華桔梗

空想の世界で限りなき箱庭を愛する フィクショナリー作品を書いています

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最近の記事

グルグルぽん

アタシの人生はまるでグルグルぽん グルグルポンは行き当たりばったり でも じつは 行き当たりばったりは本当は 行き当たりばったりではない たとえば(こんな感じ) 結局その人が生きた人生がでる それだけのことなんだと 半世紀近くいきて まだまだ未熟な自分にそう思うが しかし その半世紀はけっして嘘をつかない 私色の半世紀があらわれていた なんて 未熟でお茶目な色合いなんだろう 私は私のママでいいといってくれた そんな肯定を私のうちなる魂と言い表せるに 私自身から排出されたもの

    • 滑って転んで人集め

      勝手な妄想でのたうちまわる必要は無い 退廃だいきらいなんだ 作品の退廃はおそらく退廃と表現されるだけで その実 退廃と言うことはには何種類かの言葉の意味が混ざり合ったように定義されている また 人によっては退廃の定義にも擦れが生じるのだろう 退廃に屈するエロシズムには屈辱を感じよって むしろ激高して暴力が生じ相手を潰しにかかる そんな衝動にかられてしまう これはおそらく私だけではない だろう 生きるための現実逃避からの自慰に関してはものすごく 大切な生命活動と捉える ここ

      • 風に揺れて

        山茶花にはむしがつきやすい どうしても 山茶花ヲ好む茶毒蛾 茶毒牙の幼虫には悩まされる また かわいいやつもいる そいつは蓑虫だ あいつはかわいい でも あいつも蛾の幼虫なんだけどな 蓑を着ているあいだのあの かわいらしいことよ びろろろーーんって 風に吹かれて ぶら下がってりゃいいもんの かんぜんに子供のおもちゃにされやがる 最近の子はやんないだろけど 蓑虫爆弾 あれは破壊力はないものの だからこそ みんなが安心して 愉しめるんだ

        • 糸和式もの舘

          書けなくなるのだろう でもそれでいい だって それはもう不要な産物だから 私のなかでいらなくなったものを 消去しているだけ あなたには必要だが 私には不必要なものもたくさんあるから だから 消えてしまったのだろう 消してしまったのだろうか それが知りたくてここに書きしらべたかった どこにいったんだろう なんであんなものがみえたのだろう そして どうしてみえたものに己がすんなり 従ってしまったのだろう 深層心理が導いたその答えを順序良く並べだしたくて ただそうしたかった だって

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        グルグルぽん

          まいこみにてぇ①

          おいおい知ってたかい! 知らねーよ。 まだ話していないじゃないか なんだ!聞いてほしいなら前置きはいらねー まどろっこし そんでさ あの親父やっぱ宇宙防衛軍だったみたいだぜ え そうなのかよ! ああ 俺可笑しいと思っていたんだよ あの親父あんなうだつの上がらない商売してるから なんか変だなって そしたらやっぱり昼間はうだつの上がらないコロッケ屋 しかもほんと安いのやっすくて旨い だけどあんまやる気なさそうでさ 愛想はいいんだけど 個数がどう考えてももっと稼げるのにって

          まいこみにてぇ①

          往来にて

          母が私を褒めるなんて そんなことあっただろうか あったんだけど きっとあったんだけど なんだかいつもアタシの 妨害をするからそんな風な 記憶しか残らなかったのだろう 有るとき珍しく久々に母と並んで出かけることにした ことにしたというか まぁ珍しくそんな日もあった 夏が年々長くなりもうお彼岸ってのになったのに 暑さが厳しいそんな日だった やっぱり珍しく 向かいからこのあたりには似つかわしいような おしゃれでインスタ映えしそうな雰囲気の女性が まー驚き 母の知り合いの女性でどう

          往来にて

          雨月蜜蔵

          あの家の門柱んとこにある あの桜 あの桜の見事なこと 知ってるか ああ知ってるよ あれを観て眉一つ動かさない そんなことってあるか あるよ なんで あるよ そんなのあるよ ある人からみたら ただの木 いや 木でもなく景色 色なんざ気にしていない まったくもってそのうねりさへ 一生気づくことないそんなことだってあるんだ そんなもん 人間とおなじだよ 人間も動物も草も木もおなじ 自分が興味なかったらそんなもん ただの背景ただの景色 だがな そんなもんだとおもっていたけど や

          偽証と残骸

          彼女に出来ると思われたくて どうして   そう 思っていたんだろう そう 本当は一番大事なことは 今日のこの会が子供達を含め 楽しくすごせることが大切だったのに わたしはそのころ いや 大分最近まで そう 10年前までは確実にそうだった うううん ちがう なんだか自身を無くしていた時はそうだった のかもしれない 自分がいかに役に立つ人間なのかを だれかに認めてもらわなくては その空間にとどまって居られない そんな感覚をもっていた そんな時期もちょこちょことあったな いまも有

