筋トレを含むあらゆるフィットネスが、もっと日本人の日常に溶け込んでいくといいなぁってずっと思ってる。
身体を動かすことは何も特別なことじゃなくて、誰がやったって良いものなんだと言う認識がもっと広まってほしい。
何かしらのコンプレックスがあるからやってる、という感覚を持ってしまうと途端に「我慢して耐えて取り組むもの」になってまう。

↑ 広告に出てくる人たちくらい、誰もが自由に運動をやれればいいなぁと。

スマホ1台で誰もがクリエイターになれるし情報発信ができるのであれば、
ヨガマット1枚とか運動靴1足あれば誰もが運動できるという事実も見直されて欲しい。

筋トレに詳しい人がより筋トレに打ち込めるという矛盾ッッッ

世の中には自身のトレーニング記録をつけられる多機能なアプリがたくさんある。
カレンダーがあって、日毎に行ったトレーニングの種目とセット数・レップ数が細かに記録できるようになっていたりする。
種目数は3桁以上登録されており、どのようなトレーニングを日課にしていても対応できそうである。

ジム通いをしていた頃に試しに使ってみたけど、種目名と実際にどんなトレーニングであるかが頭の中で結びつかないことがままあった。
トレーニング種目がある程度頭に入っているレベルにいないと、そもそもそういうアプリを使いこなすには至らないのである。
結局、神のノートとボールペンでアナログに記録を付けるようになった。

上記は一例でしかないが、他にも「ある程度フィットネスの知識・経験が備わっていないと恩恵を十分に得られない」といったサービスの事例は確かにある。
なんというか、「服を買いに行く服がない」的な。
これから運動を頑張ろうとする人にとっては、そのようなアプリを使うハードルは高すぎるし、敬遠されてしまいがちになる。
「使ってもらえない」、というのはアプリを提供する側の都合だが、もうちょっと俯瞰した視点で言えば「フィットネスが広まっていかない」ということになる。

「そんなもんたくさん使って覚えろ」とか、「そこで自分で考えられない・踏ん張れないやつは結局続かない」みたいな気持ちもわかるところはあるが、フィットネスの門戸は「まだ右も左もわからない人たち」にも開かれているべきだと思う。

筋トレなんてカンタンなもんよ
筋トレすりゃいいんだからよ

これを見て欲しい。

自宅に居ながら、ヨガマット1枚さえあればフィットネスができる。
見様見真似でやってみれば良い(フォームもアドバイスをしてくれる)ので、自分でメニューを考えなくて良い。
わざわざジムに行かなくても良いので、自分が運動しているところを他人に見られたくないという人にも使える。
料金もある程度リーズナブルで、「ちょっと試してみよう」というきっかけも作りやすい。

今回の表題にある、フィットネスの「裾野」を広げた見事な例だと思う。

まずは見様見真似でやってみれば良い、
ほんのちょっとでもやってみれば良い、
ノリ良くなってきたら段々細かいことを考えていけば良い。

もっとフィットネスが日常に浸透していけば、運動にまつわる便利なサービスも生まれやすくなるだろう。
それはつまり、元々筋トレを頑張っている先達にとっても嬉しい循環になる。
フィットネスの「裾野」が広がることで、初心者だけでなく皆にとって良いことがあるのではないだろうか。

以下、宣伝

先月めでたくリリースしたWorkoutPal Liteは、機能は超単純なタイマーだけど、フィットネスのどの段階にいる人でも使える。
トレーニングの細かい知識は要らないし、会員登録だのめんどくさい手続きは一切無い。

逆に言えば「もっとこういう機能があればいいのに…」と自分自身で思わないでもないが、詰め込みすぎるとアプリを使うハードルそのものが上がってしまう。
アプリを入れる！タイマーセットする！はいスタート！
という使用上のテンポの良さ、面倒くささの排除を体現できていると自画自賛。

せっかくアプリを一本作ったので、もっと作りたいという気持ちがある。
多機能でなくても良いので、サッと使えてフィットネスの手助けになるようなやつ。

以下、宣伝②

ジムに通っていない私が普段使いしているフィットネスアプリ。

運動と食事の管理ができる。
食事管理については、例えばコンビニ飯なんかも検索できるので一々パッケージの成分表示を見なくて済む。
検索して選択するだけ。
それだけでカロリーとタンパク質糖質脂質を記録できる。
食事管理については有料機能だが、無料で試せる期間があり、気に入らなければ運動管理機能だけ無料で使い続けることもできる。

運動については、自分の運動習慣にまつわるアンケート(3問くらい)に答えるだけで自動でプランを組んでくれる。
一日一回スケジュールを確認して、トレーニングが設定されていればやる(動画付き自動再生なのでお手本通りにやるだけ)
あとはたまに栄養睡眠に関するガイダンス動画がある。これは見るだけ。

できるだけ余計な手続きをしないでフィットネスに取り組める配慮が随所に散りばめられている。

ちなみに運動管理の機能は完全無料。一切お金はかかりません。