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FOMCボードメンバー【2023】

2022年度は歴史的な大幅利上げを敢行したFRB(連邦準備制度理事会)
2023年度は利下げに転じることがあるのか
金融政策の意思決定機関であるFOMCのメンバーについて解説します
まずはFOMCの日程から

【2023年度のFOMC日程】
① 1月31日~2月1日 → +0.25%
 3月21日~3月22日
  [経済政策金利見通し]
③ 5月2日~5月3日
④ 6月13日~6月14日
  [経済政策金利見通し]
⑤ 7月25日~7月26日
⑥ 9月19日~9月20日
  [経済政策金利見通し]
⑦ 10月31日~11月1日
⑧ 12月12日~12月13日
  [経済政策金利見通し]

FOMCでは、3月・6月・9月・12月にSummary of Economic Projections(通称SEP)と呼ばれる経済及び政策金利の見通しが公表されます
SEPには、GDP成長率・インフレ率・コアインフレ率・失業率・FFレートという5つの項目について見通しが示されます
特に「ドット・チャート」と呼ばれる政策金利見通しは、当局者が今後どこまで政策金利が上がる又は下がるとみているのかが示されており、市場の注目の的となっています

そんな注目されるFOMCのメンバーが一部入れ替わっています

【2023年FOMCボードメンバー】
◆FRBメンバー◆
議長   ジェローム・パウエル
副議長  空席
副議長  マイケル・バー
理事   ミシェル・W・ボウマン
理事   クリストファー・J・ウォラー
理事   リサ・D・クック
理事   フィリップ・N・ジェファーソン

◆地区連銀総裁◆ 投票権あり
NY連銀(常任)   ジョン・C・ウィリアムズ
フィラデルフィア連銀 パトリック・T・ハーカー
シカゴ連銀    オースタン・D・グルーズビー
ミネアポリス連銀    ニール・カシュカリ
ダラス連銀       ローリー・ローガン

◆地区連銀総裁◆ 投票権なし
ボストン連銀      スーザン・コリンズ
クリーブランド連銀   ロレッタ・J・メスター
リッチモンド連銀    トーマス・バーキン
アトランタ連銀   ラファエル・ボスティック
セントルイス連銀    ジェームス・ブラード
カンザスシティ連銀   エスター・ジョージ
サンフランシスコ連銀  メアリー・デーリー

7名のFRB執行部メンバーと投票権を持つ地区連銀総裁でFOMCは構成されます
FOMCにおいて政策に変化が期待される場合、当局者、特に投票権を持つメンバーの発言が注目されます
また、FOMCの開催日が近くなると当局者の公で金融政策や金融経済情勢についての発言が禁止される「ブラックアウト期間」に入るため、以降はFOMC後まで当局者の発言は聞けなくなります
ブラックアウト期間はFOMC開催日の前々週の土曜日からFOMC後のFRB総裁記者会見終了後までとなっています

※2/18追記  ラエル・ブレイナード副議長は国家経済会議(NEC)の委員長に指名されたため、退任しています

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