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#15 僕は誰を救いたかったのか


私ごとではあるが、3月いっぱいで新卒で入職した病院を退職する

病院が嫌いとか、仕事がブラックだとか『嫌いな理由』がメインではなくて、『問い』を見つけることが難しいと思ったからだ

ただ経験年数2年というのは看護師経験としては短い。これから経験と勉強を積み重ねていかなければいけない時期

辞めることを相談した、上司・先輩・大学の教員には

「それだけの経験で何ができるのか?」 
「最低でも3年は現場を知らないとね」 
「経験・知識・技術全てが揃っていないと誰も救うことが出来ない」  
「まだまだ、これからなのに逃げちゃうの?」

当たり前の回答が返ってくるのだが、どこかで違和感を感じていた

技術の向上、知識の豊富さというのは他者を救うために必要なことである、幅も広がれば救うことの範囲も広がる。特に医療現場では、常に生き死に関わるので間違いを犯すことは患者に対してダメージを与えることに直結してしまう

よって、経験・知識・技術は大切な要素である(まるで数学の証明問題みたい)

ただ、それらの解決策を手に入れたとしても救えない命も沢山ある

僕は誰を救いたかったのか

好きな家族を、好きな友達を、好きな人達を守るために医療者としての道を選んだのだけど、道を進むにすれて、どうにもならない事も沢山ある事に気づく

『また、僕は救えないのではないか』と逃げ出したくなることもあった

しかし、気持ちが落ちた時、
いつも救ってくれるのも患者との関わりであった

医療者と患者

一見関係性は医療者が救っている方だと思われがちだが、患者に救われている方がはるかに多いだろう

正直にいうと、
ファクト(真実)やエビデンス(根拠)が大切でありながら、オピニオンベース(個人の価値観)に沿った『問い』を見つけるのが今の病院だと難しい

だからこそ、今ぼくは
病院を辞めることを決心した


四月からは、新しい現場へ向かう

周りからは、舐めてるだろうと思われることもあるだろう。逃げたやつと思われているかもしれない
ただ、経験・知識・技術の答えがないからこそ向き合える『問い』があるのではないか

それこそ、僕の使命じゃないかって勝手に思っている

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最後まで読んで頂けた方ありがとうございます

死ぬほど言語化が苦手なんですけど、
これからも頑張っていきますので
これからもよろしくお願いします

では、いってきます👋🏻

2019.3.20なかそね

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