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サードインパクト特集②「加持はヘリコプターに槍をくくって特攻してません 笑」

要望の多かったサードインパクトの章が書きあがりましたが、全体的なボリューム3万5000字のボリュームになってしまった上に、その後の「使徒が第3新東京市を攻めるか」がまだ仕上がってません。

また、フォロワーさんにどんな記事読みたいか聞いたら「セカンドインパクト/サードインパクト」の記事だったので、その章だけ書き出して部分的に紹介したいと思います。

前回の無料記事を読んだ前提で進めます。

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サードインパクトは加持リョウジのお陰で止まったと言われいてる。仕事としては難易度は高くないが、帰還が難しい試練だったと考えられる。
なぜなら、難易度が高い仕事だったら流石に加持1人には任せられないからだ。
実行難易度が低い代わりに、帰還が難しい作戦だったと思われる。

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シンエヴァンゲリオン完成後に作られた「Q3.333」では上の画面に出て来る破損した飛行機がヴィレの物だとわかるようにヴィレマークが追加されている。

「シン」でも同型の飛行機に乗ろうとしていることから、加持が乗っていた可能性は高い。

具体的にどう止めたかについて、【槍を刺して止めた】という説を唱える人がいるが、この方法はあり得ないと断言する。


1.槍の大きさ

「加持が止めたサードインパクト」に着いて「どうやって止めたか?」と考えるときに1番多いのが、Qでセントラルドグマに落ちていた飛行機に、槍をつけて特攻したというのが1番多い。

しかし、そもそも槍の大きさから考えて飛行機にくくりつけて飛べるような代物では無い。

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重力の少ない月面でも特攻するのは難しいように見える。ましてや、使徒と飛行機のサイズ感はこんなにある。

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第4の使徒とエヴァはほぼ同サイズで、第13号機と聖なる槍の比率は下の写真の通り。

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どう考えてもあの飛行機で聖なる槍を持っているはずがないのだ。

「聖なる槍は形状だけでなく、大きさも自由に変わるではないか」と反論することも可能だ。
もしかするとかなり小型化し、突き刺した瞬間、巨大化して指すこともできるかもしれない。

しかし、そのほかにもやはり槍を使ってインパクトを止めた論を否定する根拠はある。

2.ロンギヌスとの槍の性質から見てもやはりあり得ない

恐らくカヲルも加持が槍を使いサードインパクトを止めたと勘違いしていたと思われる。それが「おかしい、2本とも形状が変化して そろっている」という言葉に表れている。

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「シン」の中で聖なる槍が絶望の槍ロンギヌスか、絶望の槍カシウスに形状が変わるだけで元々は同じ槍であることが確定した。

カシウス状態、若しくはロンギヌス状態で「コア」を貫くと使徒やエヴァの活動を抑制できる。

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しかし、この聖なる槍はどちらでもない、言わばニュートラルの状態で使うことで聖痕を刻む機能があると思われる。
Qの最後で第13号機は自身に槍を刺している。

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そして、サードインパクトはどちらだったかと言うと、やはりニュートラル状態で2つのコアを貫いており、第12使徒+リリスの複合体はインパクトを継続しようとしており、自身に聖痕を刻むために自らのコアに槍を刺している。

この「聖痕」については以下の通り推測される。

まず、2本の槍を持ち帰るには魂が2つ必要。

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これを「1つの魂でしか、1本の槍を扱えない」と解釈している人がいるが、それは間違っている。

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例えば、タブはベースでは機械で槍を運んでいる。
つまり、槍は誰でも触れることができるし、1つの魂でも複数の槍を所持することはできる。

しかし、「持ち帰る」ためには1本の槍に対して1つの魂である。この「持ち帰る」とは「抜き取る」と置き換えるとわかりやすい。

1つの肉体に刺さった槍は「所有権」のようなものが存在しており、そこから槍を抜き取るためには「1本の槍」につき「1つの魂」が必要なのである。

カヲルは2本の槍が、抑制するためにカシウスかロンギヌスの状態でMark6とリリスを貫いていると勘違いしていたのだが、実際はインパクトは継続しており、第12使徒とリリスの複合体が14年間、リリスの結界の中で時が来るのを待っていた、というのが「Q」のオチである。

つまり、加持が「聖なる槍」でインパクトを止めたという説はあり得ない。


3・自己犠牲と難易度

もう一つこのシーン。

ミサト「私も加持と残りたかった」

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このシーンではガフの扉が開いているネルフ本部近くを表している。
「残りたかった」という表現から、ヴンダーに乗ったミサトたちは相補性浄化無効阻止装置に保護された区域に撤退し、加持だけがネルフ本部に残り、サードインパクト阻止の計画を進めたことが分かる。

さらに言えば、ここまではミサト、リツコを始めとするヴィレクルーたちと下準備し、最後の実行だけは加持が行うというものだったのだろう。

つまり、この作戦は「誰かが確実に犠牲になる代わりに、実行難易度が低かった」と思われる。

もし、槍を飛行機に括り付け特攻するような作戦だったら複数の飛行機を用いて挑まないと、槍を回収する前ですら何機かが撃墜されてしまいそうだ。

加持のサードインパクト阻止の計画だが、どこかに赴き、ボタンを一つ押すことで終わるようなミッションだったとしか考えられない。


4.では、実際に何をしたのか??

一番可能性が高いのは、Mark.6へのハッキングだと思われる。

エヴァ自体には「裏コード」をはじめ様々な自律プログラムがインストールされており、それにより機体の動きや能力の発動を制御している。リリスの結界突破時の第13号機や改2号機の自爆時など、エヴァをサポートしているプログラムがエヴァの操縦を手伝うことが多々ある。

下は第13号機がリリスの結界を突破する時だが、複数のディスクから当該のディスクを選び一気にドライブしていく様子ががかれている。

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前述の通り、加持が戦闘機で槍を刺すような難易度の高いミッションではなく、おそらく一定距離内で装置を稼働させたら、Mark.6を自律的に崩壊へと進むようなプログラムを実行させるものだったのだろう。

その言葉が、「自律型に改造され、リリンに利用された機体の成れの果て」なのだろう。

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そんな余地をゼーレが残すか?という疑問があるだろうが、第12使徒主導のインパクトは人類補完が始まると同時に、第12使徒を始末しなくてはいけないという最終ミッションがある。

ゼーレはこの第12使徒の中に、遠隔で自爆するコードを仕込んでおくことはむしろ必然である。

加持は発令所から自爆信号を送り、Mark6を自爆させる。元々発令所は「活動停止信号」などを送る機能のある施設だ。
加持は自爆信号を送るが、大地のコア化の爆心地であるため、しばらくするとL結界密度の高さによって、「シン」の冬月と同様、コア化してしまう恐れがあったのだろう。

サードインパクトではおそらく、Mark.6の自爆は成功したと思われる。しかし、Mark.6を形成した部分は崩壊したにも関わらず、リリスと融合していたことで完全に死亡せずに生き残る。

その結果、Qで現れたMark.6はあくまでも外見だけであり、中身は存在していない。「ガランドウ」と表現されている。

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加持の働きで無事爆破されたMark6は渚カヲルの死んだ13号機と同様に覚醒状態を保ちながら、セントラルドグマに落ちていったと思われる。

しかし、これだけでは「Q」のフォースインパクト未遂と同じくガフの扉は閉じなかったと思われる。
最終的にどうやってインパクトが終わったかについては次回、改めて話そう。

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