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沖縄県座間味村を踏破 その5<日本全市町村踏破(制覇)>

2018年5月1日、ゴールデンウィーク沖縄未踏市町村集中踏破四日目、第四村、座間味村。

外地島(ふかじしま)でスマートフォン(Android)を側溝の穴に落とし、回収不能となり、失意の筆者。
元々異常高温でネットワーク利用不能(そんなに高温ではなかった)となっていたのに加え、もう一つのスマートフォン(iPhone)は1%以上充電不能になるなど、おかしなことばかり。

Androidについては、慶良間空港の係員が、重機を持つ島民に連絡してくれるという。それで結果はどうなるか分からないが、ともかく13時頃もう一度来てくれとの事。

時間は2時間弱あり、とても観光する気分ではないものの、そこに留まっていても仕方ないので、再び原付を走らせた。

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北上して、再び阿嘉港。沖縄本島を発って寄港していたフェリーざまみが、座間味島を目指して出航するところだった。失意のうちにあっても、慶良間の海は痛い程青い。

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阿嘉港に建つ「シロの像」。座間味島に住む恋人「マリリン」に逢う為、3キロの海峡をしばしば泳いで渡っていた。この話は後に映画化され、「マリリンに遭いたい」として上映された。

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筆者が小学生、1988年のことであり、映画を見たのかどうかははっきり覚えていないが、広く宣伝されていたので、あらすじ含め覚えている。映画の題名を口にした覚えもある。全くの余談だが、当時同級生の似たような名前の女の子に好意を寄せていたので、余計に記憶に残っているのである(苦笑)

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この映画では、本物のシロがシロとして出演した。マリリンは、残念ながら映画撮影時にはもう他界していたらしい。何だか切ない話で、失意にあった筆者の心に沁みるが、シロ自身は映画上映から12年後の2000年まで生きたという。人間で言えば80歳以上の長寿らしい。実に強く逞しいシロの事を思うと、スマホ側溝に落とし回収不能になったくらいで落ち込んでいる場合ではない。

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港の近く、阿嘉島と慶留間島や外地島を結ぶ幹線道路の向かいの集落内にある、「スーパー&民宿たつのじょう」に入る。この島ではかなり立派な建物。もちろん、スーパーといっても雑貨屋のようなものだが、意外と買い物に便利な島だ。ダイバーの訪れる島だから、結構需要があるのだろう。

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スーパーの入口の上に、注連縄が張られていた。神道の注連縄そのものだが、琉球でも伝統的にこうした注連縄を用いるようだ。

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このスーパーのすぐ近くに、御嶽があった。赤い鳥居が建っている。鳥居は、恐らく近代に、皇民化政策の一環として建てられたものだろう。沖縄を旅しているとよく見かける。特に離島に多いように思う。

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琉球らしい赤瓦の御嶽に参拝。阿嘉島の大地に吸い込まれたAndroidを、どうか手元に戻して下さいと、阿嘉島の神に祈る。そのようなことを祈るべき神か、島民でない者が拝むべき神かどうかは分からないが、ともかく藁にもすがる思いである。

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と、御嶽から出て来たところで、レンタル原付の店主とばったりと会う。そして、空港から連絡があり、スマホを回収したとのこと!!

様々な悪い奇跡が重なり、災厄に見舞われていた中、阿嘉島の神に祈ったところで、たちまち回収の知らせ。もちろん、回収はもっと前に終わっていて、店主も私を探していたのだろうが、主観的な立場としては、神威とも取れる奇跡的なタイミング。これが五番目の不可思議な出来事である。

市町村踏破数は前回投稿から変わらず。
沖縄県全41市町村のうち、33市町村踏破、残り8市町村、達成率80.5%。
九州・沖縄全274市町村のうち、265市町村踏破、残り9市町村、達成率96.7%。
日本全国1741市町村のうち、1725市町村踏破、残り16市町村、達成率99.1%。
(2018年5月1日当時の状況)

#旅 #沖縄 #離島 #神秘体験

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