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サッカー小僧、乾貴士

清水エスパルスが、J1自動昇格圏のまま、来週最終節を迎える。

清水エスパルスは、今シーズン第7節を終えたところで、0勝5分2敗と勝ち星なしで、ゼリカルド前監督との契約を解除し、当時コーチであった秋葉監督が就任。秋葉監督はチームを建て直し、10/7の磐田戦を勝利し、J1自動昇格圏である2位に躍り出て、現在その位置をキープしている。

この秋葉監督就任後に、再び輝きを放ちチームを牽引しているのが、乾貴士である。

乾は、2022年6月に当時所属していたセレッソ大阪で規律を乱す行為があったため、契約解除になっている。その後、2022年7月に清水エスパルスへ移籍するが、11月にJ2降格する。

今シーズンになり、ゼリカルド前監督の元で乾は、スタメン出場なし、途中交代で3試合、38分ピッチに立ったのみだった。

それが、秋葉監督就任後、主戦場をトップ下に移して、スタメンメンバーに名を連ねるようになると、第11節の大宮戦で今季初ゴールをマーク、その後もゴールとアシストを積み重ね、今季ここまでで31試合出場、10ゴール/10アシストの大活躍である。

そんな乾が、第41節の大宮戦で見せたプレイと味方ゴールにガッツポーズする姿を見た時、ああこの人は本当にサッカー小僧なんだなーと思ったので、紹介しておきたい。


1.味方ゴールと同時に喜ぶ乾

36秒/1分22秒/2分4秒あたりで、味方がゴールすると同時にむちゃくちゃガッツポーズする乾が印象的である。ちなみに、この1点目、3点目は乾がボールを奪うところが起点になっていて、2点目は乾の右サイドへの展開が起点になっている。

2.足裏トラップからフェイントシュート

web記事でもフットサルのようと話題になっている足裏トラップ(2分27秒あたり)。このトラップも凄いけど、この後すぐにシュートに行かず、ひとつフェイントを挟んだことで、大宮DF2名とGKが少し混乱したところをニア決める。おそらく、乾がトラップした時点で、大宮DF/GKはファー側にシュートが来ると思っていたようにみえる。それを、ひとつフェイントを挟んでニア側に決めるところに技術の高さと調子の良さを感じるシーンだった。ゴール後の喜び方も、印象的だった。

サッカー小僧、乾貴士、ここにありである。

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