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【note】節分とは?由来や意味を知ろう

 節分という言葉を聞いたら、何を思い浮かべますか?豆まきや恵方巻き、鬼のお面など、節分にはさまざまな風習がありますね。でも、なぜ節分にそんなことをするのでしょうか?節分の由来や意味を知って、もっと節分を楽しみましょう!

▼節分とは季節の変わり目のこと

 節分とは、もともと「季節を分ける」という意味で、立春・立夏・立秋・立冬の前日のことを指していました。立春は2月4日頃にあたり、春が始まる日とされています。その前日である節分は、冬の終わりであり、新しい年の始まりでもありました。だから、節分には邪気や厄を払って、福を呼び込むという行事が行われるようになったのです。

▼豆まきは鬼を追い払うため

 節分に豆まきをするのは、鬼を追い払うためです。鬼とは、邪気や災厄の象徴で、節分の夜にやってくると考えられていました。豆は五穀のひとつで、生命力があるとされています。豆をまいて鬼に当てると、鬼は痛がって逃げていくと信じられていました。また、豆には「魔滅(まめ)」という言葉に通じるという意味もあります。豆まきをした後は、まいた豆を拾って食べると、福を取り込めると言われています。

▼恵方巻きは方角にちなんだ風習

 節分に恵方巻きを食べるのは、関西発祥の風習です。恵方巻きとは、太巻き寿司のことで、その年の恵方(縁起のいい方角)に向かって、無言で一本丸かじりするというものです。恵方は毎年変わりますが、2024年は南南東です。恵方巻きには、七福神にちなんで7種類の具が入っていることが多く、巻き寿司の形は福を巻き込むという意味があります。

▼節分の楽しみ方!日本だけじゃない世界の風習も紹介

 節分には、豆まきや恵方巻き以外にも、さまざまな楽しみ方があります。日本各地には、独自の節分行事がありますし、海外にも節分に似た風習があります。ここでは、日本と世界の節分の楽しみ方を紹介します。

▼日本各地の節分行事

 日本各地には、節分に豆まき以外の行事を行うところがあります。例えば、

  • 静岡県の浅間神社では、節分祭として「火祭り」が行われます。巨大な松明に火をつけて、鬼を焼き払うという迫力満点の祭りです。

  • 岩手県の北上市では、節分に「鬼踊り」が行われます。鬼の面をつけた男たちが、太鼓や笛の音に合わせて踊ります。鬼踊りは、鬼になりきって災厄を払うという意味があります。

  • 滋賀県の長浜市では、節分に「鬼火祭り」が行われます。鬼火とは、鬼が出るときに出るとされる不気味な火のことです。鬼火祭りでは、鬼火を模した赤い提灯を持った人たちが、町中を練り歩きます。

▼世界の節分に似た風習

 日本だけでなく、世界にも節分に似た風習があります。例えば、

  • 中国では、旧正月の前日に「除夕(じょや)」という行事が行われます。除夕とは、一年の最後の夜のことで、鬼や邪気を払うために爆竹や花火を鳴らしたり、紅い飾りをしたりします。

  • フランスでは、2月2日に「クレープの日」という行事が行われます。クレープの日とは、キリスト教の「聖燭祭(せいそくさい)」に由来するもので、クレープを食べると幸運が訪れると言われています。

  • スペインでは、12月31日の大晦日に「ぶどう食べ」が行われます。ぶどう食べとは、真夜中の鐘が12回鳴るたびにぶどうを一粒ずつ食べるというもので、12粒食べきると一年間幸せになれると言われています。


 節分は、日本の伝統的な行事ですが、その由来や意味はあまり知られていません。節分には、豆まきや恵方巻きなど、さまざまな風習がありますが、それらはすべて、新しい年に福を呼び込むという目的があります。節分の由来や意味を知って、節分をもっと楽しみましょう!

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