このひと月間のXのTLには、
「退場します」「追証が来ました」
「いままでありがとうございました」
「知り合いが退場した」
そんなポストが目立ちました。
負ける人と勝てる人の差って、何だと思いますか？

私の周囲には退場する人はあまりいません。
デイトレード初心者さんが多いのも理由の一つかもしれません。

しかし、トレード経験が1〜3年未満の人の中には、何度も退場寸前に陥ってしまった人はかなりいます。

間もなくやり取り始めて2年になるcocoくんもその一人です。

想像絶する「大きなマイナス」（額は4000万近い）抱えてのリスタートから。
残っていた最後の「種銭」で「ZHDでの基礎練習」をスタートし少しずつ保有を増やす。

その後は個別株から「先物ミニ中心」のTradeへ移行しました。
頑張って、必死で頑張って1000万円達成！

しかし…直後に急降下、「益出しせず」の握りっぱなしだったため、資金は3分の1まで激減…😢
「眠れない」「お世話になりました」「アカウントも消します」等、
メールには以前と同じ文言が続いていましたが、
そこから再びのリスタートで現在浮上中！

では、何故cocoくんが土壇場で踏ん張れるのか？
勿論、兼業である事も理由のひとつだと思うのですが、
最大の理由は、cocoくんのメンタルにあるかと。
気持ちの落差はかなり激しいのですが、
それを自分自身が認識していて、
落ちた時の自分の「メンタル」を立て直す術を心得ているからだと思います。

cocoくんはトレードは上手いんです！
ただ一つできないことが「益出し」でした。
「お願い利確して！」何度言ったか忘れるくらい、言い続けました。
「一度益出しして、またリスタートすればいい」
最高の利確チャンスを逃し、一転マイナスへと転がり落ちる…
頭ではわかっていても、「実行」できずにいました。
過去には私も何度も経験してきた事です。

同じ失敗を繰り返していたcocoくんは、もう同じ失敗は繰り返さないと信じています。きっと大丈夫だと思っています！

「証券口座に記載されている額はただの数字」です。
利益は確定して初めて「実益」になります。

私も、過去には何度も「含み益は幻」を経験しているので、流石に学んでいます。
長期でも「3分の1ずつ利確」を徹底しています。
利益を得ている事で、万が一ネガティブなIRなどで急落したとしても、狼狽える事はありませんし、その利益で枚数を増やす事もできますから。

昨日cocoくんから「益出し」の報告が届きました！
以前の彼なら「1000万円の数字を見たいです！」と、
そのまま握っていたことでしょう。
過去の失敗から学び、今回はしっかり「利益を懐」に！
まさに「実益」を得ました。
ここまで長い道のりでした…2年です！
タラレバですが、毎回「益出し」を徹底していたなら、彼の保有額はこの2倍にはなっていたでしょう(苦笑)

種銭は十分残っているので、また丁寧に積んでいけるでしょう。
「実益」はメンタルを安定させてくれます！
これは本当なんです。
利益を得ていると気持ちにゆとりを持って、Tradeに臨む事ができるからです。

初心者の方でも、ある程度の資金があって始める人は一定数いて、
Twitter銘柄や煽り銘柄に入ってしまい、大きな損失を抱えてしまう人もいますが、
初心者さんの多くは、ロット張って失敗してしまった…そんな無茶はしない傾向にある気がします。

過去に大きな損失抱えての再スタートの人の中には、同じ失敗を繰り返してしまう人もいます。

眠れなくなるような、「死にたい」とつい口にしてしまうほどの辛い思いを経験しているにもかかわらず、何故同じ事を繰り返してしまうのか？

基本的なテクニカルを学び、
ある程度トレードの経験があれば、
そのスキルに多少の差はあれど、大差はないとおもうんです。
ではなぜ勝てる人と負けてしまう人がいるんでしょう。

それはスキルの問題ではなく、メンタルの問題ではないかと思います。
やり取りしている方から聞く言葉に「メンタル強くして頑張ります」ってとても多いのですが、
それは違うんです！
メンタルは鍛える必要は無くて、
上手にコントロールをすればいいんです。

私は、メンタルがかなり弱いのですが、
弱い事を自覚しているので、とにかく落ちこまないように気を付けています。
ひと度躓くと挫けてしまい、立ち直るのに時間要するタイプでもある為、トレードでは勝つ事よりも、
負けない事、失敗しない工夫をするようにしています。

