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エッセイそしてときどき不思議な話

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最近思ったこといろいろ、そして過去にあった事を思い出して書く
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記事一覧

【雑記】桜と梅が咲き始めた #追記あり

うっかりしていたが、どうやら桜が咲き始めたことに気付いた。せっかくなのでスマホを取り出して家の前の公園で何枚か撮影する。まだ咲き始めで花も多くないのに空に向けてシャッターを切ったから花が良く見えない。もっと寄りで撮った方が良かったか? まあしょうがない、下手でゴメンナサイだ。 そう言えば、梅は咲いてたっけ? もちろん咲いていた。梅の木だって目の前にあるっていうのに意識が向いていないと見えていなかったと気づく。ここら辺では、梅と桜の開花がほぼ同時である。 なんか近頃、季節感

【雑記】4月1日のクイーンフィッシュ

もうすぐ4月になるが、4月1日は父方の祖父の命日である。僕にはおじいちゃんがいない。父方、母方共に僕が生まれた時にはもう亡くなっていたからだ。父方の祖父が亡くなったのは太平洋戦争の終戦の年1945年(昭和20年)4月1日だ。 ある事件の犠牲者だった。それは、シンガポール駐在だった祖父が帰国の際に遭遇した事件だっだ。乗っていた貨客船「阿波丸」が受けるはずの無い魚雷攻撃により沈没したのだ。安全な航行を保障する日米間協定が結ばれていた船だった。人為的なミスによる国際法違反の行為だ

【雑記】『スイッチインタビュー「矢野顕子×MISIA」』を見た

テレビ(NHK)を見ていて不覚にもコーヒー吹いてしまったくだり 矢野:おうちは音楽家のおうちですか? MISIA:ほんと私以外はみんな医療系で。 矢野:医療系? MISIA:はい。父も母も医者をやっていて、兄が医者で姉が歯医者で私がMISIAっていう...…(笑)。 コーラスにMISIAが参加。 話は飛ぶが、青森生まれのクリエーターは一筋縄では行かない。太宰治に寺山修司、版画の棟方志功、消しゴム版画のナンシー関、そして矢野顕子。まだまだ他にもいそうだが、皆一癖も二

【雑記】デンジャー・ゾーン

記事をあげる頻度にムラがあって困っている。書けなくなるのではなく出せなくなるのだ。いつも通りの下手な文章がほぼ同じペースで溜まっていく。 厚かましくも記事を公開してしまえる精神状態にあれば良いのだが、逆の場合は下書きが増えるだけになってしまう。ひとえに気分の波にかかっているのだ。 現在は、ちょっと臆病になりすぎかもしれない。逆にハードルが下がりすぎて『投稿する』ボタンを安易に押したがる場合もあるのだが、実はそちらの方がより危険なゾーンにあるといえる。 しょうがないのでニ

【雑記】ゴジラ-1.0と震電

クライマックスに登場する戦闘機が震電だと聞いて、こりゃあ映画を見に行くしかないなと思った。 機種の選定が絶妙なのだ。ゼロ戦なんかだとありきたりだしもっと大きな機体だと口の中に飛び込めない。先尾翼機なので刺さるようなイメージもあり、機体前方内部に爆薬を積み込める構造もとれるのだ。上手いこと考えられている。 何よりも単純に好きな飛行機だしかっこいい。 久々に、もう一回見に行こうかなと思える映画だった。 ではでは。    

【雑記】集いしひとびと

最後の日、映画『未知との遭遇』の主人公のおっさん、ロイ(リチャード・ドレイファス)は、ついに”彼ら”の宇宙船に迎え入れられ彼方に飛び立った。 『未知との遭遇』は僕にとってとっておきの映画だ。不思議なことに時々、無性に観たくなるのだ。これまで何度観たことだろう。 つい先日にも観たばかりだ。今回観るきっかけになったのは、ある場面がなぜか頭から離れなくなったからだ。前々から気にはなっていたのだ。 ロイが突然、何かにとり憑かれたように車を飛ばして山道を登っていくシーンがある。街

【メモ】映画-新宿-1986

ちょっと前に映画の題名が書かれた古いメモ書きを見つけた。公開日なんかを調べてみると1986年のものらしかった。何となく思ったのだが、思い出せる当時の状況をメモしておきたくなった。なのでこれは、全く個人的なメモである。(※ホントにそれだけ) ☆ 当時の彼女の美佐子と見に行った。というか彼女になってほしくて誘っていたというのが正解かも知れない。というのも、次のメモに別の女の子と出かけた記述があるので、まだ美佐子とちゃんと付き合う前だったようだ。 ☆ 知り合いの女の子と先行

