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株式投資の勉強の仕方!おすすめ知識とおすすめ本の紹介

たりたりです。

私は投資、特に株式の運用業界に入ってからひたすら勉強を続ける毎日を送ってきました。

マクロ経済からの動きから個別銘柄・業界の動向までを毎日見つつ、その動きを理解するために基本知識となる内容を本でひたすら勉強してきました。

ここ2、3年で読んだ本だけでも100冊どころではない本を読んでおり、実際に業務・投資に使えた本は全てメモをして、保存しています。

この記事では私が実際にこれまで読んできた本の中から

『どんな人にお勧めできるのか?』
『本を読んだ時に得られる知識』を併せてご紹介していきます。

ではいきましょう

すべて私が実際に読んだ本を紹介しておりますので、このサイトでおすすめしている本は

・読んだら何の知識が身につくのか?
・読んで得られたメリット
・ビジネスや株にどう活用できたか?

ということを併せてご紹介していきます!では早速紹介していきましょう!


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(これまで読んできた本の一部(資格勉強用は除く) 多分読んできた本全体の30%くらい)

 

経済的視点で世の中を見通せる!経済という教養を得られるおすすめ本


まずはマクロ経済的な観点からおすすめ本を紹介していこうと思います。

教養として知っておくと、社長などの立場のある方とも話ができるようになる。。。というような本も入れております。


〜経済おすすめ①〜カリスマ受験講師による経済入門!

まずおすすめするのは、細野先生による『世界一わかる本シリーズ』から経済編! 


一発目からかなりマイナーな本の紹介になったかと思いますが、これには理由があります。

この著者、元々は数学を教えるのが異常にうまいカリスマ受験講師です。

私も受験期にこの先生のベクトル・整数問題の参考書をといて一気に数学の成績が上がったのを覚えています。

これは私個人の話ですが、阪大数学がギリギリだったのが京大・一橋数学でもなんとか戦える!レベルまであがったくらい、わかりやすい本でした。

 

経済というのはかなり中身が数学と似ています。基本的な情報さえ知っておけばあとは論理的に考えることで大体の事柄が説明できるようになります

 

その点でこの先生の本は『ひっじょ〜にわかりやすい!』いや本当に理解度が普通の経済本とは段違いです。

知っておくべき知識の部分を受験講師としてのスキルで、わかりやすく解説してくれます!


ちなみに、私は高校卒業後、経済を勉強しようと思って最初に読んだのがこの本です。  

是非お試しあれ

 


〜経済おすすめ②〜高校生でもわかるんですか??

経済と言うとやはり割と難しい。でも知ってないと世の中のニュースの意味すらわからない。。。

となるとやはり簡単な本がいいです。そこでおすすめするのがこちら

高校生のための経済学入門 (ちくま新書)





高校生のためのと書かれている通り、これまた非常にわかりやすい文章。

これも大学1年生の時に読みました。先ほど紹介した細野先生の本をすこし難しくしてはいますが、事例などを紹介しているため理解することでニュースなどで言っていることがわかりやすくなります。

 

経済を学ぶ上で重要になってくるのは、『とっかかりをどこに作るか?』と言う点だと感じています。

どういうことかというと

経済というのは様々な事柄が絡まり合って動いています。そのためいきなり全てを理解しようとすると、最初の段階が全く理解できなくなってしまいます。

そのため、まずは経済の中でわかる分野を作ってあげることが重要なのです。

少しでも理解できる分野ができると、そこをきっかけにしてその部分に関わる内容へと理解を波及させることができます。 

しかし、経済について全く知識がない状態だとその『とっかかり』すら理解ができません。

その状況に陥らないようにするために、まずは初心者用の本を読むことで、経済の全体像、基本的事項を『うっすら』と理解してあげましょう。

 

その後自分の興味のある部分、ニュースで言っている部分について勉強してあげると言う順番がお勧めです。

では、経済全体についての基本的知識のある人は何を学べばいいのでしょうか? 

次は、株式投資に直結マクロ経済を学んでいきましょう

 

ちょっと脱線〜拙著のご紹介〜

良く受ける質問の1つに『株式投資についての知識はほとんどないんですが、何から始めればいいですか?』と言うものがあります

 

もちろん、その答えはこの記事全体で書いてあるように、

・マクロ経済の勉強
・経済指標の知識
・個別銘柄分析の経験
・株価の割安・割高の判定

と言う4項目を中心に抑えていってくれるのがベストではあるのですが、この4項目をきちんと勉強できる人がどれだけいるでしょうか?

