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【note】金利100倍!金利上昇の世界で個人金融資産を増やす。資産所得倍増プランのゆくえ

「定期預金金利が100倍に..」のニュースが話題になり、金利のある世界がヒタヒタと近づいています。皆さんはもちろん金利のある世界での資産運用に関心がありますよね。

金利100倍、このまま預金が最適解?

10年定期預金、金利0.002%が0.2%へ

30代から50代のサラリーマンや主婦は、資産の置き方に変化が求められる

長年にわたり低金利の影響を受けてきた日本の個人金融資産は、預貯金や国債の安全資産に偏っており、資産所得も低い水準にとどまっています。これでは、個人の生活水準の向上や経済の活性化にはつながりません。

インフレによる物価上昇も実生活に影響が出るなか、資産運用の視野は広げて、将来への備えを考える必要性が高まっていますね。


「所得倍増計画」ではなく、「資産所得倍増プラン」

政府は、個人金融資産の効率的な運用と資産所得の増加を目指すために、資産所得倍増プランを提案しました。このプランでは、大きく二つの目標を掲げています。

第一に、投資経験者の倍増を目指す。
 具体的には、5年間でNISA口座数を現在の1,700万から3,400万へと倍増させることを目指し、制度整備を図る。

第二に、投資の倍増を目指す。
 具体的には、5年間でNISA買付額を現在の28兆円から56兆円へと倍増させる。その後家計による投資額(株式・債券・投信など)の倍増を目指す。

・これらの目標の達成を通じて、長期的な目標として資産運用収入そのものの倍増も見据えて政策対応を図る。

資産所得倍増プラン/内閣官房

▪︎資産所得倍増プラン
https://www.cas.go.jp/jp/seisaku/atarashii_sihonsyugi/pdf/dabiplan2022.pdf


第一の柱が新NISA

家計金融資産を貯蓄から投資にシフトさせるNISAの抜本的拡充や恒久化


資産所得倍増プランのリスクと留意点

高利回りの資産は、価格変動や損失の可能性が高いため、自分のリスク許容度や目標期間に合わせたポートフォリオを構築する必要があります。

また、金融市場の動向や税制の変更にも注意を払う必要があり、個人の金融リテラシーの向上が不可欠です。

一方、金融機関や政府も、個人の金融教育やアドバイスを支援する役割を果たすべきと言えます。これについては「金融経済教育の拡充」に向けた動きにも注目が集まりますね。

来春の設立に向け動き出した「金融経済教育推進機構」の全容
https://www.fsa.go.jp/frtc/kikou/2023/20231205.pdf

金融庁

金利が上昇する世界で

「どこも同じく低金利」から「どこに資産を置くべきか」への価値観変化が起こると予想されます。

資産所得倍増プランが始まり、個人の資産運用にはチャンスと課題があります。皆さんは自分の資産の変動に対応できるように、まずは焦らずにリスクや期間に応じたポートフォリオを作り、金融知識やスキルを習得・活用することから始めるといいでしょう。資産所得倍増プランの実現は、皆さんの選択次第です。

今年が皆さんにとって良い投資の一年になりますように。

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