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【アメリカ駐妻】あの子の価値、わたしの価値

この前さ、夜帯のマネージャーが

帰ったんだよね。

仕事の途中で!笑

正直、アメリカなら

あっても驚かないんだけど…

ちなみにこの夜帯マネージャーは

絶対に私に近づいてこない

話しかけてこない

かなり冷たい対応されてる人です。

前回の記事の

有料部分にどれだけ

遠ざけられてるか

証拠写真あるので

ご興味ある方だけどうぞ。笑

で!なんで帰ったの?

って話なんだけど…

シフトに不満があるらしい。

それはよくあるよね、わかる🥺

その日は夕方から

ちんぽこ君

マフィン君

夜帯マネ

ゴリアテ

だったんだけど

最初は普通だったのよ。

爺マネが帰った途端に

あきらかに

暗くなって

ちょっと

声かけられ待ち?くらい

しょぼーんみたいな。

でもさっきまで

普通に楽しそうに

話してたからさ…

急展開に我々もオドオド。

そういう時

ちんぽこ君って

すごく偉くて

『大丈夫?』

って聞いてあげてて。

そして

大丈夫じゃないって言うのよ。

私は知らなかったんだけど

いま

ちんぽこ君含めて

マネージャーさん達の

シフトに不満が出てるらしいの。

なんかね

夜の時間に働いて

次の日また

昼からっていうシフトが

気に入らないらしい…!

うちって爺マネ以外は

フルタイムがいなくて

マネージャーでも

1回の勤務時間は5〜6時間

なんだよね。

ただし、辛いって感覚は

人それぞれだし

2人が言うには

プライベートの時間がないとのこと。

シフトをチェックしたら

たしかにその週は

彼女は

週4日勤務のシフト

午前1時に終わって

翌日12時の昼〜夕方って

いうシフトの日が1日あったの。
(いま冬休みで忙しいから変則的なのもある)

その子は爺マネに

頼りにされてるし

負荷が高いのは間違いない。

ただでさえ

人不足だからね。

彼女の気持ちもわかるし

開店から閉店まで

ほぼ365日いる爺マネ

の気持ちもわかる…!笑

どっちが悪いとかじゃないのよ。

彼女は

ちんぽこ君とマフィン君に

一生懸命に

どれだけ辛いか訴えてた。

彼女の泣き出しそうな顔を見て

私も居た堪れなくなって

『シフト見たけど、今週もすごく頑張って働いてるよね🥲

と思わず言ったの。

そしたらなぜか急に

彼女が真顔になって

『NO!!!!!』って

言われちゃった。笑

ノー…?

ちんぽこ君も

マフィン君も

わたしも

『……』

キョトンみたいな。笑

たぶん頭上に

????がたくさんついてた。

あれ?ノー…?

じゃあ、なにが不満なんだ?!

英語聞き間違えたか?!

色んな困惑がよぎった。笑

一瞬の沈黙のあと

ハッと我に返って

今までの彼女からの私への

態度を思い返し

『お前に言われたくない』

って感じだったのかなぁと。

ちんぽこ君やマフィン君からの

言葉は素直に受け入れてたし

言い方が悪いけど

下に見てる奴から

あなたは一生懸命やってるよね!

なんて言われたって

ケッ🖕🏻って感じよね。

余計なこと言ったなと反省。

と、ともに

あまりにも2人への

態度と違うので傷つく。

わたしも泣きたい。笑

そこからはただ黙って

彼女の不満を聞いてた。

もう一度、シフトを確認すると

実はその日は

豆タンクが来る予定だった。

けど夜帯マネと

交換したらしい。

てことは…

元々は休みだったのね?