          偽証と残骸

          イヌの寝番

          寝っ転がるイヌ イヌは寝転がる いや転がるというより 寝うずくまる その横でねむってもいい だけどぴったりとくっっついて 眠らせてもらえるものは どうも限られているようだ なぜか私ではないようだ なぜだろう うちの三女は許されている なぜだろう 自分が勝てる相手だと 気を張らずに寝れるからかもしれない 確かに自分より上手のCHIKARAを持つ動物だと 寝込みに襲われる そんな風に実は安心されていない というわけでもなく 本能的ななにかでそのあたり察知して もしもの場合に備え

          イヌの寝番

          kennsuunoinnsuu

          最近横行している人に頼めないとか なんか それ もうよくねー だってあたし達 天から振ってくるギフト 受け入れて生きてる人種からすると どうだっていいんだよね だってね ここぞって時にいつも助け船が表れるんだ ここぞって時に表れるってことはだよ ここぞって時を作らなきゃ来ないってことだ だからそういう私達みたいな人種においては いちいち意見なんて聞きに来ないで 言いたいときはこっちからいいにいくからさ 迎えなどいらぬ おとなしく待っておけ いい子だね ありがとなここの子の

          kennsuunoinnsuu

          伊西への酒場にて

          もうあのさっきまでの わくわくと華やいだあの感覚は どこかへ行ってしまったの あんなに楽しかったのに あんなに幸せいだったのに 今ではもう すっかりどこかへ とろけそうな 梢の笑顔 あれはとても共感だったのに アレレレレ 今ではそんなことさへかすかな記憶をたどらないと 全くもって思い出せない むりやり大人友のSちゃんが 罠をしかけしかけだしてくれて やっと あああれ そんなかんかくも そう むかしの感覚を必死でたぐり寄せなきゃ でなくなってきている カオス まー 齢も折

          伊西への酒場にて

          遠慮すんな 自分の引きは使わなきゃ 使うも使わないもそんなことすら どうでもいいことで っていうか 気がついていない環境への ラッキー ハッピー うっキーの 感謝を知らないうちに纏っている この引き 実は引きは実力のうちなんだと思う もしかしたら前世の引きが回ってきてるから 今がラッキーなのかもしれない いや じいちゃん バーちゃんが 自分のためたいいこと貯金を あたし達にまわしてくれていたのかもしれない だからひとは長く生きると世のために生きたくなったり するのかな 恵まれ

          ゐ西への町

          黒いモックもくはきっと いろんないいもんもわるいもんも 混ぜてもっくもくして 煙突の先っちょから上に上がるというより こぼれ流れるようなそんな感じで外へと排出 されている お世話になってるお風呂屋さんだから わたしは古風でひ弱な人格のため 大きな声ではいえないけど 煙突のお掃除はしていないと思う 高さも家の家とあまりかわらないし 窓から毎日ながれてくるこの匂い ベットリとしたゴムが炎天により溶け始めたみたいな そんな臭い 正直まいにちビクッとしてしまう そのたびに火の元の

          ゐ西への町

          いそしむる紅

          三本線が並んで走る だけど どうしてか真ん中の線だけ 跡がつかず 幅広二本線になっちゃう それならそれで表現しちまえ だけどそうおもったら こんどは手のひら返すと きちんと三本線が登場したすのだ これはまさか まさかで失敗したことのあるあたしだから まさかをあまりつかいたくないのだが・・・・・ 気を取り直して そう 忘れられないように出番をはかってやがるんだ まさかじゃなくて まじそうなんだろう 登場のタイミングをはかり ほうらアタシが出てきたら こんなにも舞台が引き立

          いそしむる紅

          獲書き物

          その先のものは何時うまれるんだろう その先は もう描かれていて できあがって居るんだけれども だけど きっと 誰かが描いたその映像誰かが観たどの映像が 自分のあた真ん中にダイレクトサーブされて あたしん中に描いて見せてくれただけなのかも だから書くよりは探しに行く方が正しいのかも きっとどこかにもう描かれているのだから だけど探しに行く方がわたしにはむつかしいそう だから その手がかりをつかむためにも やっぱり 書いた方が寂しそうでいいのかもしれない そんな雰囲気はさらさら持

          捉割れし鷲へ

          わたしはとてもゴッホを模写したかった と言っても油絵ではなく 自分の肌を癒やすため 自分の勘を試すため 己の真偽をためすため そのために鮮やかで深海ある アヲにどこまで近づけるか それを試したくてしかたなかった 己に風が吹き込んで 己のネオンが点灯し 自分に奏が舞い降りゐ 生意気にもほどがある しかし齢とクレベバ なんてことない そこがじぶんの所存である

          捉割れし鷲へ