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シャビが監督退任する

先日のクロップ監督退任に続き、次はバルセロナを率いるシャビ監督がシーズン終了後に監督退任することを発表した。


ビジャレアルとの試合終了後のインタビューで発表。この試合を3-5で落としたこともあるが、バルサ副会長とも話して決めたと言っているので、もっと前から決めていたのだろう。

昨シーズンはリーグタイトルを獲得し、現在リーグでは3位につけている。戦績として申し分ないとは言わないが、解任されるほどの悪さはない。退任を決断する引き金になったのは、おそらく1月14日に行われたスーペルコパだろう。

このゲームは、レアル対バルサのクラシコであった。昨年10月に行われたクラシコを落としていたバルサは、タイトルがかかっていることもあり、このゲームを是が非でもとりたかったはずである。ところが、結果は1-4で惨敗。また、このゲームは結果以上に内容も良くなかったため、一部では退任論も浮上している。そして、その後国王杯も準々決勝で敗退している上に、リーグではこのビジャレアルとのゲームを負けたことで、首位のレアルマドリーとは勝点10の差がついてしまった。

タイトルや戦績はもちろんだが、ライバルのレアルが今シーズン思い切った世代交代をしながら強さを維持し、なおかつ次世代のスターが躍動する一方、バルサが世代交代も戦績もうまく行っていないように見えるところが、シャビが言うクレとしてこの状況を続けることはできない、と言う言葉に集約されるのだろう。

もし、彼がバルサを率いる監督でなければこの決断はしなかったのかもしれない。バルサを愛するが故に、この決断に至ったのだろうと思う。クラブのレジェンドだけに、複雑だなあ。

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