ちょっと辛辣で

申し訳ないけれど

そんなに辛いなら

調整できたのでは…。

私にはわからない

事情があったのかもしれないけれど。

その後、しばらく

彼女は事務所にこもった。

ちんぽこ君いわく

泣いているのでは?と。

素直に可哀想だなと気持ちと

男の子ふたりが

ハラハラして

落ち着かない様子だった。
(優しい子たちなんだよね)

彼女が一瞬戻ってきた。

ちょうどピーク前で

少しバタつく。

しかし彼女は見るからに

どよーんとして

話しかけるのすら

憚られる。

正直、雰囲気が暗い。

特にマフィン君は

どうしていいのかわからないのか

ずっと私の持ち場の方へ

避難してくる。笑

このままだと

雰囲気が微妙。

あえて明るく

彼女に話しかけたり

マフィン君に声をかける。

彼女からは殆ど反応なしだけれど

男の子達は普通に振る舞ってくれて

ありがたい。

そうこうするうちに

ピークが来た。

ふと気がつくと

夜マネがいない。

事務所かな?

気にはなるけど

忙しくて

それどころじゃない。

ちんぽこ君は

この日はマネージャーの位置

じゃなかったけれど

いつしかそういう振る舞いをしている。

『ゴリ大丈夫?』などと

声をかけてくれる。

明るく

『完璧👌🏻』と応える。

マフィン君は

こんなに忙しいのに

わたしの周りをウロチョロして

冗談を投げたりしてきた。笑

でもその明るさが助かる。

いつもより

団結力が高まり

その雰囲気が

お客さんにも伝わったのか

よく褒められた。笑

客足が落ち着いたころ

ちんぽこ君が

なにやらバタバタしてる。

『クローズやらなきゃいけなくなった…』

とぼそっと言う。

え…?

マフィン君に

『夜マネ大丈夫かな?』と聞くと

『帰ったよ』と。

えー?!知らなかった。

いつの間に。

彼女はクローズ作業をせず
(たしかになんかフラフラしてた。笑)

帰ったらしいので

ちんぽこ君は

これから怒涛のクローズ作業らしい。

そして12時間勤務が決定。

帰ってゲームしたいって

言ってたのに可哀想。笑
(笑うなw)

少しでもクローズが

楽になるように

できる限りのことをする。

帰り際、ちんぽこ君と

マフィン君にも

お礼を言われたけれど

『私はいつもの仕事をしただけだよ。むしろ…ふたりともありがとう!あなた達がいたから楽しく働けた!』

と伝える。

そして思うところは

色々あるけれど

辛いと言ってる人に

親切でありたいと思う。

そんな気持ちから

夜マネに

早く体調がよくなりますように

ゆっくり休んでね

とテキストを送って帰路に着いた。

帰ってから

夜マネの問題を考えているうちに

わたしも何度も

帰りたいと思ったし

泣いたなぁと思い返す。

彼女はシフトという

爺マネと話し合えば

糸口が見えそうな問題だったけど
(夜マネにはしばらくお休みをあげるそうです👌🏻)

自分は

同僚から無視されたり

お客さんに英語を笑われたり

自分でどうにかできる

問題ばかりじゃなかったなと。

駄々っ子みたいだけど

あぁ、わたしだって

途中で何度も帰りたかったよ。

けど、アメリカ人の彼女が

途中で帰るのと

ゴリアテが途中で

帰るのとじゃ

上手く言えないんだけど…

重みが違う。

皆んなの捉え方も違う。

きっと、ただの役立たずになる。

いまの職場では

英語が話せない🟰なにもできない

という扱いを受ける。

どうせ知らない

どうせできない

英語話せない移民。

そういう固定概念を

毎回いたるところに感じる。

彼らに悪気はないんだよ。

爺マネすら

わたしがお金を数えられないと思ってる。

爺マネから

『ゴリは何語なら話せるの?』

聞かれたとき

一瞬、言葉が出なかった。

横からすかさず

ちんぽこ君が

『なに言ってんの!ゴリは日本語も英語も話せるじゃん!』

と言ってくれたとき

じんわり来るものがあった。

ネガティブに考えると

いまわたしが話してる

カタコトの英語は

彼らにとっては

英語じゃないのかなって。

ちなみに

ちんぽこ君は

日本語のゲームがやりたくて

日本語を勉強してるらしいので

第二言語の習得がどれだけ

難しいか

わかっているんだと思う。

他の同僚は

海外の人と働いたことも

話したことも

村から出たことない人ばかり。

どうしても

物差しの基準が

とても身近なものになるんだと思う。

悔しさ

やるせなさ

ふとしたユーモア

色んな感情を

いまのバイトで味わってる。

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