少し眠ったかな？眠ってはいるものの遠い所で音が聞こえている感じ強い余震はないけど震度２～３。たまにスマホの地震速報性の嫌な音も鳴るし体は敏感になっていてすぐに飛び起きる。意識があるのか無いのかなんだか知らない内にぬるっと朝になっていた。妻の店から目と鼻の先の僕のケーキ屋へとりあえず何をするでもないけど行く。昨日は必死だったけどもう一度ちゃんと見てみるとお店の入り口の基礎がかなり浮いていて、カギの問題じゃなくて扉が歪んで開かないしびくともしない。

トイレを見ると少し陥没している。もう少しキレイに片付けなくちゃと思いながらも手につかない。12月末に焼いたお正月休み明けの焼き菓子たちがあるけど廃棄になるんだろなって可愛そうになって小さくやっぱり「ごめんね」って呟くけどお店もなんだか血液が通ってない感じがして壁や機材やあちこちを手で擦ってしまう、だからって直るわけないな～。

　そしてヤッパリこの大量の焼き菓子たちが気になる。。。そうだ昨日のAさんを送って行った避難所に食べてもらおう！って思ったけど急に持っていって迷惑がられても困るしその避難所に何人くらいいるのかわからないので先輩が働いている観光協会の方に連絡して持っていってもいいのか？何人いるのか？のを教えていただいて許可ももらって避難所の責任者さんにもお伝えしていただきました。そして避難者が400人くらいと聞いて１人に１つくらいは行き渡ると思いすぐに持っていきました。(後日SNSなどでとっても嬉しかった等のメッセージをもらってめっちゃ嬉しかったな。)僕も食べる人もお菓子も嬉しいWin-Winでした！！

　そうしていたら「金沢まで送ってくれる？」と母からの電話。ガソリン売っていないこの状況で何を言い出すのかと少しイラッとしつつ話を聞いてみると兵庫県にいる姉ちゃんの所に避難するって言うことでした。それは良い考えだし僕的にも安心もできる、でも申し訳ないけど今は送ってあげられないし電車も当然動いてないからもう少し待って欲しいしごめんやけど無理だと話をしました。
　そうしたら姉ちゃんからの電話で旦那さんが迎えに来てくれる事、ちょうどお正月なので旦那さんの実家の滋賀県にいた事、なにか欲しい物はないか？って言ってくれて素直に甘える事に、そして金沢でガソリンをいれなきゃこっちではスタンドがやってない事、当然飲み水もトイレもできない事をつたえて実家で旦那さんを待ちました。

　夕方に大量の水とお茶やレトルトのご飯やカレー、除菌シート、濡れティッシュをもった旦那さんと息子くんが到着！これは本当に有難い事で本当に嬉しかったな～。そして母ちゃんを連れ出してもらってホッとしたのをめっちゃ覚えるな。本当にヒーローに見えた(ヒーローばっかりやな)本当に本当にありがとう。

#令和６年能登半島地震
#能登半島地震
#ケーキ屋 #七尾市