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#63 春のめざめ(2006)

「初恋」のツルゲーネフに捧げた作品。淡い色調の油絵が動くだけでも凄いのに、のめり込む演出と人が最初に訪れる愛の喜びや悩みを描く物語がモロ好みだった。

ガラス絵手法で作成するメイキング映像も圧巻で今年旧作ベスト級が早くも出現し、神作画という概念が更新された。情熱の結晶。芸術!

監督はアレクサンドル・ペトロフ。ユーリー・ノルシュテインの弟子だそうでそれはすごいはずだなぁと。

「現実世界から自由でいるために、アニメーションの仕事は私にとってはとても適した楽な手段なのです。アニメーションが楽にできるという意味ではないですが」と語っていて同じ事をアニメ監督か漫画家の話で聞いたかもしれない。

本国ロシアでは芸術性の高さゆえに逆に劇場公開されるチャンスがなく短編なのも難点?)、日本が初公開だったそう。ジブリ様々。

本作を観たら湧きたつものが出てきて「初恋」を読み直し夜更かししてしまった。あの絵が頭の中で動く。
もっと早く出逢いたかった。



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