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おすすめ映画を観る「或る夜の出来事」

タイトルは本日見た映画のDVDからとった。
このDVDは普段お世話になっている方(以下Aさん)からお借りしたものだ。

8月に呑んだ時、一緒に呑んでいたAさんが昔の映画の話をしており、私はちょうど向かい合ってその話を聞いていた。
その呑み会からしばらく経ってから、Aさんが「とてもいい映画だから観てね」とDVDを貸してくださった。
「クラーク・ゲーブルがとても格好いいから」という言葉を添えて。

あらすじはこちらに書かれている。

お金持ちの家のお嬢様が家出をして、街に出た際に失業中の新聞記者の男性と出会い、
思いがけずニューヨークに向けて一緒に旅をすることになって・・・というお話。
物語上ではラブコメに近いけど、どことなく「ローマの休日」と重なる。
1934年制作の映画なので、モノクロでちょっと画像がぼんやり気味。
(車に乗った時の背景の合成が不完全という感じなのも時代を感じる。)

でも見終わった後、なんだか気持ちが少し明るくなった。
映画の展開はハラハラしつつも、2人や周囲の人間との掛け合いに思わずクスッとしてしまったし、ラブシーンの演出に関する当時の規制が、演出面で良い方向に働いて、映画全体が良い感じの雰囲気になっていた。
最近は気持ちが沈んでいて、しかも昨日は心が折れそうだったので、尚更心に効いたのだと思う。

恥ずかしながら、Aさんが映画のお話をされていた時、
お酒が入っていたせいか、会話の正確な内容を覚えていなかった。
しかし、Aさんは映画の話を私にしたことを覚えていた。
自分から「貸してください」と言った記憶がなかったけど、DVDを貸してくださった。
次回会った際にDVDをお返しするつもりなので、その時に感想を伝えたいな、と思う。

そういえば、他の人から見ることを勧められて、面白かった映画っていくつかあったな、と今回のことを通じて思い出した。
以下は前職の先輩や同僚に薦められてみた映画。
どちらも古いけど、面白い作品。

「スティング」
ロバート・レッドフォードがカッコいいし、「エンターテイナー」を始め、劇中曲がとても良い。一人一人が得意分野を持ち、共闘するというのは自分の中ではとても好きなスタイル。
そして、この映画をみるとなんとなく「オーシャンズ11」を思いだす。

「12人の優しい日本人」
日本語に陪審員制度があったら、という前提で描かれた12人の陪審員による密室劇。後半で豊川悦司演じる11号の勢いがすごい。
(前半はほとんど目立たなかったのに!)
その後、日本では裁判員制度が始まったけど、私はまだ呼ばれたことがない。


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