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【水産都市「山口県下関市」】文学人形とヒゲクジラのひげの関係

山口県下関市は水産都市で知られているが、近代捕鯨発祥の地でもある。
下関では、古代から捕鯨を実施してたと言われており下関市内や遺跡で鯨の骨が相次いで発見されてる。

【なぜ捕鯨を行うのか】
鯨は食用だけではなく、全身様々な利用が出来ます。
【ヒゲクジラ類】
・ひげ・・・・・・釣竿の先 靴べら 文学人形のバネ
・軟骨(かぶら)・・松浦づけ
・骨・皮・・・・・石鹸 グリセリン 硬化油
【ハクジラ類】
・脳油・・・・・・機械油
・歯・・・・・・・靴べら パイプ 印材 細工物
・軟骨・・・・・・ゼラチン フィルム 印画紙 薬のカプセル
・干筋(すじ)・・・ラケットのネット
・骨・皮・・・・・クリーム 口紅 クレヨン 鉛筆の芯 無水石鹸
【ヒゲクジラ類、ハクジラ類共通の加工品】
・骨・・・・・・・肥料 エサ
・肝臓・・・・・・肝油
・脳下垂体・甲状腺・すい蔵・・・ホルモン剤

上記のように、鯨は貴重なタンパク源、灯火用の燃料や工業原料、外貨獲得を得る手段として、捨てることがないほど利用されてきました。
その中で日本の伝統文化の文学人形にもヒゲクジラのヒゲが使われてる。
理由は文学人形の命とも言える精妙な首の動きはヒゲクジラのひげでなければ出来ないと言われてる。

山口県が近代捕鯨発祥の地となった理由は色々あるが、江戸時代の商人、河村瑞賢が開設した北前航路の中心に位置した下関は、当時四百軒以上の問屋が集まる港町となり、商都になった。「西の浪華(大阪)とも呼ばれ、人、もの、金、情報が集まる国内有数の拠点と言える。またくじらの通り道だった日本海そばの通や瀬戸崎は重要な浦と位置付けられ、今現在国内唯一の沖合商業捕鯨基地となったことを機に「日本一のくじらの街」を目指してます。

鯨は、昔から日本の食文化や伝統を支えてきた。今後もあり続けてほしい日本の伝統文化である。

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