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『ザナドゥ』のミュージカルシーンが好きだ!!

今年は一足早い梅雨入りとなりました。皆さんいかがお過ごしでしょうか。ぐっでぃテレビのモーリーです。

さて皆さん、定期的に見たくなるワンシーンってありませんか?
私もご多分に漏れずそんなワンシーンがいくつかありまして、その一つが映画『ザナドゥ』の中でオリビア・ニュートン・ジョンが『ザナドゥ』を歌うミュージカルシーンなんです。

そのシーンがこれ↓↓↓

エレクトリック・ライト・オーケストラのファンであり、オリビア・ニュートン・ジョンのファンである私にとって『ザナドゥ』は名曲中の名曲でありまして、若いころから深夜番組やBSなど少しでも洋楽系の情報があれば録画してを情報収集していたこともあり、後追いファンながらもオリビア・ニュートン・ジョンが『ザナドゥ』を歌うシーンはこれまでも何度か見たことがありました。(洋楽の音楽番組などでは3:24くらいの部分から流れることが多かった。)

実を言うと、『ザナドゥ』という映画があったことは知っていたのですが、ネットが発達する2000年代になるまでこのシーンが映画『ザナドゥ』のワンシーンであることを知らず、『ザナドゥ』のMV(ミュージックビデオ)だと思っていました。(残念ながら映画『ザナドゥ』はまだ全編見たことがないです・・・早く見なければっ!!)

その後時は流れyoutubeで簡単に色々な映像情報もGET出来るようになり、ほんの数年前にこのロングバージョンと出会いました。もちろんオリビアが登場する3:24からのシーンも最高なのですが、ジーン・ケリーの登場から始まるこのロングバージョンがとっても好きで、この映像と出会って以来定期的に見たくなります。

どこが好きか

このシーンのどこが好きかというと、なんと言ってもキラキラしているところ(笑)ひょっとするとこの映像を見てわけがわからないとか不思議とか思われる方もいるかもしれません。けどそれでいいんです(笑)わけがところが好きなんです。なんといいますかエンターテイメントに振り切っているといいますか、楽しいものを全部てんこ盛りにした非現実的なところがいいんです。(それはオリビアが登場する3:24以降にも言えることですが・・・)

でなぜこのロングバージョンが特に好きかというと、キラキラが爆発する寸前のワクワクやドキドキがあるから。ドラムのリズムとローラースケートの疾走感がそのワクワク感を演出してくれています。素敵なショーの始まりを告げるワクワク感っていうんでしょうか。ワクワク、ドキドキがどんどん圧縮されていく様がたまらなく好きです。

そしてジーン・ケリーをはじめ、みんな笑顔なんですよね。向いている方向がみんな同じっていうんでしょうか。みんな誰一人乱れることなく同じ方向を向いてこれから始まるショーを盛り上げ、そして楽しみ味わおうとしている感じが見ているだけでハッピーにさせてくれます。これってミュージカル映画の醍醐味ですよね。

『ザナドゥ』とは桃源郷

この曲に出会った頃『ザナドゥ』ってどういう意味なんだろうって不思議に思っていました。『ザナドゥ』とは桃源郷のこと。つまりユートピアって意味があるんですよね。そう思うとこのワンシーン、ほんとユートピア感満載に感じませんか。

どことなく近未来な感じや、不思議な演出も全て『ザナドゥ』つまりユートピアに見えてきちゃって、キラキラ感満載のエレクトリック・ライト・オーケストラの『ザナドゥ』の曲の良さも相まって、もう最高のエンターテイメントに見えてきます。

しかしネットで映画として『ザナドゥ』の皆さんの口コミを見ていると結構賛否両論な作品のようです。映画全編を見ていないので何とも言えませんが私はこの振り切ったキラキラ感、大好きです。他のシーンも断片的に見たのですが、ダンスと音楽を中心とした様々な時代の様々なエンターテイメントが詰まった映画のように感じました。この映画はどちらかといえばストーリーを楽しむのではなく、MV(ミュージックビデオ)の短編集みたいに楽しむとより楽しめるのかもしれません。

とはいえレビュー数も比較的多いサイトも多く、好意的な評論も多くあることからも万人受けするものではないかもしれませんがある意味で言えば今も残り続ける映画の一つであると言える作品なのかもしれません。

描きたい映像=ワクワクする映像

映像を見るのも作るもの好きな私。映像の仕事をしているとよく、自分が作りたい映像(描きたい映像)って何だろうって考えることがあります。自分は映像に何を詰め込みたいのだろう?って。

案件ごとに求められるテーマは違ってきますが、どんな映像を作る時でも、私は”説明できない胸の高まり”つまり”ワクワク・ドキドキ”みたいなものを一つ隠し味として入れたいと思っています。

ただ説明や意味が分かるといった無機質なものではなく(もちろん意味が分かることは必要条件です。)心が動くといいますか、見終わったときにはなんだか明るい気持ちになったり、優しい気持ちになったり、心地よくなったりといったポジティブな後味が残るように描きたいなぁなんて思っています。

つまり一回見てスーッと通り過ぎ行く映像よりも『もう一度、何となくあの映像を見たい!』思うような映像が私の思う良い映像なんだと思います。

それは”音”や”映像の動き”そして”カット切り”によるリズム、映し出す”色”、そして”人の表情や行動”など、様々な要素が繊細にバランスを取りながらブレンドされることで五感を刺激し、そんな気持ちにさせてくれるのだと思います。

これらを最高のバランスでブレンドするにはまだまだ試行錯誤が必要で、まだまだseeker(シーカー)つまり探究者であり続ける必要があります。ひょっとするとこの最高のブレンドはいつまでも追い続ける必要がありのかもしれません。時代の変化と共に人々の感覚は変化するからです。

しかしいつの時代も”説明できない胸の高まり”や”ワクワク・ドキドキ”はあり続けます。そして時代が変化してもずっと色あせない”説明できない胸の高まり”や”ワクワク・ドキドキ”もあります。そういう映像には一つのブレない流行や時代に左右されない本物の軸があるんだと思います。

そう言った胸に残る映像を作れるようこれからもseeker(シーカー)であり続けたいなぁって『ザナドゥ』のワンシーンを見ていると思わせてくれます。

最先端の映像を見るのも新しい技術や表現方法をそして今のトレンドを知ることが出来とても勉強になりますが、こういった少し古い映像を見るのも本当に勉強になります。温故知新というのでしょうか。古いもので今でも残り続けているものにはやっぱり魅力があります。その魅力と触れ合うこと、感じること、そしてそう思わせてくれる要素・フレーバーはどこなのか、それを考えるのもとても楽しい探究です。

こうやって映像のことを考えているとワクワク・ドキドキしてくる私(笑)”説明できない胸の高まり”や”ワクワク・ドキドキ”を感じながら進む楽しい探究の旅はまだまだ続きそうです。

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