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小説を書きます / BABYMETAL(YMY)、RINGO MUSIC-王林-J、島崎遥香(ぱるる) 、 F1中継&ビールが好き / 音楽好き / ツンデレに振り回される人生 / 青森県在住

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北東北成分多めの #愛読書で自己紹介

感動した本を三冊挙げるという企画に参加させていただきます。 読んだ年代順に三冊挙げることにします。 1.『星の塔』 高橋克彦 北東北に生まれ育ったこともあり、以前より柳田國男の著作(遠野物語など)は好きでした。その系譜を継ぐ(と勝手に思っている)岩手県盛岡市在住の作家、高橋克彦の短編集です。東北地方を舞台としたいわゆる伝奇物です。こんな物語が書けたらいいなといつも頭の隅にある短編集です。 この本を見つけたのは、東京での大学生活を終えた後、横浜にある会社に勤めて何年か経っ

    • 【ピリカ文庫】『眠れない四月の夜に』

      イントロ 真夜中の電話は、リオンからだった。 「前によく行ったあの映画館で例の映画がかかるみたいよ。見に行かない?」 年に数回、忘れたころにかかってくる電話。リオンと僕を繋いでいるものは、今はもうそれだけになった。 「悪いけど先約があってさ。ごめん」 いつも週末は散々暇を持て余しているくせに、予定が被る偶然を嘆く現実も時にはやってくるのだ。 次に彼女が僕に電話する気になるとしたら、たぶん半年は先になるだろう。 - K(ケイ) - BGM:中央線(矢野顕子、小田

      • 【三行詩】『井の頭公園』

        花吹雪舞う夜更けに池のほとりを君と彷徨う 纏いつく花びらと獅子座の君 振りはらう花びらとフラッシュバック こちらからお題をいただきました。

        • 【雑記】桜と梅が咲き始めた #追記あり

          うっかりしていたが、どうやら桜が咲き始めたことに気付いた。せっかくなのでスマホを取り出して家の前の公園で何枚か撮影する。まだ咲き始めで花も多くないのに空に向けてシャッターを切ったから花が良く見えない。もっと寄りで撮った方が良かったか? まあしょうがない、下手でゴメンナサイだ。 そう言えば、梅は咲いてたっけ? もちろん咲いていた。梅の木だって目の前にあるっていうのに意識が向いていないと見えていなかったと気づく。ここら辺では、梅と桜の開花がほぼ同時である。 なんか近頃、季節感

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          【20文字小説】『はじめての就職』

          元カノから届いたネクタイが御守りだった。

          【20文字小説】『はじめての就職』

          【掌編】『ある日の神保町で』 “改訂版”

          始まりは大学二年の春だった。講義の合間にホールで悪友に捕まったのがきっかけだ。 「美佐子の相手しててくれないか  これから授業があるの忘れてた  頼むよ」 シスコンの清原から彼の妹の”接待”を頼まれたのだった。 美佐ちゃんは、大学同期の清原の妹で春から都内の短大に通っている。 何度か会ったことがあった。ちょっと生意気で苦手かもと思っていた。 まあ、この際しょうがない。 神保町の駅で美佐ちゃんと落ち合い、裏通りの喫茶店に行く。 この辺は、街の裏手にあって後楽園遊園地や野

          【掌編】『ある日の神保町で』 “改訂版”

          いろいろ気が重い #呑みながら書きました

          今日はこいつをハイボールでやってまう。もう私語杯はやってます。 さっきまでのっみながらサッカーの試合をテレビで見ていた。イングランドのチーム同士の女子サッカーの試合を見ていた。マンチェスターにあるチーム同士の試合なのでマンチェスターだ^ビーと言われる盛り上がる試合だった。 何で外国のチームをいていたか。一方のチームに推しのサッカー選手が出ていたからだ。今劇推しの長谷川唯ちゃんは、マンチェスターシティーというチームにいてしかも主力メンバーである。対戦相手はマンチェスター宇内

          いろいろ気が重い #呑みながら書きました

          【雑記】『スイッチインタビュー「矢野顕子×MISIA」』を見た

          テレビ(NHK)を見ていて不覚にもコーヒー吹いてしまったくだり 矢野:おうちは音楽家のおうちですか? MISIA:ほんと私以外はみんな医療系で。 矢野:医療系? MISIA:はい。父も母も医者をやっていて、兄が医者で姉が歯医者で私がMISIAっていう...…(笑)。 コーラスにMISIAが参加。 話は飛ぶが、青森生まれのクリエーターは一筋縄では行かない。太宰治に寺山修司、版画の棟方志功、消しゴム版画のナンシー関、そして矢野顕子。まだまだ他にもいそうだが、皆一癖も二

          【雑記】『スイッチインタビュー「矢野顕子×MISIA」』を見た

          【雑記】デンジャー・ゾーン

          記事をあげる頻度にムラがあって困っている。書けなくなるのではなく出せなくなるのだ。いつも通りの下手な文章がほぼ同じペースで溜まっていく。 厚かましくも記事を公開してしまえる精神状態にあれば良いのだが、逆の場合は下書きが増えるだけになってしまう。ひとえに気分の波にかかっているのだ。 現在は、ちょっと臆病になりすぎかもしれない。逆にハードルが下がりすぎて『投稿する』ボタンを安易に押したがる場合もあるのだが、実はそちらの方がより危険なゾーンにあるといえる。 しょうがないのでニ

