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調査:Groov(株)/ 母の日.me   『2023年の母の日ギフトに贈りたいものは?』

— 健康・生活雑貨が昨年15.1%から今年6.7%に急減。一方、定番のフラワーギフトは3.5%増加。定番に回帰の傾向か? —


母の日に特化した情報メディアサイト「母の日.me」

さて2023年の母の日(5月14日)も目前となりましたね。皆さんはプレゼントの準備はできていますか?

そこで、​母の日に特化した情報メディアサイト「母の日.me」が、2023年3月に1,047人に対し、「2023年の母の日ギフトに贈りたいものは?」という内容で「母の日に関するアンケート調査」を行い、その調査結果を公開しましたので取り上げてみました。

今年の母の日は、まず“行動制限”もなく人々の行動の選択肢が増えたことや、暦の上で第2日曜日が遅い「5月14日」となり、母の日ギフトの需要期とゴールデンウィークが別々となったことなどで母の日の贈り物に変化が見られるかが注目されます。

【「母の日.me」母の日に関するアンケート 調査概要】

調査エリア:全国
調査主体:母の日.me
調査方法:インターネットリサーチ、及びGoogleアナリティクス・アクセス統計
調査母数:1,047名(2023年)
調査対象:10代~70代の男女1,047名

調査期間:2023年3月2日~3月9日

■ トピックス

主なトピックスは下記の通りとなります。
・「お花・観葉植物」などのフラワーギフトが、3.5%増加。定番回帰の傾向か?
・「食品・グルメ」「スイーツ」も、それぞれ1.9%、2.1%と増加。
・「健康・生活雑貨」は、8.4%減少。おうち時間の減少が影響か?

【2023年アンケート調査 今年の母の日に贈りたいもの】

2023年アンケート調査 今年の母の日に贈りたいもの

2022年アンケート調査 今年の母の日に贈りたいもの

2022年アンケート調査 今年の母の日に贈りたいもの

<2023年と2022年の母の日の違い>

○ 「お花・観葉植物」などのフラワーギフトが、3.5%増加。定番回帰の傾向か?

『今年、母の日にどんなギフトを贈りたいか』という質問に対して「お花・観葉植物」を選んだ回答は、昨年22.9%だったのに対し、今年は26.4%と3.5%増加。

また、4月29日~5月2日までのゴールデンウィーク前半での母の日.meアクセス統計によると、カーネーションやアジサイなどを含んだ「お花・観葉植物」関連のアクセス割合が増加。

コロナ禍において「お花以外」のギフト市場拡大が進んでいたものの、その拡大が一段落し、定番回帰の傾向が現れています。

○ 「食品・グルメ」「スイーツ」も、それぞれ9%、2.1%と増加。

他のジャンルでは、「食品・グルメ」は、昨年19.8%だったのに対し、今年は21.7%と1.9%増加。「スイーツ」は、昨年14.9%だったのに対し、今年は17%と2.1%増加。ともに増加傾向となりました。

これらの増加要因を読み解くことは難しいものの、特にスイーツジャンルおいては「お花+スイーツ」や母の日ギフトラッピングのレベル向上、さらには商品写真などのクリエイティブ要素のレベル向上により、新しい市場を開拓したことも要因にあると思われます。

またギフト研究所の所見では、昨今のスイーツの人気と共にSNSでの情報拡散と新たなスイーツ商品の広がりが考えられますね。

○ 「健康・生活雑貨」は、8.4%減少。おうち時間の減少が影響か?

「健康・生活雑貨」は、8.4%と大幅な減少となりました。

2022年の調査では、ギフト商品が母の日に贈りたいものとして、15.1%の割合を占めていたのに対し、今年2023年では同ジャンルが6.7%と半減し、8.4%の減少。「健康・生活雑貨」の減少分が「お花」「食品」「スイーツ」の増加分をすべて補うという結果になりました。

昨年までは新型コロナへの注目がまだ高く、お母さんの健康に気を使ったギフト選びが選択肢に入ることが多かったこと、おうち時間の増加により実用的な商品をギフトに選ぶ傾向が高かったことがあり、母の日ギフトとしての比率も高く推移していましたが、これらの要因がなくなったため、大幅な減少に繋がったと思われます。

また、4月29日~5月2日までのゴールデンウィーク前半での母の日.meアクセス統計でも「お花以外」のアクセス減少が確認されており、母の日 本番に向けてその傾向が続くと思われます。

今回の母の日.me「2023年の母の日ギフトに贈りたいものは?」の調査結果を捉えてみても、やはり“行動制限”がないことの影響がギフトにもあらわれているようですね。

なお、母の日.meでは、上記調査アンケート以外にも「母の日ギフトをどこで購入しましたか?」や「母の日ギフトにかけられる予算はいくらですか?」など、母の日に関する様々な興味深い調査データを公開しています。

ちなみに「母の日ギフトをどこで購入しましたか?」では、昨年からはインターネット通販、百貨店、カタログ通販が減少し、花屋、ショッピングモール、雑貨・セレクトショップ、スーパーマーケット、ギフトショップが伸長しています。このことからも情報はネットで集め、実店へ足を運んでみて購入するという行動パターンに戻った様子もうかがわれます。

さらに「母の日ギフトにかけられる予算はいくらですか?」では、「8,000円~30,000円未満」の高価格が極端に減っていることがわかるので、近年は母の日ギフトにあまりお金をかけていない傾向があることがわかります。

また、「お金をかけない」と答えた人は、2021年から増加していましたが、2022年から2023年にかけて、2.9%から10.4%に大幅に増加していました。

■引用・出典元

母の日.meサイト

母の日.me/母の日データバンク

母の日.meでは2019年から「母の日に関する意識調査アンケート」を実施し、母の日の市場動向やトレンドを発信しています。こちらに掲載している内容に関するお問い合わせは、上記「母の日.me」へ直接ご連絡ください。


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