そんな人は、まず『積立・ETFの購入』というようなリスクの低い投資をまず実行してあげることで、投資に興味をもとう!

というのが持論です。

 

実際に株式投資をやる上で重要なのは、実際に行動した経験ですのでまずは実際に投資をしてみることがおすすめです。

ただ、そのような主張をしてしまうと、何人かの人は自覚なく、ハイリスクな投資に無知なまま挑戦していってしまいがちです。

 

そんな人をなくし、より多くの人が投資を実践し、興味を持ってもらいたいと思って書いたのが

拙著『本気で学ぶ!株式投資の教科書』です。

この本は最初は積立投資の勧め、投信・ETFのスポット購入→セクターETFの実践→リスクの低い個別銘柄投資


と言う風にいきなり実践をしても大怪我しない順番と、より成長するための道標を書いた本です。

もし、株式投資を『まずはやってみたい!』と言う方は一度お読みになってみてはいかがでしょうか?

 

企業分析の際に例に挙げさせていただいた三菱商事さんのIR担当の方からもお褒めの言葉をいただいた本になりますので、もしよろしければ、一度おためしください。


株式投資に直結!マクロ経済は経済指標である

突然ですが、2020年、2021年の株式市場を牽引している要素は何でしょうか?

もちろん正解はありませんが、一般的には、金融緩和の規模だと言われていますね。

では質問です。

『金融緩和って具体的に何?』

これを即答できない人は、断言できますがマクロ経済への知識、少なくとも株式投資に対して大きな影響を与える経済指標についての知識が足りません。

この章で紹介する本はそのような『株式投資という視点で役に立つ経済指標』という本です。

ではいきましょう

経済指標の基本的な知識を抑えよう!WSJに習おう

株式投資に役に立つという視点で経済指標を学ぶのであればこの本は非常に有効です。

内容的には、毎月発表される小売売上高や鉱工業生産から、マクロ経済にとって非常に重要なFF金利などまでを網羅的に解説&その指標の使い方・見方を解説している本です。

 

始めてみる経済指標の場合でも、解説と基本的な内容説明は載っているので、経済のことまあ何となくはわかるよ!って方はこの本からいきなり読み始めてみても良いかもしれません。

 

ただ、結局理解できない部分はどうしても出てきてはしまいますので、本を読みつつわからない単語やロジックは調べていくというのが基本的スタンスであるということは御留意ください。

 

では、もう少し踏み込んでだ本のおすすめについてもお伝えしていきます。

経済指標を見る意味とは?指標の意味を理解して、応用に備えよう

マクロの経済指標が何を示しており、投資にどう活かすのか?という視点については先ほどの本でも十分に理解はできる可能性が高いのですが、

そもそも経済指標の持つ意味、どうしてそれらを見なければならないのか?

それらを見ることで得られる示唆は何か?

ということまで考えを巡らせることができれば、様々な仮説を立てることができるようになります。

そのため、経済指標を表面的に理解をした後は、本質的な意味も理解してあげることが成長につながります。

その視点で何か良い本はないか?そう思って探すのでさればこの本以上の本を見つけることは困難です。

 

 

具体例を出してみましょう。

例えば鉱工業指数と呼ばれる指標があります。

これは簡単にいうと『製造業はどれくらい活発に動いていますか?』という指標なのですが、この重要度は数ある経済指標の中でもトップクラスに高いです。

なぜでしょう?ご存知の通り、GDPのうち製造業の占める割合は低く、2〜3割程度しかありません。

GDPの多くは非製造業(サービス)なのですが、経済を見通す場合、鉱工業指数はサービスの動向よりも重要だと考えている人が多いのです。

なぜでしょう?(2回目)

答えを言ってしまえば、

『サービス業の中には、製造業の活況が利益に直結する分野も多く、実際のウェート以上に景気を反映するから』
『製造業は輸出・設備投資などの影響の大きな項目の変化を反映するため、景気に対する連動性が高いから』

というものです。こう言った経済指標の重要性をその理由・周辺知識と共に学ぶことができるのです。

今後本格的に投資をしていきたい。インデックス投資で自分なりの仮説を持って戦っていきたいという方は是非この辺りの知識を取得してみてください。

  

今までの『何となく』が『戦略』に変わってくるはずです。

では、ここからはいよい個別株投資を行う際におすすめの本をどんどん紹介していきます。

 

