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陰陽太極図と母の話

今日は特段書きたいと思うようなことがなく、さっきから書いては消しを繰り返している。
書きたいことがないくらいの平和に感謝すると共に、今日は朝から寒くて手がうまく動かず、タイプミスが多くてイライラしているのだ。おまけに1月からの顔のスキントラブルに気が取られている。

有難いことに仕事の依頼が途切れず、今日は午後の適当なところで終わりにしようと思っていたが、結局丸1日仕事をしてしまった。お客様が待っておられるだろうと思うと、1日伸ばすより今日のうちにやってしまおうと思うのだ。その分、今日やりたかったことは後日に回る。

こんなふうに、良いことと悪いことは陰陽の太極図のようになっている。
ある物事について、図の中では陰の面積も陽のそれも同じなのに、心持ち次第で陰の面積が多く見えたり、はたまた陽の面積がすべてを占めているようにも見える。そして、そこから脱却して俯瞰で太極図を見られるようになるには、時間経過だとか自分の好きなものに触れるだとか、あるいは風や花の匂い、雨の中を車がしぶきをあげて走る音など、なんらかのきっかけが必要だ。

今日、母がコンビニでスイーツを買ってきた。それを食べるときまで、私はとてもとても楽しみにしていたのだ。
ところが、食卓に上がったものは、私がそれ程好んで食べないティラミスと、やめてほしいと言ったはずの和菓子だった。
どちらも普段から私が敢えて手に取らないものだと母は知っているはずだ。
別にいじわるして選んできたわけではないが、私の太極図はただちに陰となった。

どうもこの頃、母は頼んだことと反対のことをしてくる。「Aではなくて、Bを持ってきてほしい」と頼むとBを持ってくるというようなことが増えている。だからなるべく「Bが欲しい」と言うようにはしているが、似たようなものがある場合はどうしても「Aではない」という情報を添えてしまう。母の理解度はだいぶ落ちているように思う。母自身がそのことに気づいているかわからない。

しかし私は偉かった。文句を言わずにティラミスと和菓子を半分ずつ食べたのだ。和菓子の方は白玉を食べて餡子は残してしまったが、とりあえずその場では何も言わなかった。
後になって「あれはどうだった?」的な話になったので、どちらもあまり好まないし、和菓子は買ってこないでと言ってあったことを話すと「東京で美味しいもの食べてくるんでしょ」といつもの一言を残して去って行った。

うーむ、面倒くさい。

寝るまでに私の太極図が元通りに見えるようになると良いが…。


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