北東北成分多めの #愛読書で自己紹介

感動した本を三冊挙げるという企画に参加させていただきます。 読んだ年代順に三冊挙げることにします。 1.『星の塔』 高橋克彦 北東北に生まれ育ったこともあり、以前より柳田國男の著作(遠野物語など)は好きでした。その系譜を継ぐ(と勝手に思っている)岩手県盛岡市在住の作家、高橋克彦の短編集です。東北地方を舞台としたいわゆる伝奇物です。こんな物語が書けたらいいなといつも頭の隅にある短編集です。 この本を見つけたのは、東京での大学生活を終えた後、横浜にある会社に勤めて何年か経っ

今さら言えたアレでもないけれど

クリスマスになると毎年同じことを書いている。 十二月二十五日が誕生日の彼女がいたことがあったのだ。 だからどうしたと言うわけでもない。 どうしても思い出すのだ。 バカだからちゃんと毎年忘れないのだ。そしてまた書いている。 少しばかりの恨み言を混ぜながらも感謝を伝える文章を書いている。 恨み言など今さら言えた義理でもないのにだ。 感謝なんて格好つけられるようになったのはごく最近のこと。 それでもやっぱり今年も書いておきます。   誕生日おめでとう。     ではで

パーカッショニストには手を出すな!(4)

かほキッスとホワイトソックス編   最近、とても気になるドラマーがいる。 「おとぼけビ〜バ〜」というバンドのとっても素敵なパワフルドラマー、「かほキッス」。 大好きです。 素晴らしいパフォーマンス。それに只々、惚れてしまうのでした。 このシリーズ初めての本職ドラマーの登場です。今回は、何のひねりもありません。 ああ、気が付くと、またまたドラマーが気になってしょうがなくて紹介記事を書いている。 パーカッショニストとは、簡単に縁は切れないらしい。。   シリー

【雑記】珈琲と神保町とあの娘

 珈琲といえばなぜか神保町を思い出す。昔あったレトロな佇まいの「茶房 李白」を思い出すのだ。古い民家の緩い日差しが差し込む部屋の片隅にいるかのような落ち着く喫茶店だった。そこで静かに珈琲を啜っているのが心地良かった。  通っていた大学からすぐのところにあった。神保町界隈は今でも偶に東京に出掛けた時などはつい足が向いてしまう。本が好きなこともあるし(神保町と言えばやっぱり古本屋街である)長年通学した懐かしい場所でもある。  随分昔になるが社会人になりたての頃に、やっぱり懐かし

【雑記】飛行機雲を眺めていた

八月いっぱいで会社を辞めた。リタイヤするには年齢的にも中途半端で、いろんな面であと何年か稼いでおいたほうが良いのだが。なんかもういろいろ面倒になってしまった。 天気が良かったので好きな自転車乗りに出かけた。思えばここしばらく外に出る気にもならなかった。 家を出て坂を下るともうそこは太平洋だ。ちょっと前の猛暑を思えばずいぶんと涼しくはなったがまだまだ暑い。東日本大震災の後に作られた防潮堤の上を走る。 水平線の彼方に北海道行きのフェリーが白く光っていた。 飛行機雲を見ると

【雑記】暑い中ドクターヘリがやってきた

暑い日が続いている。エアコンなしの我が家では窓を開けるだけ開けることになるけれど、当然のことながら外の音も良く聞こえる。 何やらパトカーのサイレンが近くで聞こえていたのでちょっと気になっていたのだが、続けてやけに低空でヘリが飛んでいる様子が伺えたので外に出てみた。家のすぐ前の公園にドクターヘリが着陸したところだった。ご近所さんも何事かと何人かぱらぱらとやってくる。 もともとこの辺りは陸・海・空自衛隊基地が揃って近くにあるので飛行機やヘリが飛び回っているのは平常運転なわけで

【雑記】夏の十和田湖と「翼はいつまでも」

日曜日の午後、あまりにも良い天気だったのでちょっと出かけてみたくなった。少し前に車のタイヤを新調して丁度慣らしも終わった頃合いだった。ちょっと新しいタイヤでペースを上げて走ってみたかったのもある。 そうと決まれば適度な山坂のある十和田湖辺りがすぐに思い浮かんだ。でも、ぐずぐずしているうちに時計は、もう午後の16:40を指していた。それでも夏至も近いこの頃とあって太陽の位置は、まだまだ高いように見えた。ええい、行ってしまえ。 まずは、ルートを考える。前回、十和田湖周辺に行っ