          【雑記】デンジャー・ゾーン

          【詩】『はるのくうき』

          梅の花と桜の花が同時に咲くこの場所に たった一度だけ君は来てくれたよね こんな感じ初めて、とつぶやいて 空気感と見えているものすべてが 不思議な感覚なんだ、ってずっとはしゃいでいた そんな君を思い出したのは 梅の便りが風にのって漂ってきたから 『あいつのことは、もういいのかい?』 忘れたころに咲きほこる 梅と桜を待ちわびる まだ雪に覆われたこの場所で 君と一緒にこの空気を感じる未来なんて やって来るはずがないさ、って ずっと思っていたんだ こちらからお題をいただ

          【詩】『はるのくうき』

          【雑記】ゴジラ-1.0と震電

          クライマックスに登場する戦闘機が震電だと聞いて、こりゃあ映画を見に行くしかないなと思った。 機種の選定が絶妙なのだ。ゼロ戦なんかだとありきたりだしもっと大きな機体だと口の中に飛び込めない。先尾翼機なので刺さるようなイメージもあり、機体前方内部に爆薬を積み込める構造もとれるのだ。上手いこと考えられている。 何よりも単純に好きな飛行機だしかっこいい。 久々に、もう一回見に行こうかなと思える映画だった。 ではでは。    

          【雑記】ゴジラ-1.0と震電

          【メモ】映画-新宿-1986

          ちょっと前に映画の題名が書かれた古いメモ書きを見つけた。公開日なんかを調べてみると1986年のものらしかった。何となく思ったのだが、思い出せる当時の状況をメモしておきたくなった。なのでこれは、全く個人的なメモである。(※ホントにそれだけ) ☆ 当時の彼女の美佐子と見に行った。というか彼女になってほしくて誘っていたというのが正解かも知れない。というのも、次のメモに別の女の子と出かけた記述があるので、まだ美佐子とちゃんと付き合う前だったようだ。 ☆ 知り合いの女の子と先行

          【メモ】映画-新宿-1986

          【ショートショート】『サンセットストリップ・デジタルバレンタイン』

          タバコとそうじゃないやつの入り混じった煙りがもうもうと立ち込めるライブハウス・ロキシーから這い出た僕はやっと一息ついたところだった。チャイニーズシアター前のホリデーインまで酔い覚ましに歩いて帰るつもりでいた。ちょうどいい距離に思えたのだ。 すぐお隣のバー・レインボーは、腕に覚えがあるここら辺のミュージシャンが集まる知る人ぞ知る店だ。敷居の高さもかなりの店だが、そこのドアから日本人らしき女の子がひとり出てくるのが見えた。少し覚束ない足取りだ。 今夜は何かいつもと違うことをし

          【ショートショート】『サンセットストリップ・デジタルバレンタイン』

          【ショートショート】『ツノがある東館』

          ”がある”、”ガアル”、”ガール”。 ”がある”が頭の中を占拠していた。 電車の中でも、降りてからも、勤務先のビルの中でもそうだった。 仕方ないから隣の席の同僚女性に聞いてみた。 「『なんとか”がある”』って知ってるよね」 「ええ、『チアがある』とかでしょう? 『山がある』、『森がある』...…『雌がある』なんのてのもありましたね」 「じゃあさ、『ツノがある』って何?」 「初耳です。東館さんなら知ってるかも」 「どうして東館さん?」 「いえ、別に。物知りだ

          【ショートショート】『ツノがある東館』

          【掌編】『変な朝』

          なんでこうなってるのかわからなかった。 変な朝だった。 目覚めの直後、ハッとしたのは薄ぼんやりした意識で見上げた天井が、いつもと違っていたからだ。それが自分の部屋ではなくリビングルームの照明なのだと理解するまでに少しばかりの時間が必要だった。 そして左腕は誰かの体の上にある。さすがにすぐに彼だと気づいた。 同じクッションに乗っている頭を少し持ち上げて顔を見る。 自分のマンションで今、恋人と一緒に毛布に包まっている状況をやっと理解できた。 左手で自分のこめかみを掴むよ

          【掌編】『変な朝』

          【詩】『Your Song』

          (僕の歌は君の歌) 鍵を探していた あれがないと先に進めない ホワイトマーカーで書いた頭文字が 掠れて残る小さな鍵 歌を書きたいんだ 君の歌をね 君を探して彷徨う街は 大学の校舎が点在する古い街 街自体がキャンバスのようなもの 一番古い校舎の階段下ベンチに君を見つけた ヘッドフォンをして目を瞑っているから 肩を掴んで揺すってみたら ブーツの先で蹴っとばされた   鍵を見なかったかい   探してるんだ 君は大きめのキャンバストートに手を突っ込み それを取り出すと僕に

          【詩】『Your Song』