映画「Rams」

1950年代からドイツの電化製品ブランド「BRAUN」のインハウスデザイナーとして活躍してきたディーターラムスに迫る映画。この映画は、「Helvetica」(2007)「Objectified」(2008)など、デザインをテーマにした美しいドキュメンタリーを手掛けてきたゲイリー・ハストウィット監督による最新作。vimeoでストリーミング配信を購入することができます。字幕も選択できるようになっています。

映画の詳しい内容については以下のAXISのページが分かりやすいです。

私からはディーターラムスの自邸から垣間見れた日本からの影響と、ディーターラムスの乗っていた車について書いてみます。

ディーターラムスとは

ディーター・ラムス(Dieter Rams, 1932年5月20日-)は、ドイツのヴィースバーデン出身のインダストリアルデザイナーで、家電製品メーカーであるブラウン社と密接に関わるとともに、インダストリアルデザインにおける「機能主義」派の人物。

出典:https://ja.wikipedia.org/wiki/ディーター・ラムス

Appleのインハウスデザイナーだったジョナサン・アイヴに多大な影響を与え、今でも当時デザインしたBRAUN製品が好きだという人も多いはずです。私も今でも70年代の1枚刃のシェーバーを使用しています。

日本からの影響

映画を見ていると、ディーターラムスの自邸が多く出てきます。インテリアを広く見回してみると、自身がデザインしたVitsoeのシェルビングシステム606やソファの他に、アルネヤコブセンのセブンチェアやスツールも。そして、インテリアを細かく見ていくと、日本の漆器や箒、竹の筒のようなものを見ることができます。さらに、目線を庭に移してみると、綺麗に剪定された盆栽の数々。ディーターラムスの庭は日本を訪れたときに見た庭園からインスピレーションを受けていると映画でも言っています。

下記からはディーターラムスが乗っていた意外な車とその選んだ理由について推測しています。宜しければ100円でご覧ください。よろしくお願いします!

ディーターラムスが乗っていた車

ここから先は

732字

¥ 500

宜しければサポートお願いします。考察に使う書籍の購入などに使い、活動の資金にします。