見出し画像

本日の読書 #002 「ユキウサギと温暖化」

参考書籍:『ナショナル ジオグラフィック 2023年3月号』


特集 FEATURES

読書記録より引用

ユキウサギ。

かわいい

Wikipediaによれば北海道にも居るらしい。

この子達が、地球温暖化によって絶滅の憂き目にあっていると。


どうやら冬の間は白い毛で、冬が終わると換毛して茶色くなるようだが、
白い毛でいる間に雪が溶けてしまうと、天敵に襲われてしまう。

つまり暑くて死ぬのではなく、足元の雪が無くなって死ぬらしい。
白いと逆に目立つもんなあ。


「温暖化」と聞くとつい「浜松が暑い」だとか「南極の氷が」だとか考えがちだけれど、私は植物や動物に対する影響の方が気になる。


この前『森林に何が起きているのか』という本を読んでいたときに、温暖化による自然環境に対する影響について、

温度変化が「遠浅の浜辺での潮の満ち引き」のように一気に押し寄せてくる。

第一章 シベリアタイガの危機──温暖化の森林への影響 より

と比喩されていた。


これは考えてみれば確かにそうで、「暑くなっている」ことよりも「暑さと寒さの幅が広くなっている」ことの方がより重大だ。

森林もこれにすぐさま適応することが出来ないので、簡単に枯れてしまうことがあるらしい。


「雪がとけて地面があらわになっただけで死んでしまう」ユキウサギは、かなり温暖化との相性が悪いと感じた。

がんばれ、ユキウサギ。


いつもサポートしていただきありがとうございます。 頂いたサポートは全て、近隣の本屋さんで書籍の購入に使わせて頂いております。