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なぜかまわりから助けられる人ってコレを理解している

 さて、今回は『助けられる人の特徴』がテーマだ。
 人は自分で経験がある事でないと、文章化するのは難しい。だから私の場合『強いリーダーシップを発揮するには』とか『チームワークを形成するには』みたいな事が書けない。パチンコ店の店長や人事部で新人研修とかやっていたから、これらの事は得意な筈なのだが、そういうの本当苦手。

 「みんなで力を合わせて~」とか「よーし今日の授業は中止だ。みんな外でサッカーやるぞお!(学園サスペンスの真犯人やん)」みたいのやるくらいなら、一人で黙々とやった方が手っ取り早いし、その背中を見てついてくる人はついてくる‥ずっとそんなスタンスでやってた。正に単独行動の鬼!単独行動の鬼がここに現る、そしてここに眠る。いや死なせんな(笑)

 でも助けてもらう事は本っ当に多かった。他力本願で生きるつもりは全然ないんだけど、振り返って見ると人から助けられてばかりの人生だ。殆どヒモみたいなものだ。超ひも理論完成の鍵は俺が握ってるまである。 

 だから今回のテーマは
「『結果として』助けられる人の特徴」だ。

 私のような我が強く協調性のかけらもない人間が、偉い人の顔色だけみて生きてる奴らより、結局は助けてもらえる。これは中々痛快だぞ(その分、そいつらから受ける嫉妬も凄まじいのだが)。
 助けてもらおうなんて思ってたら、絶対助けてもらえない。
 だからこそ、助けてもらった時は余計嬉しいし、「絶対いつか恩返しができる人間になるぞ」と頑張れる。そんなプラスの循環が起きたりもするので、暇つぶしにお付き合い願いたい。


ギブ・アンド・テイクの本質

 では早速本題に入ろう。
 よく「返報性の原理」なんて言って、【先に相手に与える人間は、相手がお返ししなければという気持ちになるので助けてもらいやすい】なんていう。まあその通りなのだろうが、この原理は正直好きではない。助ける・助けられるという本質が見えてこないからだ。

 どういう事かというと、いくら返報性の原理で相手に与え続けても、そこに相手を利用しようという気持ちがあれば、それは確実にバレる。闇金ウシジマくんだって、最初は積極的にお金を貸してくれるではないか。

 助けてもらえない人が根本的に勘違いしてるのは、ギブ・アンド・テイク(助ける・助られる)という行為を相手を利用する為の戦術の一つと考えている事だ。

 ギブ・アンド・テイクの本質は与えている側も自分が幸せになりたいからやっているだけだ。そこにどっちが先にやったから、返してもらい易いみたいな打算はない。
 
 それがわかっている人は、助けてもらっている時も相手が目一杯幸せを感じられるように変な遠慮などせず、100%の恩恵を受ける。そして助けてもらった後のリアクションは「ありがとう」だ(分かってない人は「すみません」とか言っちゃうんだよな)。
 助けてもらえる人になる為の第一歩は、このギブ・アンド・テイクの本質を知ることからではないだろうか。

 ちなみに仕事や便宜上でこの関係を築きたい場合は、ギブ・アンド・テイクって言葉よりは「ウィン・ウィン」っ言葉を使った方が無難だろう。仕事でギブ・アンド・テイクって言うと、底知れぬ打算感が出てしまう。


助ける側にある2つの想い

 ここからは助ける人の心理をもう少し掘ってみる。
 助けたい人を助ける人の心理には、以下の2パターンあると思うのだ。

  1. 無償のギブ-自分の子供・好きな人(恋愛感情だけでなく)

  2. BETするギブ-部下・後輩・将来に期待する人

 ちなみに夫婦関係にギブ・アンド・テイクはないと思ってる。あれは完全に上述したウィン・ウィンだ。どちらか一方のウィンがなくなった時点で、関係は破綻する⇐夫婦に厳しい50歳独身(笑)

 助けてもらえる人になるには、この2種類のギブの想いを正しく汲み取る必要がある。一つずつ説明していこう。


「助かりたいから助けてる」無償のギブ

 良い例を挙げれば自分の子供やペットへの愛情。悪い例を挙げればホストに熱を上げるアホ女(笑)だろうか。
 この無償のギブをとことん悪用してるのが宗教って事だな。

 こういうギブは自分の人生に真剣に向き合っていれば、たまに与えてもらえる時がある。悪用すればマジでなんでもしてくれそうな、ちょっと怖いくらいの無償のギブだ。
 だからこそ、相手の想いの本質を正しく理解しなければならない。
「俺を助けることでこの人も助かりたいんだな」と‥
 自分が救われることで相手も救われるんだと理解すれば、変な遠慮もなくなる。そういう時はMAXで助けてもらおう。

 でもお礼は絶っっ対に返すべきだ。物やお金よりは、「あなたに助けてもらったおかげで私の人生が良い方向に動きましたよ」っていう、達成感をお返しするのがベストではないだろうか。一緒に居る時間を楽しんでもらい、関わって良かったと思える記憶を与え、助けたことを後悔させない時間を提供することができれば、相手も助けた冥利に尽きるってものだ。


