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トロっと甘いおどろきの焼き芋 ー「くまの農園」高野さんに聞く、種子島産安納芋の魅力

種子島の自家農園で栽培した安納芋を中心に、さまざまな種類の焼き芋を販売する「くまの農園」。安納芋のおいしさに衝撃を受けて販売に携わるようになったという高野さんに、老若男女に愛される焼き芋のこだわりをうかがいました。



高野美雪さん
イベント出店等の手伝いを経て「くまの農園」の運営に参画。
焼き芋やおこわの販売、居酒屋の営業、イベント運営等を行う。
2024年初旬よりgrow up commonsに出店。

濃厚でねっとり甘い安納芋に魅せられて

—高野さんが焼き芋の販売に関わるようになったきっかけはいつごろからですか?

高野さん:
もう10年以上前になりますが、(共同運営者の)熊野がうちの近所で焼き芋を販売していて、その店に娘がよく通っていたんですよ。

そこで私は生まれて初めて安納芋を食べました。それまでほくほくした焼き芋しか食べたことがなかったので、衝撃的でしたよ。蜜がたっぷりで、すごく甘くて、「こんなさつま芋があったんだ!」と思いましたね。

それからイベント出店などを手伝うようになりました。お芋につられたようなものですね(笑)。

—元々は熊野さんがお1人でやられていたんですね。

高野さん:
焼き芋以外にもいろいろな屋台を出したり、子供向けにイベントをやったりしていました。私は当時別の仕事をしていたのですが、手伝ううちに「この仕事の方が合っているかも」と思うようになったんです。

—今は熊野さんとお2人で、この都筑区川和町の店舗を拠点にしていらっしゃるんですよね。

高野さん:
2018年から川和町を拠点にしています。元々はイベントスペースとして借りたのですが、イベントは週末が多いので、平日も活用するために焼き鳥居酒屋を始めました。もちろん焼き芋も販売していますよ。

新型コロナの影響で一時期イベントや飲食店営業が難しくなったので、その頃から特に焼き芋の販売に力を入れるようになりました。

皮までおいしい焼き芋は種子島の自家農園で栽培

—「くまの農園」で販売している焼き芋について教えてください。

高野さん:
種子島にある熊野の実家の農園で栽培した安納芋をメインに、さまざまな種類のさつま芋を使っています。

今(取材当時)販売しているのは、ダントツの甘みが特長の「安納芋(紅)」、蜜が多くてトロっとした「安納芋(黄金)」、種子島では珍しい紫芋の「ふくむらさき」です。

—焼き芋の販売だけでなく、栽培からやってらっしゃるんですね!

高野さん:
うちのお芋は皮まで甘くておいしいんですよ。低農薬ですし、ひとつひとつ丁寧に洗っているので、ぜひ食べてみてほしいです。

皮には食物繊維や栄養が豊富ですし、皮ごと食べたほうが胸やけしにくいとも言われているんですよ。

—焼き芋以外のさつま芋スイーツにはどんなものがありますか?

高野さん:
安納芋を皮まで丸ごと使ったアイスクリームと、クリームにも安納芋ペーストを混ぜ込んだ焼き芋サンドを販売しています。

—種子島の畑には、高野さんや熊野さんも行かれるんですか?

高野さん:
作付けや収穫の時期には手伝いに行っています。5月ごろに苗を植えて、10〜11月に収穫し、1、2か月熟成させてから神奈川に持ってくるんです。

持ってきてからも熟成は進むので、小さいものからおいしいタイミングで焼いてご提供しています。大きいお芋を選ぶ方が多いですけど、実は時期によっては小さいものの方が甘いんですよ。

—熟成度合いによって味が違うんですね。

高野さん:
12月ごろだとまだ少しほくほくしています。それはそれでおいしいですけどね。

年明けからねっとり度合いが増してきて、2月くらいが甘みのピークです。それ以上置いてしまうと、今度はだんだん甘みが抜けてきてしまいます。

お芋を通して、地域の老若男女とつながりたい

—grow up commonsに出店してみようと思ったきっかけは何でしたか?

高野さん:
以前まで使っていた販売場所が使えなくなってしまって、他の販売場所を探していた際に声をかけていただきました。

せっかくキッチンがあるので、お芋のペーストを牛乳や生クリームと合わせたスムージーやポタージュなど、新しいことにも挑戦してみたいですね。

—たまプラーザという街の印象はいかがですか?

高野さん:
熊野が下見に行ったのですが、新しいものや美味しいスイーツを求めて買いにいらっしゃる方が多そうだという感想を聞いています。

以前に知人がたまプラーザ付近で焼き芋を販売して反応がよかったと聞いていたのもあり、出店を決めました。

—たまプラーザで「こういうことをやりたい」というプランはありますか?

高野さん:
私たちが拠点としている都筑区と、たまプラーザのある青葉区は、隣同士で近いエリアです。情報共有や協業など、いろいろ協力していけたらいいなと思っています。

—最後に、今後の「くまの農園」の事業展開について教えてください。

高野さん:
焼き芋って、老若男女みんな好きですよね。子供から大人まで、年齢や性別を問わずいろいろな方が買いに来てくださいます。

イベントやマルシェ、子供食堂など、地域の人達を巻き込んだ取り組みで、お芋を通して地域とつながりたいと考えています。


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grow up commonsアクセス
東急田園都市線「たまプラーザ駅」から徒歩5分!


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