個別株投資に必要な知識とは!?その企業じゃなくて業界を抑えるのだ

個別株投資を行う際に重要なプロセスは別の記事で詳しく紹介しているのでここでは軽く紹介するに留めますが


詳しくは上記記事から

 

個別株投資のプロセスは基本的には以下の通りです

 

①投資対象の企業を選ぶ・ないしスクリーニング
②その企業の属する業界分析を行う
③その企業自体の分析を行う
④株価が割高かそうでないかの判断を行う
⑤投資する

 

投資対象をどうやって選定するのか?という視点については、そもそもスクリーニングをするのか、それともすでに気になる企業があるのか?

という状況になっているので、①に関しては③の企業分析の中に組み込んであげても良いのではないかと思うので、今回は②の業界分析という観点からおすすめ本を紹介していきます。

 

まず、どうして業界分析を行わなければならないか?それの疑問を解消していきましょう。 

 

この画像をみてみてください。

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企業分析を行う際の基本的分析方法にはSWOT分析というものがあります。

上記の画像はDisneyの企業分析の結果なのですが、その分析項目の中に、『業界としての成長性・衰退可能性』というものがあります。

 

結局、ある業界の中で非常に強い立ち位置を獲得していたとしても、その行か全体が萎んでいってしまってはその企業自身も所属業界を変化させざるを得なくなります。

 

そのため、企業分析をする際に、その企業がどこの業界に属しているのか?

を把握することは非常に重要です。

 

加えて、業界ごとの特徴という点でも所属業界は非常に重要です。

例えば機械メーカー業界を考えていきましょう。

機械メーカー業界の特徴としては、売上高は基本的に経済と大きく連動するため、その企業の価値の部分は、新規の機械の売り上げではなく、機械のメンテナンスやオペレーションのマネジメントの部分で図ることが往々にしてあります。

 

そのような『業界としての基本的な情報や特性、業界構造』は企業分析をする際に非常に重要な視点になりますので、まずは業界としての知識をつけることが非常に重要になるのです。

 

では、業界としての知識はどの本で学んでいけば良いのでしょうか?

 

まずはこの本がおすすめです



『図解入門業界研究シリーズ』入門編としては非常に優秀です。リンク先は例として自動車業界の本を挙げていますが、何の業界でも最初に基本情報を抑えるならこの本はかなりわかりやすいです。

 

業界構造やサプライチェーンなどを図解で解説しているので、まずとっかかりを作るという意味では非常に有効でしょう。

 

では、もう少し掘り下げていきましょう。

業界情報とは言っても結局はここの企業の集合体なわけですから、個々の企業事例が載っていた方がわかりやすいという点から着目してみました。

 

全業種を1冊でまとめていますので、全体的な知識を身に付けたいと思っている方はこの本も非常におすすめです


この本はみずほ証券の株式調査部が執筆しているということもあり、非常に分析の視点が細かく、株式投資において有効な情報が載っています。

 

2017年執筆の本ではありますが、まだそこまで執筆から時間が経っているわけではないので、かなりの企業のタイムリーな情報を把握することができます。


ただ、業界研究というのは、当然ではありますが業界それぞれ、1つ1つの業界についての知識を得ていかなければいけません。

そのため『この本で全てわかる!』といった網羅的な本は存在しません。 

できるだけ、企業を調べるタイミングでその企業の属する業界について書かれた本を逐一読んでみる!というのがおすすめの読書法です。 

 

その観点では、おすすめの本!というと業界ごとに本を紹介しなければいけませんので、その都度本屋にいって探して読んでみる!という作業になってきます。

 

まずは全体概要を上記のおすすめ本で学習し、その後、『図解入門シリーズ』などでそれぞれの業界について勉強していく

という手段がおすすめです。 

では、個別企業分析のおすすめ本の紹介をしていきます。

 

個別企業分析はまずは基本的な条件を知ろう!

