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小学生の思い出②

小学生の思い出①も読んでいただくと
話の流れがわかりやすいかと思います

友達だと思っていた人達に裏切られ
唯一話せる友達は
グループから省かれないよう
学校では私と距離をとっていました

その子にはずっと近くにいて欲しかったけど
人様の人生を自分のものにする権利なんて
誰も持っていません

ぼっちの私は教室の空きロッカーに入っていた
図書室の本を読むようになりました
休み時間にすることが無かったからです

一冊の本をじっくり、ゆっくり
何度も読んでいました

それはそれで有意義な時間だったと思います

ある時、1人ぼっちになっていると
気がついた担任の先生が
私が元いたグループに声をかけ
「○○ちゃんも遊びに誘ってあげて」
と言ったそうです
これは、話せる友達からこっそり聞きました

それでグループは休み時間に
「○○ちゃんも縄跳び行く?」
と声をかけられました
ここで遊びについていったら
何か変わったのでしょうか
今でも考えてしまいます

当時の私からすれば
グループ=裏切り者
もう友達という感情はなく
恨んでいる相手でした

なので無視してしまいました
グループの反応はもちろん「…えっ?」という感じで
顔を見合わせていたことを覚えています

遊びについてくるとでも思っていたのでしょうか

私が席から立つ様子がないことを確認し
グループは遊びにいきました
その様子を見て、少し寂しい気持ちになったことを
うっすらとですが覚えています

それからというもの
グループはより一層私を敵視するようになりました

ぼっちの私を気にかけてくれる
クラスで優しくて頭のいい女子2人組
髪を結ってくれたり、授業でよくある
2人組や3人組を作って〜というやつで
私と組んでくれたりしました

その2人をグループは私から遠ざけようと
前よりお話をするようになったり
チームを組む時に、私のところに来る前に声をかけ
交流がなくなるようにしてきました

それから何か吹き込まれたのか
私の相手をするのが嫌になったのか
2人組は私を気にかけなくなりました

でも、1人だけ。
2人組の1人だけは

「○○ちゃんバイバイ」

と、帰り道で私と彼女以外誰もいない時に
優しく笑顔で言ってくれていました
それが嬉しくて嬉しくて、自然と笑顔になれました


そんな感じで小学五年生を迎えた時
あの2人組とは別に
これまで同じクラスにならなかった子が
私を気にかけてくれるようになりました

その子は強気な性格で
男子に厳しく女子には優しいタイプでした
私は男子から嫌がらせを受けることもあり
よく泣いていたのですが、その子だけは
助けに来てくれていました

「何やってんの!!謝れよ!!」

私のために怒ってくれて、嬉しかったです
その子に心を開くまで時間はかかりませんでした

私が声を出せるようにと
誰もいない所に連れていってくれて
彼女のグループには「少し待ってて」と
言い、2人きりの時間をよく作ってくれました

そのおかげで、私は彼女と話せるようになり
彼女は私が心を開いてくれた!と
抱きついて喜んでくれました
それもまた嬉しくて私は笑えるようになりました 

生き地獄のような学校生活が
彼女のおかげで少し楽しいものになっていきました

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