見出し画像

等身大をさらけ出す@安曇野『学び合い』の会

本日、安曇野『学び合い』の会を開催した。昨日、今日と体調不良による欠席の連絡をいくつかいただいたので、今回はこじんまりとした会になるかな?と思っていた。けれど、急遽飛び込み参加者が何人もいたので、大人15人、子ども3人の計18人と賑やかな会になった。嬉しかったことは、ここ1、2ヶ月で県民意見交換会やゆるつな、議員トークなどに参加してお話をした方が来てくださったこと。いろんな場に出かけて交流することで、関心をもってくださる方が増えることを嬉しく思う。ということで、今回は初めての参加者が8人集まり、『学び合い』を知っている人数の方が少数派という面白い構成だった。

宮島さんによる話題提供では、これまでの教員生活を語ってもらった。肩肘張った発表ではなく、等身大の自分をさらけ出すような話題提供だった。その語り口から、学校に対しての「モヤモヤ」をずっと抱えながら、前に進んでいく姿勢が伝わってきた。これって結構大変なことだ。どこかで割り切って環境に適応しないとやり切れないところがある。それでも、宮島さんはその「モヤモヤ」を抱えながら、大学院では全国各地に飛び出ていって学んでいった。この「モヤモヤ」が彼女にとって動いていく原動力なのかもしれない。

思えば、自分も大学院時代は全国各地の実践者の方のもとへ学びに行かせてもらった。あのときは、大学院に入る前に授業が上手くいかなかった経験から、何とかして自分も様々な実践者の方から学んで力をつけたいと必死だった。そのおかげで、今も全国の方と繋がることができている。そんなことを宮島さんの発表からふと思い出した。

フリートークでは、始めの合図もないままに自然発生的に始まっていった。宮島さんの等身大のありのままをさらけ出す発表のおかげで、参加者の方も腹を割って自分の思いを伝えていたように思う。

「今回のように膝をつき合わせて腹を割って、話をすることができる場はいいね」と、今回も妻に言ってもらった。様々な立場の方が参加して話をすることで、お互いの考えを理解しようとする。教員や保護者、地域などの垣根を超えて対話をする場がやっぱり必要なのだ。
今回の『学び合い』の会という形でそれを実現していくことも大切だけれど、現場の学校でもそのような場をつくることもやっていきたい。現場は様々な業務に追われて、対話の時間を取ることが難しい側面もある。けれど何でも難しいと言っていたら前に進めない。私は自分の中で言い訳をして前へ進まない癖があるので、そうならないようにここに書いておく。育児休暇明けの自分の取り組みたいリストに入れておこう。

次回の会
1月21日(日)9:10~12:00
穂高会館第2会議室(場所が変更になりました)
話題提供 市川寛さん「誰もが自分らしく育ち学ぶことを選択できるように」

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?