私の知り合いには、親からの相続で、余裕の方々も意外と、多い。ここにも老後格差を、思い知らされます。

もう、だいぶ過去の話ですが、私の場合の相続の話です。

私は、姉、兄、そして末っ子の私です。
姉は大手サラリーマンで資産家の家に生まれた長男と結婚し、余裕の老後生活です。

兄は私の親が築いた家に、別居してたが、同居を兄家族の方から懇願して来た。
渋々、親は２世代住宅にする為、玄関は一緒だが、台所、洗濯場などの水回りも全て別にする為に改築した。
世間知らずで若かった私は、同居してくれた兄夫婦に感謝さえしていた。
兄は脱サラして小さい会社を経営してたので、親もかなり援助してたようです。

それなのに。。。。
両親は、誰にも、看取られずに、一人で、旅だった。
私は両親の死に目に会えず，未だに、心残りに思ってる。

同居してるから、安心だと思ってたが、両親にとっては、気苦労が多い様子で、私は帰省するたび、母の愚痴話しを聞くしかなかった。

同居していても、幸福では無い。
母は、実家近くの病院に入院中で、朝の看護婦さんの巡回時には、息が無くなってたとの事だった。
父は、ホントに元気だったのに、母の死後6ヶ月後に、心筋梗塞で、誰にも看取られず旅立った。
父の気配が夜になっても無いので、兄嫁がベットで亡くなってるのを、見つけた。
兄夫婦は、滅多に親エリアには、入って来ないので、もしかしたら、すでに前日に絶命していたのかも、知れない。
家で亡くなると警察が来るらしいです。

父が亡くなる前に、不思議な事がありました。
私からの電話は常ですが、父から珍しく電話がありました。
私に心を込めて感謝の言葉を言うのです。私は笑いながら、来月帰省するから、待っててね！と。。。。
それが、最後の父との会話となりました。　　　　　　葬儀も、法事も終わり、しばらくしてから、
兄から封書が届くから実印を押して送り返してくれ！との電話があり、翌日、司法書士事務所から、遺産分割協議書が、届き、私は唖然としました。
遺産相続の話はいずれ兄の方から、あるのだろうと、勝手に思ってたので、なおさらびっくり‼️でした。

父の法事に行ったとき、実家の庭先には、兄と兄嫁の高級新車が2台並び、両親が住んでいたフロアー全てがリフォームされ、近くの土地には、兄の息子家族の新築の家が立って居た。

遺産相続でもめるのは、ひとごとでは無かった。
姉に兄の仕切り方は納得出来ない事を相談したら、逆に私が責められた。
姉も嫁ぎ先への義姉妹に、同じ様にしたのだろうか？と義憤を感じた。
それなりの相続の事情と説明が聞きたかっただけなのに！

末っ子の私の発言権は、無効の様で、結局私は、全面放棄する事にした。

以来、私は付き合いをしてない。
あんなに小さい頃は、姉や兄を慕ってたのに、
それぞれに結婚すると、自分の孫、子が最優先になるのでしょう。
兄弟は他人の始まりは、私にとっては、本当でした。

私の嫁ぎ先の義実家は生前に、義兄夫妻、義妹夫婦も呼び、預貯金などの全てを公表し、平等で公平なものでした。　ほんとに立派な義両親でした。
今も電話し合いながら、協力して、お墓やお寺の供養などをしてる。

親は何も残さず葬儀代だけ残して旅立っていくのが、1番良いのだと、思ってます。
私も義実家をお手本にしたい。
もしかしたら、葬儀代も残せないかも知れないが…😇
残された人生、夫との生活を大事にして、日頃から、感謝の言葉を言う様に心がける事にしようと、思う。