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チームビルディングだけに執着すると見落とすものがあるかも

ファシリテーションを学びながらいろんな場で活用しているんだけど、ここ最近では立て続けに学びが多くて特にチームビルディングについての気づきはやればやるだけ知見がたまる。

チームビルディングのワークをやろうとすると、まず①チーム分けをして、②アイスブレイクして、③チームビルディングワークをして、④振り返りをして、という流れが経験上多かった。

先日やっておもしろかったのが、チーム作りの前に、例えば1つのテーマで①個人でやってみる、②ペアでやってみる、③チームでやってみる、という流れでワークを進めた。

結果、個人でやったときの成果とチームでやった時の成果に違いが出てくる。個人戦の方が成績がいい人やチーム戦の方がいい成績を収めているなど。

結果を客観的な数値で比較できると分かりやすい。


結果からいうと、たぶんだけど

 ・個人で能力を発揮するのが向いている人がいそう

 ・少人数で能力を発揮するのが向いている人がいそう

 ・チームで能力を発揮するのが向いている人がいそう

というのが見えたこと。


このやり方を3段階に分けた方法は振り返りがなかなかおもしろい。

自分は、

  ・リーダーシップをとる人か

  ・フォロワーシップをとる人か

  ・ただの傍観者になるか

  ・チャレンジング(博打的)な人か

  ・堅実を求めていく人か

  ・自分はこういうタイプの人がいると発言しやすい・しにくい人か

などなど・・・

時間は少しかかるけど、ファシリテーターの話題提供により振り返りの良さは引き立ちそう。


求める結果の質や量によっては、チームでやるよりも個人でやった方がいい成果がでることもありそうな気がしている。チームにすることで成果が減ることもザラにある。

関わる人が増えるということは、複雑化し、手間がかかり、手続きが増え、時間がかかり、コストがかかり、リスクが増える。ただ、上手くいったときの爆発力はすごい。それは一人ではきっと手の届かなかったことがいろいろできるようになるから。

ってのは、まあよくある当り前の話で、結局のところ目標対してコミットしようとできる人数がどれくらいの規模のなのか、またはコミットさせたい人数に対してちゃんとファシリテーションを試みているか、というところが大事だと思ってますが、どう思います?


新しいアイディアやイノベーションを起こそうと思ったときに、経験・技術力・権限関係の大きい人が場がいるとき、往々にして声が出されにくいことあります。

年齢層や性別をバラつかせたところで最近よく言われている「多様性」にはなっていないよくある例です。大事にしないといけない価値や優先事項が同じような人が集まったところで、そこに束縛される以上は壁を突破できないわけで、社内会議で新しいアイディアが出にくいのはそういう理由なんですよね。

チームビルディングに期待する前に、どういった人たちでチームを構成しようとしているのか、まずはそこに注目してみるのも時に大事ですね。


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