 

ではここからは個別企業分析で重要なプロセスとそのプロセスで有効な知識を得られる方法をお伝えしていきます。

  

基本的な個別企業分析のプロセスは

①利益構造の把握
②財務状況から課題・長所を確認
③SWOT分析などで企業の強み・弱みを文章化

かなりざっくりですが、上記のような点を意識して分析をかけていきます。

   

最終目標としては、財務分析・SWOT分析・ビジネスモデル分析・5フォース分析などを通して

企業の利益構造・業界や他社、重要ファクターとの関わり方・強みと弱み、成長ストーリーとリスクシナリオを把握するというものです。


その過程で、上記の①②③を調べいくというものです。ではそれぞれに対して有効な知識を得られる本をご紹介していきます。 

 

まずは、企業分析の基本的な知識を得られる本を一通りご紹介していきます。 

その後に、財務・ビジネスモデルなどに特化して学べる本を紹介していきます


まずはバフェットの銘柄選択術です。この本は非常にお勧めできます。

長期投資の基本的な銘柄選択をどのような条件で行えば良いのかを具体的に記述してあります。

 

例えば、『長期的に競争力を有している』という条件の銘柄に投資したい!という思いがあるとします(この条件は長期投資に重要な視点です)

しかし、実際に『長期的な競争力』とはどんな風にして判断すれば良いのでしょうか? 

この答えを実例とともに紹介しているのです。

実際の例を出して解説しているという点で非常に優れていますし、加えて、『長期投資で重要視している条件』についても知ることができます。

長期投資ん銘柄選択術という観点で非常に有効です

超お勧め。


バフェットの銘柄選択術で基本的な『良い銘柄』の条件を把握した後は、実際に分析をする際の手法を学んでいきましょう!

おすすめはこの『外資系アナリストが本当に使っているファンダメンタル分析の手法と実例』

内容的には、理論株価の算出法(DCF)まで紹介しているのでやや難しい内容にはなりますが、全体的な分析の手法を実例とともに解説しているので、1度は読んでみて欲しい内容です。

ただ、確かに初学者に対してお勧めできるかどうか?という観点だとすこし難しいと思いますので、もし難しければ、以下の2冊から読んでみましょう。

 

この2冊はEPSやROEというような基本的な分析の際の用語の解説から、実際の企業の例までをかなり簡単に紹介しているので、初学者にとっては下の2つから徐々に勉強していくという方法もお勧めです

 

企業分析となるとすこし難しい内容も入ってくるので、最初はわかりやすい本から読んでいってどんどんと自分の理解範囲を広げていくという方法がおすすめです

  

なお、DCF法などの理解や会計についての知識についてもう少し勉強してみたい!という方にはこの本がわかりやすい文体で丁寧に説明していたので読んでみても良いですね!

 

ここまでで、ざっくりとした企業分析の基本的な手法を学んだ後は、個別事例についての知識をためていきましょう!

 

個別企業分析に使える利益構造をビジネスモデルから

企業の利益構造は意外に種類が多くはありません。基本的なビジネスモデルをいくつか組み合わせたり、少し変形させたりしていることがほとんどなので、

基本的な利益構造の知識を知っておけば、ある会社を分析する際に『あれ?これってあのモデルの変形?』という風に気づくことができます。 

 

そのモデルの基本的知識にはそのモデルの強み・弱みが当然含まれているので、モデルの特定ができればその企業の分析にも大いに役立ちます。

そのため、企業分析の精度・効率を上げるために基本的なビジネスモデル(利益構造)の知識をつけておきましょう。

おすすめのビジネスモデルの基本的知識が学べる本はまずこれを読んでみましょう!


ビジネスモデルについて説明している本は多いですが、その中でもこの本は非常に秀逸です。

実際の利益構造・実例・注意点を詳しくまとめており、その基本形を55個も紹介しています。

 

例えば、『アドオン』というビジネスモデルがあります。

これは『最低金額を引き下げることで需要を取り込み、その後のオプションサービスで収益を上げる』というモデルなのですが、この実例がわかりますでしょうか?

正解はLCCです。航空サービスの利用者の気持ちの『サービスはいらないから最低金額を下げて欲しい!』を活用し、低価格での利用価格を実現しますが、座席指定や荷物で利益を増やすという戦略ですね

 

上記のように具体例とともに非常に多くのモデルを紹介しているので、まずはこの1冊を読んでみてはいかがでしょうか?

 

もし、この1冊を読んでみて、『もっと学びたい!』と思った方はこの本に挑戦してみましょう!

こちらの本は、ビジネスモデルを羅列しているのではなく、1つ1つの実例の深堀りと、どのようにしてビジネスモデル(利益構造)を改善していけば、もしくは構築していけば良いのか?

