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ドサクサ日記 7/24-30 2023

24日。
スタジオで諸々作業。ギターの練習や機材とファイルの整理などを行う。やらなければならないことだらけで、昼食は割愛。ゆえに行きしなにコンビニでブランチ用の弁当を買う。この日はなんとなく、つけ麺。コンビニの冷たいつけ麺は美味しい。けれども、やっぱり何かが違う。こんなことならそうめんにしておけばよかった。けれども、コンビニでそうめんを買うのはなんだか割高な気がしてしまう。

25日。
渋谷でライブ。対バンはSADFRANKこと加藤くんとLOSTAGEの五味岳久。三者三様の面倒臭さがとてもよかった。しかし、俺たちは別に、面倒臭い人間ではないと思う。それぞれに、それぞれの現場で考えて、音楽活動を行なっている。そこで感じたことをまっすぐに言葉にすると、なんだか面倒くさい。これは単に、産業の側が間違っていると思う。岳久も加藤くんも素晴らしい演奏だった。何が音楽的な成功と考えるのかは難しい。商業的な成功も確かに、ひとつの達成ではあると思う。けれども、俺としては、この夜に、この現場に居られることが何よりの成功だと思った。LOSTAGEやNOT WONK(加藤くんのバンド)と交わらない音楽人生の可能性もあっただろう。しかし、俺はこの夜、確かに渋谷のWWWに居て、彼らとがっつり交わったのだ。これを誇らずして、一体なにを誇らしいと思えばいいのか。

26日。
ラジオ収録。AIによって、多くのカルテがデータとして集約されれ、簡単な症状を告白するだけで自分の病気や、その対処法が明らかになる時代がもうすぐそこまで迫っているのだという。人類が生きのびるだけで積み上がっていく症例。それを把握するだけで医師の人生が終わるかもしれない。そうではなくて、医師それぞれの能力をアシストする意味でのAI。そんな話を聞いて少し明るい気分になった。

27日。
グラストンベリーの現地で行った花房さんへのインタビューが公開された。フジロックへとつながるフェスの哲学など、いろいろな話が聞けて楽しかった。多くの人が読んでくれたら嬉しい。写真を見るだけで、思い出が蘇る。一生に一度の体験だと思って参加したけれど、また行きたいなと思う。現地で演奏したい気持ちが強いけれど、僕たち独自の祭りを育むことも大事だと、最近は特に思う。

28日。
フジロックに出かけている人たちの投稿を眺めながら、現地に思いを馳せている。今年は天気が良さそうだけれど、それはそれで暑くて大変そう。でも、暑い日はビールが美味しい。Foo FightersとWeezerが出ている今年のフジに出られない寂しさがあるけれど、またいつか、呼ばれる日が来るといいなと思う。出られれば何でもいいというキャリアでもないから、呼ばれるに相応しい活躍をせねば。

29日。
肩の疼痛が辛いので、痛み止めをもらいに出かけた。良くなってるのか、悪くなっているのか、どちらとも言えない。8月の予定がゴリゴリに埋まっていて、身動きが取れないのもある。こういう命に関わることではないけれど、地味に辛いみたいな症状は病院に出かけても対処療法しかなく、検査の結果が出るまではリハビリくらいしか行えることがない。なんとか耐えながら、回復のきっかけを掴みたい。

30日。
常磐線舞台芸術際の準備。8月1日から公演が始まる。俺は「ラジオ朗読劇 銀河鉄道の夜」と古川日出男さんとのセッション2公演に挑む。4日間、福島の浜通りで演奏/パフォーマンスするのははじめてで、楽しみだ。震災から13回目ということになるだろうか。本当の復興に向けて、何らかの力になるような芸術祭になることを願っているし、その一部でありたいと思う。公演に向けて集中力を高めている。