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トレンドが変わっても変わらないもの

今日は、川崎F対町田をdazn観戦。結果は、0-1で川崎Fの敗戦となった。

前節敗戦を喫した町田と、ここのところ調子を上げている川崎Fと言うこともあり、個人的にはかなり注目していたゲームだった。

前半序盤は町田ペースで、先制されると町田の流れになるので、川崎Fはかなりの集中力で守備をしていた。前半中盤になり、川崎Fのボール回しにテンポが出てきた矢先に、右SBに入っていた瀬川の背後を突かれたボールからクロスを上げられ、あえなく失点してしまう。このあたり、町田はさすがだなと思うし、のってるなーとも思う。

やられたくなかった前半での失点に加えて、ジェジエウが負傷交代となり、このあたりから川崎Fは苦しくなってくる。

後半に入り、山内とゼヒカルドに替えて、遠野と瀬古を投入する。ボール回しにテンポが出てきたかなーと言う矢先にゴールを割られるが、オフサイドに救われる。

そして、66分に家長に替わって投入された小林悠が流れを変えるための働きをする。得意のラインブレイクで一気に抜け出し、たまらず町田GKの谷が足をかけて、1発レッドで退場。

これにより、川崎Fへ流れを呼び込むきっかけが来たように見えた。しかしながら、町田もすぐさま交代カードを切って、5バックに構えつつ、カウンター要員も投入し、簡単にはゴールを許さないし、防戦一方になる訳でもない戦い方をしてきた。

結局、同点ゴールは生まれず、川崎Fの敗戦となった。

これで、川崎Fは今シーズン4敗目となった。

昨シーズンの神戸優勝に象徴されるように、いまJリーグは明らかにトレンドが変わっている。2017年から2022年まで優勝を分け合った、川崎Fと横浜FMが得意としてきたポゼッションサッカーより、堅守から縦に速いサッカーがトレンドになりつつある。

でもって、そのトレンドにのっているのが、町田である。首位と言うのも頷ける。ただ、一方で川崎Fに全く可能性がないかと言えば、そんなことは無いと思う。

例えば、2013シーズンは、堅守ではなかったが、ヨシトやレナトを擁して、バンディエラであるケンゴの痺れるようなパスで、縦に速いサッカーを展開していた。

いつしかボールを落ち着かせて、じっくり攻めるサッカーが前面に押し出されるようになってきたが、チームとしては技術を大切にしているのであって、実際には引き出しの開け方なのではないかと思う。

例えば、今日町田に許した失点は、受け手と出し手の関係性で生まれていて、本来であれば川崎Fが得意としていた形である。(FC東京戦では、山内と山田で決めたゴール)

今シーズンは新戦力も多く、風間八宏的に言えば目が合っていない苦しい時期ではあるが、川崎Fらしいサッカーが1日も早く観られることを期待したい。

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