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[DTM] MASTER MASTERING (コンプレッサ)

仕組み


音圧が上がるイメージを注射器に入った雪の中の2つの石ころで例える。

ピストンを押して雪全体を圧縮する
雪の中の2つの石の相対的な位置関係は変わらない
押し込んだ分、シリンダの縁からの距離は長くなる。

こうやって音圧を稼ぐ。

GarageBandの場合の操作


「表示」で”Smart Control” を表示
にして、”マスタ”タブを押すとプラグインとして、5つのボタンが現れる。
2つめの"Compresser"を選択すると、パラメータ設定のGUIが現れる。

パラメータ

Threshold

この値より大きな音のみ圧縮がかかる。

だんだん音が大きくなるAudioファイルを読み込んで次の3パターンを比較する。


徐々に大きくなる太鼓の音

Radio 5:0
Atack 最小値
Gain 最小値

に設定した上でThresholdの値を3通り変えてみる
 0,-10,-20

  1. 0db 圧縮は起こらない

  2. -10dB 途中より音が大きくなる感じが鈍くなる

  3. -20dB  早い段階で、音が大きくなる感じが鈍くなる


Ratio


圧縮比 入力と出力の関係 
2:1なら、2で入った入力を1で出力するという意味

Threshold = -10dB
Atack 最小値
Gain 最小値

に設定した上でRatioの値を3通り変えてみる

  1. 1:1 圧縮は起こらない

  2. 2:1  途中より音が大きくなる感じが鈍くなる

  3. 10:1 途中より音が大きくならない

3をリミッタと呼ぶ

実際は、
Radio 2:1 threshold = -10dB からスタートして調整が良いかも。

Gain

圧縮して録音レベルに余裕ができた分を持ち上げる。

ex.
threshold -10dB radio 2:1 ->で5dB余裕が出る。

全体を5dB持ち上げる->録音レベル一杯になって、小さい音も5dB持ち上がる。

Attack

音量がthreshoidを超えて圧縮が始まるまでの時間。
あげると時間をおいて圧縮が始まる(0.1秒とか)。

参考 「MASTERING」 永野光浩

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