「マネーの虎」的なBETするギブ

 マネーの虎という番組がかつてあった。何も分かってないくせに神妙な顔してる吉田栄作の横で、なんとか自分に投資してもらおうと4人前後の社長に必死にプレゼンをする、超圧迫面接番組があったと思うが、「BETするギブ」というのは、あの感覚に近いと思う。

「こいつ今はきったねえ毛虫だが、もしかしたら将来モスラになるんじゃないか?」

と思わせる感覚と言ってもいい。「投資に値する」と期待された人間は、窮地で不思議とこういう人物に助けてもらえる。
 余談だが、子育てで失敗する王道が「自分の子供を『BETするギブ』として育てる」ケースだ。自分が果たせなかった夢や目標を子供に押し付けるヤツ?子供は金融商品じゃないんだから、セコいこと言わずに無償で助けてやれっつーの(笑)

 ただ大人の社会では、無償のギブより、BETするギブの方が圧倒的に多い。先日ホームページ作成の仕事を頂けたのだが、その企業を紹介してくれた恩人も、私に何らかの可能性を感じたからBETしてくれたのだと思う。

 この場合の御礼は「いつもありがとう、感謝してるよ❤」的なゴミみたいな言葉でない事くらいは誰でも分かるだろう。BETされた人間が恩を返したいなら、できる事は唯一つ。(投資した)元が取れる人間になる以外何もない。

 
別に相手も絶対に元を取り返すつもりではないだろう。「もしかしたらこいつは化けるんじゃないか?」くらいの心持ちだと思う。
 ただ、BETされたのならば、人を助け、助けられる人間で有り続けたいのならば、それはもう腹括って社会の荒波で戦うしかない。それが仕事で結果を出すことなのか、託された人間を育て上げることなのか‥ケースは様々だろう。

 そのミッションをクリアして「あなたの目に狂いは無かったですよ」と行動で語る事が、BETしてくれた人間への唯一無二の恩返しなのだ。


まとめ

 という訳で今回のまとめだ。

  1. ギブ・アンド・テイク(助ける・助けられる)の本質は助ける側もそれで自分が幸せになれるからやっている。そこに打算はない。

  2. 助けてもらえない人というのは、相手を利用して助かろうとするし、相手を利用するために(一時的に)助ける。

  3. 助ける側にも2種類の想いがある。
    ・無償のギブ
    ・BETするギブ
    助けてもらえる人になるには、この2つのギブを正しく理解して、正しいお礼をすればいい。

こんなところだろうか。
 特に3番の2種類のギブはしっかり見極めて欲しい。
無償のギブに対して「具体的にあなたは私に何をしてほしいの?」
とか、
BETするギブに対して「いつもありがとう❤」みたいなメッセージカードを送る御礼のミスマッチは‥

おや?こんな所に「ガンダリウム合金モデル RX-78-2 ガンダム(¥195,000)」があるぞ。まさおもガンプラ好きだなあ、ずっとコツコツお金貯めてたもんな。
‥よし!ここは父さんが一肌脱いで
💥💥ツクッテアゲヨウ作ってあげよう💥💥

レベルの愚行だと肝に命じて欲しい。


助けてもらえない人へ

 助けてもらえない人というのは、こういう空気の読めなさもあるのだが、最大の問題は「人を立場でランク付けして生きている」ところにある。
 福沢諭吉の言う通り、人間に上も下もないし、学校でもそのように教わる。ただ残念ながら人間の立場には上下が存在するのだ。

 だから社会に出れば、同僚も先輩も上司も、他者から蹴落とされない考え方、羞恥を感じないように他者の反応を気にかける生き方、お金を稼ぐための従順性‥‥そして自分が困らないために他者を利用する方法を、実践という形でご指導ご鞭撻して頂き、身をもって知ることになる。
 でもその方法で得た立場では、誰からも助けてもらえない。政治力で辿り着いた偽りの立場だから、誰も認めてくれない。

 もしそんな人生にジレンマを感じてたら、「立場なんて人間力のものさしの一つに過ぎない」という事を知るべきだ。人間の力っていうのは立場だけじゃない。もっと複雑でもっと多様で、そしてもっと面白い力がいっぱいあるのだ。

 それを知る第一歩として、一回ヤクザの事務所にピンポンダッシュでもしてツイッターに上げてみればいいのだww
 ピンポンダッシュなら、仮に捕まっても死ぬほど謝れば許してもらえる可能性高いし、おそらく今まで感じたことのない謎の達成感や(ごく一部から)熱烈な称賛がもらえるんじゃない?
※あくまで責任感皆無のおっさんの妄言である。それに準ずるような突飛な行動を試して頂きたい

 

サポートして頂ければ私のモチベが500倍に上がります(だから何なん?www)。こんな私をサポートしてくれるあなたは、心底良い人なのですね😊