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大学最後の年 中間テストを終えて

2020年1月にマレーシアの大学に入学をし、入学して直ぐにコロナ過に直面してしまい思い描いていた海外留学生活を送れていたわけではない。なんなら大半の大学生活を無駄にしてしまった感さえある。

昨年から日本からマレーシアに戻ってきて、対面で授業を受けられるようになり自分の想像していた海外留学生活を送れている実感がある。

順調にいけば今年がマレーシアでの大学生活最後の年になる。つい先日前期中間テストと課題を提出し終え、このタイミングで今学期の中間までの振り返りをしていきたい。



テストや課題の形式


今学期の授業は、大まかにいうとホテル経営についてと祭りやイベントについての二つだ。ホテル経営の授業が必須科目で祭りやイベントに関しての授業が選択科目である。

ホテル経営の授業は中間休み前にテストがあり、四択問題ではなく全て計算と文章問題だった。必要な従業員数やアメニティの数の計算があり、理数系科目が苦手な自分にとっては苦労した。テストは対面で実施されたが、テキストやウェブサイトを見ながら出来るオープンブック形式であった。そのため、他の学生と相談が出来ないが授業で取り扱ったWordやパワーポイントのファイルを見ることは出来た。

一方で、祭りやイベントについての授業は2500字の個人レポート課題であった。これに関しては、提出日一週間前になってから取り組んでいた学生もいたので難易度はあまり高くなかったのではないだろうか。

他の学生は三科目以上取っていることが多く、他の授業の課題と平行して取り組まなければいけないため提出期限の管理をするのが大変そうであった。



ChatGPTなどの利用


もう皆さんもご存知だと思うが、マレーシアの大学でも多くの学生がChatGPTなどのAIを利用している。今回のテストでも、クラス内の大半の学生がChatGPTを利用していた。

大学側からもChatGPTなどのAIの利用についてのメールが届いており、利用すること自体を禁止してはいない。しかし、ChatGPTの回答をそのまま打ち込むのではなく自分なりに言い換えをして書き込む必要がある。

このChatGPTなどのAIを利用することで、課題が前よりもスムーズに進められるのは間違いない。その結果、単位を落とす学生も少なくなるのではないだろうか。

一方で、悪影響を及ぼす可能性も否定はできない。ChatGPTに打ち込めば回答を得られるため、授業の必要性や理解度が低下する可能性があると考えられる。出席日数を確保するために授業に行き、教授の話を聞かず課題はAI頼り。そんな学生も増えるのではないだろうか。いくつかの日本の大学では、ChatGPTなどのAIの利用の禁止を発表してる。

世界的に流行しているAI 利用に逆らいAIの利用を禁止すべきなのか。大学側がどのようにしてChatGPTなどのAIと向き合っていくのかが問われるのではないだろうか。




健康と精神的余裕の大事さ


今学期体調不良やメンタル面が安定しない事が原因で授業を休む学生がちらほらいた。異国の地で単位を落としてはいけないというプレッシャーがある中で生活をしているため、体調不良や精神的な疲労は仕方がない部分ではあると思う。

しかし、マレーシアの大学ではグループ課題が多いため欠席や遅刻数が多いと同じグループの学生から頼られなくなる事がある。その学生の代わりに課題を担当する割合が増えるためだ。大変ではあるが、授業を休むのは極力避けた方が良いのでないだろうか。また、周りに頼れる人がいない環境で体調が優れず精神的にも安定しないと、閉鎖的になってしまい自分を更に追い込んでしまうのではないだろうか。

ここで大事になってくるのが、何をすれば自分が精神的にも身体的にも安定して生活を送れるのかを把握することであると考える。

私の場合は、

最低6時間以上の睡眠
週3回以上の運動
2食以上の食事
(1日1回のコーヒー、朝散歩、カフェ巡り)

これらの事が安定して生活を送るのに必要であることがわかった。努力と息抜きのバランスが大事だと身に染みて感じる。体調が優れず精神的に安定しない状況で何をするべきかを把握する事で、対処法がわかり未然に防ぐことが出来るのではないだろうか。




最後に


ここまで今学期中間までを振り返って、マレーシアは決して過ごしやすい環境ではないとより感じる。大学生として生活をする事、課題のプレッシャーが常にある事、多様性がある中で生活をする事はどれも簡単ではなく大変な事の方が多い。

その中で、厳しい状況に向き合って努力する人は素晴らしく尊敬している。そういった努力が報われてほしく、自分がどういう人かを理解すること周りが何と言おうと自分なりのやり方でぶれずにやる事がやはり大事であると感じる。

少しでも多くの人にマレーシア留学について伝えたく、これからも書いていこうと思う。



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