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【2/22】米国株概況

連休明けの21日の米国株は3日続落となった
Fedの引締め策が今後も積極的に行われるとの見方が広がり、米国債利回りが上昇
金利上昇の影響を受けやすいナスダックや半導体銘柄の下落を筆頭に、全体的に売りが広がった

この日発表されたPMI(景気指数)は製造業、非製造業ともに予想を上振れ
底堅い景気がインフレ低下に粘着性をもたらし、利上げサイクルを長期化させるとの見方に繋がった

2月は相次いで経済指標が上振れしており、市場が想定していた年末の利上げ期待は剥落している
各金融機関がFedの利上げ見通しを上方修正し、全体的なセンチメントは悪化している

Bloombergによると、株のリスクプレミアムが「デスゾーン」と呼ばれる水準に入っており、2007年以降で米国株は最も割高な水準になっているという

ウォルマートは決算発表し、Q4は利益と売上高がともに予想を上回った
ただ、景気の不透明感を理由に次期の見通しには慎重な姿勢を見せた

ホームデポは既存店の売上が予想に反して減少し、全体の売上高も予想下振れした
また、通期見通しを減益とし、時間給労働者の賃上げに10億ドル規模の予算を示したことで株価は下落した

今晩はFOMC議事録の発表が控えており、内容に想定よりタカ派な意見が含まれていれば株価の圧迫材料となる可能性がある

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