という視点で書かれている本です。ビジネスモデル自体の知識取得に直結はしませんが、理解度の向上などにとっては有効な書籍ですので、こちらもお勧めしておきます。

ではここからは企業分析をする際に避けては通れない『財務分析』において有効な本を紹介していきます

 

企業分析〜財務編〜難しいけど1回理解すれば良い!

では財務分析に役に立つ本の紹介をしていきます。

この分野はかなり初心者がアレルギーを感じている部分でもありますが、それでも企業分析にとって欠かすことのできない分野でもあります。

 

財務分析で大事なことはまず、『訳がわからない』という最初の状況を脱出することが重要です。

そのため、この分野でのおすすめ本は絵が多かったりするなどの『とっつきやすさ』というよりは、

0からしっかりと用語の解説も含めた『論理的解説があるかどうか』という本がおすすめです

では、この視点で、財務について知識がない状態から勉強してみたい方におすすめな本はこちらです!

財務分析というと、いわゆる『簿記』の内容をイメージする方が多いですが、

財務分析で重要なのは『BS』『PL』『CF』という3つの財務諸表を合わせて理解するということです。

しかし、この3つの表。簡単に言ってしまえば

BS:現在の資産状況はどうなの?
PL:直近1年の売上などの業績はどうなの?
CF:実際のお金はどれくらい企業から出たり入ったりした?

ということなのですが、この3つは合わせて理解すべき内容なのです。

イメージ的には

 

①投資したいけど、実際今借金めっちゃ多かったりしないよね?→BSを確認

②現在の状況は分かったけど、最近の実績はどうだったんだろ?リーマンショックの時とかはどうだったんだろ?→PL

③黒字倒産とか怖いし、実際のお金の動きはどうだったんだろ?設備投資とかも気になる。。→CF

 

という感じです。

ただ、初心者にあるあるなのが『解説してくれたらわかるけど、財務って感じで完成品見せられてもわからない!』

というもの。

その問題はよく聞くのですが、

この本はこの3つの表を白紙の状態から1つずつ数字を記入していく過程を解説しているんです。

 

財務諸表を作る過程を見せてくれるので、きちんと1冊よむとかなり理解が進む本です。まずこの本から勉強してみましょう!

もし、もっと図形や解説が欲しい!という方はこの本とセットで読むとさらに理解が進むこの2冊も併せて読んでみましょう!


この2冊は先ほどの1冊と併せて読んでみると良い本ですので是非読んでみましょう!

 

ではもう少し財務を深堀してみましょう!

 

企業分析〜財務編〜いろんな事例を覚えましょう!

財務についての基本的な知識を身につけた後は実際の財務を見にいくと言う練習をしてみましょう!

と言うのも、実際に企業の財務を見る場合は業界ごと、企業ごとにかなり特徴が違っているため、基本的な知識だけを身につけて財務を見に行っても理解ができない場合が多くあるのです。

 

そのためまずは、解説がついている財務分析をしてみることがおすすめです。

その点でお勧めできる本は3冊あります。

それがこれら!





これら3冊の本は、財務を実際に見ながらそれぞれの課題点・注目点について解説をしている本です

なぜ、その点が課題・注目点なのか?業種ごとの財務の特徴なども併せて確認できますので、かなり財務を読む助けになるはずです。

 

財務の基本知識を身につけた後は、これらの本で実際の例を見つつ、経験を積んでいきましょう!

ですが、もっと財務について、勉強したい方もいらっしゃると思います。そのため、次は『財務から企業を理解する』という点でのおすすめ本を紹介していこうと思います。

 

財務を理解する!〜企業分析と言う意味での財務〜


ここまでの財務分析のおすすめ本は、あくまで『財務を正しく理解する』ための本です。

しかし、株式投資の世界での財務分析の目的は、財務を正しく理解することではありません。

言ってしまえば、正しく理解することは前提で、その上で財務から何を読み取るか?

と言う点です。

具体例を上げましょう。

コカコーラの2021年2月に発表された決算を例に挙げてみます。その時の決算は売上が減少していたものの、利益は上昇していました。

その要因は販売管理費用の下落。いわゆるコストカットに成功したからです。

 

財務から読み取れる情報はここまでです。ですが、株式投資の世界においてこのような情報は入り口に過ぎません。

その情報を基に、仮説を立て、検証し、今後の成長戦略のストーリーを自分で汲み上げる必要があるのです。

今回の例で言うならば、

①そもそもなんで売上落ちたの?過去売上が落ちた時ってその原因は?
②売上下落理由はわかったけど、なんでコストカット成功したの?
③コストカット成功はいいけど、それって今後どんな影響があるの?


