好きなことは仕事にしたらだめ

「好きなことは仕事にしたらあかんで。」



以前 ライブの時知り合いが出ていたので
楽屋で今のやりたいことをお互い話していた時に
知らない人に横からそう言われた。
(関係ないけど初対面でいきなりタメ口だった。)


と僕の中の全アナべべが言いました。
(ジャングルの王者ターちゃんネタとかわかる人おるんか?
そしてよく見たらど下ネタやんけ。)




このセリフたまに聞きますよね。


好きなことを中途半端に諦めた人から。



多分その人は
仕事にすると嫌なことや不自由なことが増えるから
好きなことが好きじゃなくなる。

って言いたかったんだと思う。


諦めるのは自由だからひとりで諦めてください。

と思った。




続けるにしても諦めるにしても
本気でやり切った人からそんな言葉は出てこないと思う。



そして
好きなことを仕事にする と 仕事としてやるのが好きなこと
は別物だと思うんですよね。


僕は今そのふたつともを持って音楽活動をやっています。


まず
歌うこと と 曲を提供すること

前者が 好きなことを仕事にする
後者が 仕事としてやるのが好きなこと

です。


前者は仕事にすると嫌になることが確かに多いと思います。
やりたいことっていうのは「自由」から生まれているから。
だけど嫌になるのは好きの裏返しです。

これを仕事にするならそれでも好きだからやる!やりたい!
という根性と原動力が必要です。
精神論ですが精神要素もでかいと思ってます。



後者は仕事としてやる、
つまり相手や周りの物事ありきで始まる「制限」から生まれています。

やりたいことは時に「自由」を押し潰されるけど
こちらは枠があって、その枠が変動するのもありきで
楽しい、好きだと思えることです。


「好きなことは仕事にしたらあかんで。」


というセリフはそこを曖昧にしてるから出てくるものでもあると思います。



そして最後に


好きなことを仕事にしたい
の中に
仕事としてやるのが好きなこと
を見つけてあげられたらいいんじゃないか?

と最近は考えています。


中には嫌いなことからでもそれができる人がいます。
そういう人は本当に素晴らしいです。


でも僕はそれができなかったので
逆に嫌なことから本気で逃げることにしました。
本気で逃げるために本気で頑張れることがある。


「しんどいこと」「嫌なこと」
が前提にあるなんて楽しくないじゃないですか。


アプローチは様々だと思うけど
誰でも楽しんでできる仕事があると僕は思っています。


好きなことは仕事にしたらだめ。


僕はこの言葉は誰にも言いたくないなって思います。
あなたにも、自分自身にも。


自由の中に制限を。
制限の中に自由を。



楽しく働こう:-)




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