私がレバの練習を薦める理由は、
スキルアップの為だけではないんです。

段階的なスキルアップ向上の他に、
「ルールを守る為の練習」
「トレード中の自分のメンタルを知る」
「負けパターンを経験する」
この3つをリスクの少ないレバで学んで欲しいんです。
自分のメンタルの変化も解らないまま、
ルールも守らず、負けパターンも知らないで
個別株でいきなりデイトレードをして、
万が一勝てたとしても、それは実力ではなく
「運が良かっただけ」「地合いが味方してくれただけ」なんです。勘違いなんです！

レバ×小ロットでの失敗は、個別トレードの失敗とは異なり、致命傷（追証・退場）になる事はありません。

なので、レバで沢山失敗経験して下さい！
大きな失敗経験して、トレードする事すら怖くなり、
それでもそこから奮起して、また1から始めた人は強いです。本当です！ルールもしっかり守れるようになります。

自分はこうしたらこうなる、だからそれはやらない！
それを徹底できるようになるからです。

どんな地合いでも利益を積めるようになれるチャンスは、誰にでも平等に有ります！

何故安定して勝てるようになったのかを
よく聞かれますが、「こうする」というよりも、
「これはしません」と言う事を徹底しているだけで、
特別なスキルを持っている訳ではありません。
ただ、デイトレードに関しては、
毎日の事なので「決して無理をしない」「楽しいと思えるトレードをする」を大切にしています。
無理は長くは続きませんし、メンタルを壊しますから。
そして崩壊してしまったメンタルを立て直すのはとても難しいんです。

これは常に言い続けている事なのですが、
「メンタルは強くする必要はありません」
そう簡単に強くなんてできないですから。
「上手にコントロールすれば良いのです」
コントロールするためには、
自己を深く理解して、長所も短所も正しく把握することがとても大事です。

そして常に「現在の自分の感情」を分析し、
俯瞰的な視点で捉えるようにできるようになると、メンタルのコントロールも少しずつ上手くできるようになってくるかと思います。

やり取り始めて1年と少しになるCさんは、
メンタルのコントロールが上手い方だと思います。
「自分の弱み」を知っているので、
メンタルが乱れないように、かなり意識をしているのではないかと。

何故それができるようになったのでしょうか？
それは「どん底」を経験したからだと思います。
最初のやり取りは「心療内科へ行った方がよいでしょうか…」から。

そんなCさんも多くの失敗を乗り越え、そこから学び、このように冷静に自己分析ができるまでになってきました。

トレードで退場するのは、小資金だったり
スキルの無い人ばかりではないんです。
資金のある人でも、実力のある人でも、
つい「魔がさして」大きな勝負に出たりしてしまい、退場に追いやられてしまう事もあるんです。
「2度目の退場」「3度の退場から億達成しました」そんな方も多いです。

トレードは「欲望主導で行動」してしまいがちになりますよね。
でも「足るを知る」事で、欲望をコントロールできるようになります。
足るを知るという事は、決して「我慢をする」という事ではなく、小さな喜びから多くの満足を引き出す事だと、私はそう思います。

トレードと欲の関係を考えてみると、
欲求（目的）を満たすために努力を継続するのか、欲求に自身の行動を合わせないで、自分の内面を重視するのかを、一度しっりと考えてみると
気持ち新たにトレードに向き合えるかもしれません。

自分の欲と闘い、自己克服することができた人は「強い」です！

他人と比べているうちは、自分が持っている秘めたる可能性や大切なものを見つけられませんので、
自分と対峙し、自分を知り、自分と闘いながら、
急くことなく学びを継続していくことで、少しずつ前進していくのではないでしょうか。

学びと周囲の仲間を大切にし、他人の評価は気にせず、自分のTradeでの目標達成の為に、
日々の練習に励んで欲しいと思います。

繰り返しになりますが、メンタルは鍛えなくてOK！
「眠れないな・・」「辛いな・・」「食欲ないな・・」と思ったら、
トレードは少しお休みして、太陽の下散歩したり、
ゆっくりお風呂に浸かって、しっかり眠って下さい。
しっかり眠り「体内時計が正常」になると、メンタルも安定してきますから。

最後まで読んで下さり、ありがとうございます！
みなさんのメンタルコントロールの仕方など、
「私はこうしています」などありましたら、
コメント欄にお願いします。

掲載の内容とDM等のスクショについて、
「ご本人の許可を得ているのでしょうか」との
問い合わせがありました。
掲載内容については、全てご本人の許可を受けています。
また、事前にDMなどはスクショを「このような形で掲載しますがよろしいでしょうか」とお知らせしての投稿です。

今回の記事だけではなく、収支報告もメールのやり取りなども、全てご本人の許可を受けております。
有難いことに、私の周囲には「自分の経験がどなたかのお役に立つなら是非」と言って下さる方ばかりで、感謝しかありません。

そんな良い方達ばかりなので、長いお付き合いができているのかもしれません。