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Gacktの勝ち方

こんにちは。ダックです。

今日ご紹介したいのは『Gacktの勝ち方』です。

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この本のおすすめポイント!

・理想の自分を追い求め怠らないシンプルな努力。しかしそのストイックさにはただただ脱帽です。

・くすぶっている人、何か始めたい人、なんとなくダラダラ過ごしている日常を変えたい、そんな方は何か変わるきっかけになるはずです。

・読み終えたときGacktほどのマネタイズ、ストイックさは無理でも、理想とする自分の背中を少しだけでも追ってみようと思えました。

以下、感想です。
ネタバレ含みますのでご注意下さい。

書籍の概要

出版:サンクチュアリ出版
出版日:2019年8月9日


まず最初に

いきなりですが少しネタバレです。
本書はGackt初のビジネス書、なぜGacktはそんなに金があるのか?など、目を引くタイトルではありますが、Gacktが実際行っている具体的なビジネス、事業內容については殆ど記されていません。(あるにはありますが芸能人ならまぁ。。と、いうレベルです)

電子書籍化されているものの、まだまだ読み放題コンテンツには入っておらず(2022年2月1日時点)、書籍を購入する必要があるため、具体的なビジネス、事業の内容に興味がある方にはあまりお勧めではありません。

逆にGacktの考え方、姿勢、あるいは意気込み、感性といった精神面に興味がある方には非常におすすめだと思います!


本書を読むきっかけ

私は結構昔からGacktのファンでした。
しかし、アーティストとしてのGacktというよりは、考え方、立ち振る舞い、テレビ等で発言する内容、その姿がなんとなく好きで、リリースされた楽曲の殆どは聞いた事がありません。(すみません。)

そういう意味ではGacktというよりは、大城ガクト(Gacktの本名と言われてます)のファンというイメージに近いかもしれません。

そんな私にとって本書はGackt(大城ガクト)の考え方、感性が詰まったものであり、どこか密着インタビューを聞いているような感覚で非常に面白いものでした。

皆様がもし本書を読まれるようであれば、年末特番の芸能人格付けチェックでワインもしくは牛肉の解説をしているテンションのGacktを想像して読む事をおすすめします。


Gacktの凄さ① サポーターを作る
お金がない

Gacktは21歳を前に音楽を志し東京に来たそうです。
19歳時点で水商売をやっていた事もあり、ある程度お金があったGacktですが遊びも派手だった分直ぐに貯金は底をつきます。

お金を稼ぐ。
スイッチの入ったGacktは、普通の人がまず考えつくであろう、
・水商売をやりながら音楽をする
・会社に勤める
の2択を真っ先に捨てます。

そして考えついたのがサポーターを作る事でした。
ターゲットは女性限定で、しかも高嶺の花といわれるような人に絞って毎日池袋の西口公園で声をかけ続けたそうです。

そして集まった50人のサポーターが当時のGacktを支え、Gackt自身彼女達がGackt創世記メンバーだったと語っています。


サポーターを作るその意味

ここからは私の感想ですが、お金がない→サポーターを作ろう。この考え自体常人ならざる発想ですが、私はもっと違う所にGacktの凄さを感じました。

それは、サポーター=金銭的に援助して貰う人からお金を受け取る覚悟の強さです。

当時まだ無名だったGacktをサポートした女性たちは少なからず、夢を語るGacktの姿に惹かれ、期待したからこそサポーターになったのだと思います。

逆に自分がサポーターの立場として考えましょう。
例えば駅前でストリートやっている無名のアーティストにサポーターになってくれと声をかけられたとしたら、よっぽどその人の夢に向かう姿、努力に魅力を感じない限りサポートしないと思います。
仮にそんなアーティストがいて魅力を感じサポートしたとしても、そのアーティストが時間と共に夢を諦め、努力を怠たり、落ちぶれていく姿を目にしたとき、きっとサポートした自分はすごく後悔するでしょう。

つまり、サポートを受けると言う事は、サポーターにサポートした事を後悔させないよう、サポートを受けるために語った夢を追い続け、努力を怠らない道を行く事と同義だと思います。

そのプレッシャーや求められるストイックさは絶対に自分には耐えられないと思った反面、その道をものともせず当然のように歩むGacktはやはり凄いなと感じました。


Gacktの凄さ②  Gacktをつくる

Gacktとは?

本書では少なからずGacktが取り組んでいるビジネスが挙げられています。
アクセサリー販売、不動産、携帯電話の海外輸出もやっていたようです。

普通に考えれば、芸能人だから、Gacktだから、できるのであって一般人にはそんなお金も人脈も無く到底うまくいかない。と考えるでしょう。

しかし、Gacktは本書の中で『そんなGacktを作りあげたのも僕だ』と語っています。

GacktはGacktであるため日々怠らず迷った時は常に辛い方を選択し続けているそうです。

『Gacktやるってマジで辛いけど覚悟ある』という一文にはとても重みを感じました。


理想の自分のために稼ぐ

これまでGacktは私にとって天から才能を与えられたスターが活躍しているような存在でした。

しかし、本書でGacktは「Gacktは理想の自分であり、自分は常にその背中を追っている。しかも自分がどんなに努力しようともGacktは常に2歩先を行く」と語っています。

理想の自分を追い続けた結果がGacktであり、当然ですが天から降ってきたものではないと再認識させられました。

Gacktを維持するコストは年間2億だそうです。
2億稼がなければGackt(理想の自分)は維持できない。
だから稼ぐ。

シンプルに言えばこれがGacktが稼ぐ理由の1つのようです。
(だからと言って最低2億稼ぎ続けられるそのストイックさは常人離れしていると思いますが)


本書で感じた事

皆さんは尊敬する人、目標とする人はいるでしょうか?
もしくは理想の自分像はあるでしょうか?

私は少なからず理想の自分像はあります。

しかし理想の自分になるためには当然ながら何かしらの努力が必要で、その努力を日々続けられているかというと答えは限りなくノーです。

そんな私はいつの間にか理想の自分像に近い人を「自分が出来なかった(怠った)努力をできた人」として、ある種尊敬し、憧れていて、だからこそGacktに魅力を感じファンになったのだと感じました。

別世界の人間だと思っていたGacktも実はやっている事は単純で長年(大城ガクトが)理想の自分を追い続けていただけなんだと。

そう気がついた時、今まで楽したいが故に怠ってきた理想の自分を追い求め努力すれば、Gacktとまではいかなくとも周りの人の目につく魅力ある人間になれるのではないかと、そう思いました。


最後に

Gacktが本書で言っている(私が読み取った)事は非常にシンプルです。

・理想の自分を追いかけて怠らない事
・そうすればどんな人でも魅力ある人になれる
・なぜならGacktがそうだったから

もし何かに思い悩んだり、行き詰まったり、マンネリ化した日々に燻っていたり、何か始めたいけど何をすれば良いか見つけられない、そんな方がこの記事を読んで頂き本書を読むきっかけになれば幸いです。



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