょうか。



 大学生達が地域おこし協力隊と連携し、地域の放置竹林を解消すべく動き出した。竹材を炭へと加工し美味しい竹炭のクリーム入りスイーツを大学の生協と協力して販売しています。
 放置竹林を伐採するのには多大な労力がかかり、何十、百人も必要とされる現状です。ですが、ボランティアで行うにしては負担が大きすぎる、では会社をおこして新しい製品を開発し安定的に上手く回していけるかと考えた時に、そこまで竹材に付加価値が付けられていないため、かなり難しいのではないかと感じてしまいます。メディアで、新聞で、アプリでと竹材の魅力にたくさんの方が注目していただき、竹材製品を購入していただけたらと願っています。
 放置竹林が需要のある製品へどんどん生まれ変わることを期待して。

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