見出し画像

【解説】第 2 話 博士を取るにはお金がかかるにゃ!

まとめ本に収録した各トピックの解説を掲載

大学院進学と切っては切り離せないお金の話です。私は、学部・修士・博士とJASSO(日本学生支援機構)から学生ローンを借りており、アラフォーとなった今でも返済中です。返済額は月に2万円弱なのでそんなに負担ではないのですが、仕事は絶対に辞められないなとは思っています。
 
何かをやろうと思ったらある程度の投資は必要になります。私は卒業後ずっと返済し続けていますが、そのおかげで学位が取れ、現在仕事ができているので、借りなければ良かったと思ったことはありません。これまで仕事を辞めてしまいそうな危機には何度か遭遇しています。結婚した時、海外にいる夫から「一緒に住まない?」と言われたことがあります。子供が生まれた時、ちょうど任期が切れて無職になりそうになったことがあります。その度に「学生ローン」返さなきゃいけないのに!と不安になりました。今現在も遠方の病気の親のことは気がかりで「辞めて帰るべきか?」と考えることもあります。しかし、学生ローンの返済を盾に自分優先で仕事を続けています。ある意味ローン返済は私が自立して仕事を続けることを後押ししてくれています。 

返さなければならない借金は無いに越したことはありません。将来の返済を回避するためにも給付型の奨学金にどんどん応募しましょう。JASSOの学生ローンを奨学金と呼ぶこともありますが、奨学金とは本来その人の勉学をサポートするために給付されるものです。一方、返済しなければいけないのは学生ローン(貸与)です。給付される奨学金はいろいろな団体が提供しています。最初から学生ローンを考えるのではなく給付型奨学金に挑戦するのが良いと思います。学問をやる方法はたくさんあります。まずは情報を集めることが大事です。
 
私が金銭的に苦しかったのは修士の時でした。学部の時は家庭教師のアルバイトなどでそれなりの収入がありましたが、修士になるとそのような時間もなくなり、学生ローンの支給額も博士の学生程無いという状況になりました。博士課程に進むと金額が上がり少し余裕が出てきた上、RAという形で大学からもお給料も貰っていました。途中で学振の特別研究員になったこともあり博士課程の時は生活にはあまり困らなかったです。
 
大学によっては博士の学生だけではなく、修士からRAとしてお給料を出しているところもあります。大学院進学の際、金銭的なサポートという視点で進学先を選ぶというのも一つの方法です。



この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?