というように考えを巡らせていかなければいけません。そのような財務情報の深堀をする際に必要となってくる基本的知識を学べる本を紹介していきます。 



またバフェットの本になってしまっていますが、やはりこの系列の本の情報は優秀です。

財務のそれぞれの名前・表していることは当然解説がありますが、それぞれの項目が増えること、減ることの意味・今後の影響力と言った内容を解説しています。 

 

例えば、最近はM&A(企業買収)が株価を大きく動かす企業が注目されることが多いのですが、それらのM&Aを行っている会社を財務面から評価する際には、どうすればいいか?

 

販管費はどのような水準ならコストが低い『いい会社』なのか?

 

これらの情報、つまり『財務の分析』に資する情報が多く散りばめられています。

是非この本は読んでみてもらいたいです。

 

では、次は株価の判断材料についての本を見ていきましょう!

株価は高いのか安いのか?PERには使い方がある!?

さて、ここまでの段階で企業自体の分析についての知識をある程度つけることができれば、ここからは株価の割高・割安を把握するための指標であるPER・PBRなどの知識を得られる本のご紹介をしていきます。 

 

まずは、ファンダメンタル的な視点から考えている本をご紹介していきます。 

  

おすすめの本は2冊あります



この2冊はファンダメンタル的思考で株価の割安・割高を判断する。買いタイミングと売りタイミングを見極める!

と言う知識を得るには非常に有効な本です。

正直この2冊に関しては両方とも購入して損はないかと思います


例えば、割安・割高を図る指標にPERやPBRという指標があります。ただ、SNSでも良くみる意見ではありますが、

『そんなもの役に立たない』『割高のまま上がっていくじゃないか』

というものがあります。

 

もちろん、PERやPBRは万能ではありませんが、使い道・使うタイミングと言うものがあります。

この2冊の本からは、

・PERっていつ使うべき?
・どう言うタイミングになってら売却すればいいの?

このような疑問を解消するヒントが含まれています。

是非正しい投資指標の使い道を学んでみましょう!


テクニカルを学ぶ!〜FXは株とは違う〜

ここからはテクニカル分析の勉強に役立つ本をご紹介していきます。

最初にお伝えしておきたいのですが、株式投資に使うテクニカル分析はFXなどで使用されるテクニカル分析とは違うということです。

 

理由としては、FXは証拠金取引が主のため、ロスカットラインなどが存在するのに対し、株式は市場参加者の割合的に現物取引が多い

など、そもそもFXと株式投資は性質が異なるからです。

 

そのため、テクニカル分析を学びたいのであれば、FX用のテクニカル分析本ではなく、株式用のテクニカル分析を学べる本を読んだ方が効率がいいです。 

今回はそんな中で、簡単に読める本から本格的な本まで3冊を紹介していきたいと思います。 

 


まずはこれ

この2冊が初学者にとってはFを滋養におすすめです。

というのもこの2冊はほとんど専門用語を使わず、しかも本当に初心者にもわかるようにかなり初歩的な内容から解説がされています。

 

テクニカルって具体的になに?って人はまずこの2冊から本格的に勉強してみてはいかがでしょうか?

 

もう少し突っ込んだ内容、具体的な例を学びつつ、『いいチャートの形』を知りたいのであれば、少し難しいですがこの本もおすすめです 

この本はこれまで、実際にこの形になった後に株価が大きく上がった!と言う形の紹介も含めて様々な株式投資についての情報が書かれています。

ファンダメンタル的な内容もかなり含まれていますが、テクニカル分析の内容も本の前半からどんどん出てくるので、もう少し勉強してみたい!と言う方はこちらも読んでみてはいかがでしょうか?

 

また、テクニカル分析の中でも、かなり重要度の高い要素である『出来高』にフォーカスした本も紹介しておきます。



株式投資の世界では出来高というのは非常に重要です。


例えばある銘柄の株価が急落した際、その急落が一時的なものなのか、長期にわたる暴落の序章なのか?

その両極端な事象を判断する材料の1つに出来高と言う要素が大きく関係してきます。 

もし、テクニカルについて深く勉強したいのであればこちらも是非読んでみることをお勧めします。

かなり学びが深い本になることは保証します!


まとめ

この記事はおすすめ本を随時追加していきますので、是非今後もチョコチョコ読んでいってもらえると新たな発見があるかと思います!

 





 

















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