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一度は行きたいあの場所

昨日のnoteにも少し書いたが、行きたいところはたくさんある。
車椅子で介助者が必要な私には叶わぬ夢だが、もしも願いが叶うならヨーロッパの各地を巡ってみたい。
それには健常者が必要な予算の3~5倍が必要だと思われるが、宝くじにでも当たらなければ無理だろう。しかし、宝くじは買わない主義なので大金が転がり込むことはない。石油王と出会うことを期待してみたいが、たいして美形でもない私に石油王が大金を使ってくれるわけがない。
したがって、ヨーロッパ旅行の望みはないと思っていた方が良いだろう。


日本各地を巡ってもみたいが、同じ理由で叶う確率は低い。
車椅子でも新幹線や国内線で国内旅行が比較的しやすい時代ではあるが、友達に「一緒に行こうよ」と簡単には言えないし、一緒に行ってくれそうな友達もいないので、やはり宿泊を伴う旅行や、早朝深夜の日帰り旅行でさえ、私には夢のまた夢なのだ。

そんな私でも行ける範囲で行きたい場所がある。
生まれ故郷の八王子だ。
東京で雪が降るとたいてい八王子駅で中継されるので、ご存じの方がいっらっしゃるかもしれない。

生まれた場所は八王子駅の近く、明神町というところ。駅周辺はGoogleストリートビューで見ると、なんの変哲もない街である。
余談ではあるが、母は松任谷由実さんのご実家「荒井呉服店」を知っている。明神町から甲州街道を挟んですぐのところである。


実は去年から行ってみたいと思いつつ、なかなかもって遠いので腰が上がらない。
ざっくり調べると、健常者で2時間半程。これに諸々の待ち時間、移動時間が加わると3時間以上は見なければならない。
行きかえりで6時間、現地にいられるのは2時間程だろう。

もしくは特急を使う手もあるかもしれない。
ただ、介助者が2名必要な私は、割引も含めて合計3人分支払わなければならず、JRの規定で割引が効かない区間もあることを考えると、腰が上がらない理由がおわかりいただけるだろうか。

ただ、私は母がまだ元気なうちに行っておきたいのだ。
それがどうしてなのか理由はよくわからない。認知症で話がわからなくなったり、寝たきりで意思疎通が難しかったり、あるいは突然他界してしまわないうちに、行って見てきたものを話したいと思っている。
それはもしかするとヨーロッパ旅行の土産話をするよりも、母にとっても私にとっても良いような気がするのだ。

千葉から八王子なんて、健常者にはたいした距離ではないのだと思うが、私にとっては1日がかりの旅行だ。
季節を選びつつ、今年計画しようと思う。

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