さよなら

もう青春と
お別れしても
いいだろう

僕は
おじいさんになった

でも
ときどき
思いだす

最初に勤めた会社

その出口には

See
You
Again

と
書かれた
書があった

有名コピーライターが
書いたものだ

でも
僕は
その会社から
逃げた

時代は変わった
失うものが
そもそも無い
そんな日々だった

それは今も続いている

言葉としては
自分のフィルムとしては
残っている

See
You
Again

もう
ずいぶん
ときが経った