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文系アラフォー独身女子の失敗談#2

人はいつだって、変化がこわくて逃げ出したくなるもの、の巻

大学生活も大詰め
内定をもぎ取りいよいよ社会人になるという3月

元カレに連れていかれて覚えたスロットで
まさかの連日大勝ち
質素に行けば2ヶ月は暮らせる状態を保ち
それでもバイトに勤しんだ3月

プロセスはどうあれ
5月末の初任給までの準備は万端
…のはずだった

駅で見上げた電光掲示板を見て
思わず、想った

逃げたい!

これからずっと社会人にしかなれない切なさが
咄嗟の逃避行の原動力になる

こういう時、キャッチコピーとはすごいと思う
頭の中で本当に出てきた言葉

「そうだ、京都へ行こう」

目の前の改札を抜けて、京都行きへ
京都に着くとホテルに電話
はじめてのことだけど
何故かすんなりとことが運ぶ

ホテルに着いたら、また電話
当時すでに社会人だった彼氏に

社会人になりたくありません
京都にきました

と報告
爆笑されました

京都なら三十三間堂が良いよ!

すでに社会人の落ち着き漂う彼に
何故か親切にレクチャーしてもらい
翌日、レッツ三十三間堂へ

ゆっくり回って
ぼぅっとしながら

はて、何故社会人が嫌なのか

と急に向き合い始める
嫌…ではない気がする
正しくは、怖いだけ

結論が早々と出て
素直に彼に報告

再度爆笑され
せっかくだから色々いってみたらー?
と背中を押してもらい

そこからは、一人卒業旅行

清水寺に行き
抹茶を飲み

大原三千院に行き
きゅうりを食べる

大原からのバスの中
あほらし、帰ろ…と脳内結審

お土産とお土産話を献上している間
ずっとニヤニヤされました

自分探し、どうだった?と聞かれたが、
いや、自分探しじゃないし!

と思ったけど
今から思うと確かに自分探しだった気がする

変化がこわい!と知ってからは
年に1、2回週末に一人旅しています

こわいことからはきちんと逃げてみて
でも結局
立ち向かってしまうんだなぁ

でも、逃げ出してはいけない
と苦しむ期間は減ったので
変化とうまく折り合いつけている気もする

さて、
次の変化は自分から起こそうかしら

なんちゃって

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