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信州学び円卓会議県民意見交換会in信濃教育会館

信州学び円卓会議県民意見交換会in信濃教育会館に行ってきました。送り出してくれた妻に感謝。

この意見交換会での意見が円卓会議によって、これからの長野県の教育に反映される可能性があります。阿部知事も関係者が意見を出し合って、同じ方向を向いて取り組みましょう!という思いで円卓会議を作っているというお話を冒頭にしてくれました。今年の私は自由に動けることができるので、参加できる範囲で参加しよう!と思って今回も参加しました。

今回の参加者は信州学び円卓会議の委員の方々(阿部知事含む)、「新しい教育について考える」教育会のメンバー20人程度(30〜40代 各地の学校のミドルリーダー世代の先生が中心)、一般申込の参加者10人程度でした。私は一般申込で参加しましたが、教育会で参加されている先生の中には久しぶりにお会いする方もいらっしゃったので、懐かしくも嬉しい気持ちになりながら会に参加しました。

意見交換会での主なテーマは「私が実現したい子どもの学び、その理想の姿とは?」。信濃教育会の武田会長によるファシリテートによって、「腹を割って本音で話をしよう」という声かけのもと、参加者の想いが語られました。発表者は2分間で話をするという原則があったのですが、阿部知事にも適用されていたことに、面白さを感じました。

主な話題

・実現したい子どもの学び。遊びというキーワード
・先生の時間が足りない。何が必要で何が必要ではないのか。
・クレームなどの対応。学校に求めるものが多い。
・なぜ先生方が主体的に活動しづらいのか?→同調圧力、保護者からの要求
・実現したい学びがある一方で、高校入試がある…
・立場を超えて、同じ方向で子どもを見ていくことの大切さ
・山間地域の教員配置の歪さ。中堅職員が少なく、若手職員が多い。
・先生方は理想の教育ができている?
 →1〜5段階評価で挙手→2が一番多い。
・凸凹の発達でも良いのではないか
・先生自身が凸凹であるか、どこかで平均化されているのか

阿部知事の言葉(一部抜粋、詳しくはyoutubeで)

・本当に先生方がやりたい教育を実現したい。
・批判は聞く必要があるが、過剰な批判は聞き流すしかない。一人で抱え込まずに、チームで対応することが大切。
・(高校入試に関して)いま、世の中はペーパーテストができたら良いという社会ではない。選挙で選ばれた私たちが盾になる。選挙で選ばれた首長と問題意識を共有して、連帯して対応していくことが重要。
・教育は地域の発展にとっても大切。
・これからの長野県がどうなるのか、左右しているのは教育。
・今、社会は変革期。単に知識を覚えるならばAIの方が優秀。学びのあり方も本質的に変わる必要がある。学びが変わるならば学校の先生の役割も変わっていく。そういうことをみんなで考えていきたい。
・これまでの延長線上の学びではいけない。
・学校、学びの場で子どもたちの自己肯定感を高める。個性を最大限引き出していく。
・一番大切なのは現場。

いつもながら、阿部知事の現状の教育を変えていきたい、先生達のやりたい教育を実現したいという力強い言葉に勇気をもらいました。そして、県民意見交換会のように、教育について様々な立場の方々が本音で語り合うことを通して、同じ問題意識や方向性をもって活動に取り組んでいくことが大切だと感じました。

私も草の根の活動ですが、自分が住んでいる地域の方々と教育について考え、対話する場をつくっていこうと思います。誰かが何とかしてくれるではなく、まずは自分から一歩を踏み出してみよう!そんな思いになった会でした。

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