新しくマネージャーになろうとしている人たちへ

この新歓時期にマネージャーとして入るか迷っている子にベラベラ喋ってしまったのでちゃんとまとめようと思って書きました。

※私の意見なので人によると思います

マネージャーって聞くと何を思い浮かべますか?
最初、私は選手のために頑張って、一緒に笑って泣ける姿を想像してある部活のマネージャーになりました。
1年間いろいろあって2回生の時に女子ラクロス部のマネージャー(スタッフ)になりました。
そこで3年間マネージャーをして、私なりにいつも思っていて、後輩にも言い続けているのが

「マネージャーができないことは試合に出て点を取ること、守ること。それ以外は全部できる」

ということです。

マネージャーの仕事

私も最初は先輩達から教えてもらう仕事一つひとつを覚えていくのに必死でした。
練習前は何の準備をして、どのタイミングでドリンクを渡して、どれくらいで笛を吹いたらよくて、気をつけなきゃいけないことはあれとこれと……
と、言われたことを覚えるのに必死で、どうしてそんなことをしているのか、気をつけているのか、全く考えていませんでした。
慣れてくると少しずつ視野が広がって焦ることも減ってきました。多分要因の一つに「つまり選手の練習がちゃんとできればええんやろ」という根本ができたからだと思います。

ドリンク一つ渡すのも、練習一つ笛で区切るのも、ビデオを撮るのも、全部結局「試合に勝つ」ことに繋がっていると考えました。

そう考えていくといろんな仕事が繋がって見えてくるだけでなく、「自分にできることは何か」を考えるようになりました。
今ある仕事でいっぱいにならず、まだない新しくできることを探すようになりました。

マネージャーの存在

ここから話すことは怒られそうな内容なんですが話します…笑
最初に話した通り私は二つの部のマネージャーを経験しました。
そして様々な機会で他部活、他校のマネージャーもたくさん見てきました。

自分の経験の中で、マネージャーは難しいなと思う時がありました。

なぜなら、おそらく多くのマネージャーは、「存在するだけで選手に感謝される」からです。
選手の人たちからすればマネージャーがドリンクを作ってくれる、時間を測ってくれる、笛を吹いてくれる、その分自分達でやらずに練習に集中できる。
マネージャーの組織が成熟化しているチームはまた別とは思いますが、継続してマネージャーが存在していないチーム、今までずっといなかったチームからしてみればマネージャーはありがたい存在のようでした。

今まで通りやっていても十分価値があり、その先を求める機会が非常に少ないのがマネージャーだと考えています。
こんなもん他のチーム見るかマネージャーとは!?みたいな本読むとかしない限りなかなか気付けないです。私も最初は他部活、他校の人に話しを聞きまくって自分のチームと比較することから始めました。

主体的にならない限り、受け身でいる限りそのままで終わることも可能なのがマネージャーです。

先輩がやってきていたから、ルールだから、仕事だから、それで100%で終わってしまう人もたくさんいると思います。

なので私が言いたいのは、「今ある仕事が全てではない」ということと、「マネージャーとして何をしてチームを過ごすのかは自由」ということです。

マネージャーは自由

先輩に言われたことが全てではないし、今チームが求めていることが全てではないです。
「チームが目標を達成する」ためにできることなら私はなんでもやっていけば良いと思っています。
もちろんそこにはリスクやコストがあるのかもしれません。それでもまずは「私はこんなことがしたい、チームにこんな貢献ができるかもしれない」と誰かに伝えてみてください。
私がいたチームはまずは肯定してくれました。もしチームが否定的な態度を取ったとしたら、他校でも他部活でも、部活と関係ない友達でもいいかもしれません。まずは自分の意志を伝えること。意外なところから手助けしてもらえる、情報がもらえることもあります。

この前意外なところから仲良くなったマネージャーのコーチをしている山田さんのツイッターも載せておくのでこの人に相談するのもめちゃくちゃ有益な時間になると思います

https://twitter.com/yamaruuuuu753
(ネット繋がらなさすぎたのでまた修正します。取り急ぎアドレスだけ…)

とにかく自分から動くこと。そうすれば今まで以上にマネージャーは奥が深く、難しくなるし、なにより楽しくなるはずです。

「マネージャーができないことは試合に出て点を取ること、守ること。それ以外は全部できる」

これを大事にして後輩たちも頑張ってくれたら嬉しいなと、何年も前のOGは思うのでした。

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