一番町パークマンション
売主：三井不動産
施工：竹中工務店
竣工：1973年3月
総戸数：41戸
構造・規模：SRC14階

千鳥ヶ淵を臨めるマンションとしては初ではないだろうか。
三井不動産は2004年にパークマンション千鳥ヶ淵を世に出した。石匠や有名左官を採用し、パンフレットとは別には千鳥ヶ淵の四季の写真集も作った。
良い時代だったのかもしれないけれど、千鳥ヶ淵沿と言う立地の特別感は秀逸だった。
この一番町パークマンションは現在も建物を見ると築47年とは思えないほど管理、修繕が行き届いている。ほんと隅々まできれい！管理がいいマンションは気持ちがいい！
玄関デザインは少しレトロ感もあるがいい雰囲気を醸し出している。いい感じ！

「墓苑入口」の交差点の向こうには三菱地所のザ・パークハウスグラン千鳥ヶ淵
（2015.3竣工）が建っている。

このマンションは飛島建設の本社跡地に建設された。バブル時代Ｃ１都環を車で走ってくると煌々と電気が深夜まで点っていた飛島建設。（C1都環はこの辺りで皇居のお堀に入っていく感じで個人的には大好きなポイント）
記憶では＠１,000万円/坪以上の単価で発売されたが、そこそこ順調に売れた。

北の丸公園、靖国神社が囲む千鳥ヶ淵の立地は希少だ。その希少立地を尊むように計画されたこれらのマンションはデベロッパーと施工会社（ほとんど竹中工務店ですが）の心意気を感じる。